小原林道から赤兎山避難小屋泊まりで山スキー #29,30
- GPS
- 12:00
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 1,462m
- 下り
- 1,460m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 6:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
もう護摩堂界隈の雪もほとんどなくなったので今日から登山靴履いてシートラスタイルです。その一発目が避難小屋泊まり装備でスキー入れて23kgにもなり少々不安でしたが担いでみるとそれほど重く感じませんでした。重いエアバックザック背負い続けたお陰?
林道最初の核心はショートカットです。もう慣れたもので迷いはありませんが、これを逃すと林道で延々迂回することになります。
雪は出たり消えたりを繰り返しますが、なかなかスキーシール歩行に切り替える踏ん切りがつかず、登山靴のまま進みます。結局スキー履いてからの雪切れは一度だけ、慎重すぎました。
重い荷物ということもあり登山口に着いたのはスタートから5時間近く経ってからでした。途中でお昼休憩30分含みますが、小原林道はやはり長いです。登山口から赤兎山へは重い荷物背負ってで2時間。小原峠からの急登も以前はかなり急に感じましたが、クトーも必要なく登れたのは細かな技術が向上したのか、道具が良くなったのか。
赤兎山に着いたらシールを剥がして滑ります。ウロコ板なので小屋前の登りも大丈夫。しかし雪が少なく、もうスレスレでした。今年は山スキーシーズンは早く終わってしまいそうです。
小屋は雪に全埋没も想定していましたが、意外と半分出てました。入口の階段をスコップで整備して中に入ります。備え付けのノートを読むと先週末泊まった方がおられたようです。あの天気で?恐るべし。
小屋は大抵それなりにゴミがありますので備え付けの箒で3回掃除しました。去年はこの箒なかったのでマイ塵取りで掃除しましたが、管理されている方が置いてくれたのでしょうか。有り難いことです。
まだ時間も元気もあるので空身になって周辺で山スキーします。ウロコ板なので登っては滑りを繰り返せるので楽しく、明日の重荷スキーを忘れるかのように空身でザラメ雪を楽しみます。凸凹や縦溝は激しいですが。
夜はご飯を炊いて焼鳥ご飯にしますが、薄いアルミ鍋では上手くご飯を炊くのが難しく、今回も失敗。まあ食べるには問題ないですが。飲み物はノンアルのビールだけとストイック、実は最近ドイツの美味いノンアルを見つけてこれで満足しています。
夜は8時に寝て翌朝薄明るくなったと思ったら5:18でした。まあ朝早く出ても雪が硬いだけなので、寝過ごし大歓迎です。しかしながら7時小屋出発と遅いのにもかかわらず雪はやはり硬く、ウロコ板で登るのも超緩斜面になるようジグ切り倒し、滑りは雪が硬い上に凹凸地獄で、転倒しようものならただ滑落するのみ、重い荷物背負って慎重に滑るしかありません。
小原峠まで来れば一安心かと思いきや、その先も硬い凹凸斜面の連続で時にモナカで板がめり込みターン不能、でも転倒NGで耐えに耐え、登山口まで戻ってようやく一安心です。
林道の滑りは歩くはありませんが、雪切れがあればスキー脱着を繰り返し、スキーの速さはあまり出ませんでした。危険だった林道の箇所はショートカットしてパスできましたが、杉の葉スキー満喫でした。
雪のないショートカット斜面になったところで登山靴でシートラスタイルに変身します。林道を歩いてると今の小原集落のさらに奥にも集落跡があるのが目に入ります。昔は山の沢筋には水があり、開墾すればその水で農作物の恵みが得られ、当時多かった兄弟が分家して奥へ奥へと進んでいったのでしょう。しかしそれは極めて生産性の低い山間部、大雨で収穫前の農産物が流されれば飢え死にするしかありません。他に選択肢もなく、集落を捨てて街に出て働くしかなかったのでしょう。
そう考えると仕事がある、仕事が出来ると言うのはとても有り難い話です。労働の対価として給料が支払われ、そのお金で必要なものが買える。現代ではごく当たり前のことですが、その根源にある価値を忘れないようにしたいと思いました。
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