【ぎふ】9歳児がばあちゃんとゆくまさかのギフチョウとカタクリの鳩吹山
- GPS
- 03:19
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 263m
- 下り
- 268m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
きれい |
写真
感想
カタクリの名所がある、ということで可児川下流域自然公園にやってきたのがこの2日前。しかしその日はあいにくの雨で、いちめんのカタクリはほとんどすべて花を閉じていた。晴れなら催されるはずだったカタクリ祭の係の人たちがさみしそうにブースを片付けていた。
妻はひと足先に東京へ帰ったけれど、やっぱり満開のカタクリをちゃんと見たい。そう思って、晴れ間ののぞいたこの日、ばあちゃんと息子と3人で可児川下流域自然公園を再訪。でもそれならついでに山も登っちゃおう、ということでまずは鳩吹山に登ってみることにした。
駐車場からカタクリスポットのほうに向かい、途中で登山道へ。
ここもチャートの山なのでちょっとした岩登り(というより岩盤歩き?)がある。ただごく軽いもので、それを抜けるとのんびりした登山道。木々のあいだから木曽川の流れが見える。
ほどなくしてベンチのある休憩所に到着。少しだけ腰を下ろしてまた出発、そこからはかなり平坦な道になった。道端のスミレを見ながらのんびり登ると、大きめのあずまやがあった。休んでいたおばさまたちにかわいがってもらう息子さん。
あずまやから少し先、平坦な道のむこうが山頂だった。小さめの広場になっていて、見晴らしがいい。ベンチに座って、おやつタイム。ヒカゲツツジがきれいに咲いている横で、おじいさんがハーモニカを上手に吹いていた。
山頂、なかなかいい眺めがある。眼下には木曽川の流れと太田宿、その奥に飛騨川。川辺町のほうまで見える。
と、目の前に黄色い蝶が飛んでいる。アゲハのようだけれど、ふつうのアゲハよりもずっと黄色が濃い。アゲハは時期的にまだのはず、、、ということは、もしや幻のギフチョウ? はっきりわからないうちに飛んでいってしまった。
さあ、ここはサックリ登れてしまったので、下山してカタクリとニリンソウを見に行こう。あずまやに向かう道をまっすぐ進んでいると、さっきの黄色いチョウが飛んできて近くの地面にとまった。この柄、まさしくギフチョウ! ごく限られた生息地とごく限られた出現期間のこの幻のチョウを見られるなんて、ほんとに運がいい。
そのまままっすぐおりていくと、見晴らしのいい直線の下り坂に。ヤマツツジが満開、景色もよくて素晴らしい。岐阜の低山はチャートでできているところが多く、その場合高い木が生えず見晴らしがよい。ここもそのひとつだ。
さらに進むと、眼下の森に飛び込むような急めの下り坂。息子さんは小走りでおりてしまう。ばあちゃんとゆっくりおりていくと、登山口に到着。
が、しかし。ここはまったく見覚えがない。どうやら逆サイドにおりてきてしまったらしい。大きな寺があり、道に沿って満開の見事な桜が続いている。ここをしばらく歩いて鳩吹山を回り込むように進む。
織田信長の母君の出身地だという土田城址、そのふもとから川に沿って遊歩道が伸びている。この奥にあるのがニリンソウの群生地。ここも2日前に来ているけれど、雨なので花はあまり咲いていなかった。この日は白い花を咲かせているものが多く、見事。ニリンソウを眺めながらお昼ごはんにした。
駐車場へと戻り、今度はカタクリ群生地へ。2日前しぼんでいた花たちがいっせいに開いていてまさしく圧巻。山肌が薄ピンク色で埋め尽くされている光景は想像していたよりも感動的だった。
このあと武芸川の「カタクリの里」に寄ってさらにカタクリを見た。少し遠くにギフチョウも飛んでいて、岐阜の春には素敵なものがたくさんあるのだと実感した。
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