太神山奥駈け道
- GPS
- 07:46
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 744m
- 下り
- 932m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りはアルプス登山駅から石山駅行バス1時間毎にあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
地理院地図には登山路の点線があるが、ほんの踏み跡程度が切れ切れにあるくらいなので、GPSで行くべき方向を確認しないと中々難しい。 危険な場所はない。道探しをするつもりになれば楽しいコースである。 |
写真
感想
太神山奥駈け道があるというのを知ったのは昨年秋であった。どんな道なのか興味を感じたので、昨年11月に一人で歩いてみた。このコースは余り多くの人は通っていないようで、踏み跡も乏しい。屈曲が多く、本来のコースを外れることが何度もある厄介なコースであるが、道探しも又楽しいものである。
今回は仲間を誘って、春早い奥駈け道を歩いて来たのだが、馬酔木の花の多さに驚きと感激をしながらの縦走で、途中にある茶畑は壮観で見事という以外の言葉が見つからない。
奥駈け道というのは太神山と信楽の朝宮を結ぶ稜線で、朝宮側の交通手段が大津からでは中々難しいのであるが、幸いにも信楽コミュニテイーバスが朝早くに走っているのでそれを利用した。石山寺駅前を7:15出発のバスは朝宮バス停に8時頃に到着だ。集落内を畑に通ずる道を進むと10分ほどで猫の額ほど小さな茶畑が岩谷川右岸にある。その茶畑の左から茶畑沿いに登るとかなり古い掘割道があって急傾斜ながら登山道になっている。藪が少々煩いが、古い倒木や灌木はうまくかわせば問題はない。ただただ斜面を登っているとミツバツツジのピンクの花ビラが落ちているので上を見ると咲いているではないか。さらに小さな白い粒のようなものも落ちているので良く見ると姫榊の本当に小さな壺型の花弁であった。さらに似たような小さな花弁は、馬酔木の花も咲いていて、何もない景色も見えない稜線と思っていたら、春の花が意外とあることに驚いた。
稜線は植林と自然林が交互に混ざった周囲の何も見えない尾根で、不明瞭な踏み跡の為にピークの下りや屈曲点ではGPSを確認しきりであった。視界の効く場所は送電線鉄塔で2個所あって、そこだけが猪瀬山が良く見えた。
市境界(大津と甲賀)線分岐から直ぐと思っていた富川-牧林道が意外とアップダウンが多くやっとの思いで到着だ。ここから帰れたら楽なのだが、大津へ帰るすべがないのが難点だ。
ランチ後市境界を進むと林道に吸収されて進むと、コブシが咲いている。林道は彼方此方に分岐して、沢山あるのは何の目的なの道なのだろうかと思わざるを得ない。林道脇には市境界が同等の高さで続いている。大きく右に下る林道と左に進む林道の真ん中に踏み跡があって、そこが登山道のようだが心もとないものでミヤコザサのような小ぶりの笹の中に踏み跡とは思えないようなものがあった。植林内の暗い平坦な鬱陶しいコースは気分が滅入る感じさえする。複雑な湿地帯のような2重山稜をウロウロして小さな稜線を進む。何がなにやら判らないまま、やっと見える踏み跡を喘ぎながら登ると分岐で、左に下って進むと目の前の急斜面の上に何かが見える。足元の少し悪い斜面を登ると祠である。そこは太短海了鯵囘星の祠の裏である。これで奥駈け道を踏査したことになるが、林道を過ぎてからは植林地で見るべきものが何もないのが残念なコースであるものの、太神山に裏から登るというのもいいものだ。
無動寺に下ると、車返しの桜と呼ばれるらしい桜があるが、蕾は大きくなっていて開花まではも少しのようだ。そこからアルプス登山口までは長い下りが待っていた。それを慰めてくれたのは、天神川沿いのコバのミツバツツジと登山口バス停にあった雪柳であった。バス停付近に新名神高速の工事現場があって、その規模の途轍もない大きさに圧倒された。
”八”、”竹”
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