【多摩100山】城山→景信山→富士見台→八王子城山(北高尾ルート)
- GPS
- 05:12
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 990m
- 下り
- 1,185m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:59
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
多摩100山もいよいよ半分を超えた。
低山ハイカーなので正直制覇は渋いだろうなとは思っていた(そもそも稲村岩が通行止めの時点で...)けれども、行けるところまで行こうと思う。
今日の天気は晴れだったが、風が若干冷たいように感じた。
今回は、八王子城山に登ることにした。
初めての山ではないが、ヤマレコ登録開始から登っていないこと気づいた。
ただ、八王子城山だけだと味気ないなということで、思い切って景信山から登ることにした。
出発は大垂水峠バス停から。
以前、奥高尾に登ったときは高尾山口駅から大垂水峠に行ったが、だいぶ待たされた苦い思い出があるので、今回は始発の八王子駅から行くことにした。
バスには登山客でいっぱいだった。高尾山口に降りる人が圧倒的に多かったが、意外にも大垂水峠に降りる人も多かった。
あの狭いバス停で寿司詰めになるのは正直危ない気もするが...。
【城山】
城山への登山口は大垂水峠バス停から少し北に歩くと出現する。
いきなり急な坂から始まるが、そこまでキツくはない。隣で沢が流れていて涼しく感じる。
しばらく坂を登り続けると高尾山からのルートと合流する。そのためか人がたくさん見え始めた。
このまま高尾山組に混じって城山山頂に着く。
やはり山頂には人がたくさんいた。平日とは思えない混み具合だが、春休みシーズンだと思い出して納得する。
いつもは閉店している茶屋も今日は営業していたので、前から気になっていたなめこ汁(300円)を購入。意外とボリュームがあり腹に溜まる。ラムネやドリンクは250円と、陣馬山のドリンクよりも50円高い。
【景信山】
城山山頂から笹尾根に沿って景信山に向かう。
小仏峠を起点とした大きなアップダウンはあるが、そこまで体力を削られるほどではない。
しかし、山頂までは一気にやや急坂を登ることになるので山頂に着いた時点で息切れ寸前になった。
景信山山頂にも茶屋はあるが、ここは相変わらず営業していなかった。いま営業せずいつ営業するのだろうか。
ここの山頂も人は多く、老若男女さまざまである。さすがは高尾筋の山だなと思う。
【富士見台】
景信山からは笹尾根を外れ、東側にある八王子城山へ向かう。
しかし、山頂付近に「この先通行止め」と書かれた看板があった。
あれ?これ渡れないやつ?と焦っていたところ、向こうから人が歩いてきた。
どこから来たか尋ねたところ、スマホの地図アプリを見せてくれた。(ヤマレコではなかった)
見たところまさに僕の行くルートの逆方向だったので大丈夫だと知って安心した。
通行止めなのは小下沢林道の一部らしい。小下沢林道を通過するのだがまぁ大丈夫だろう。
スタートから下り坂が続いた。非常に細い危険箇所もあり、肝が冷えた。小下沢に続く道は名前のとおり沢が流れており、またザレ道っぽいので少し歩きづらい。
四十分ほど長い下り坂を抜け、広場に着いた。
昔はキャンプ場だったようだが、今はただ広いだけのスペースである。一応、ベンチは置いてあるので休憩場所として使える。
というか、この先の地獄を考えると休憩を推奨する。僕は知らずに休憩しなかった。
広場から狐塚峠に続く登山口に入る。
いきなり急坂である。
体力が十分にあればよかったが、景信山から休憩無しで登っていたため泣きを見た。
平坦な場所が一切無いので、なかなか一息入れづらい。
二十分急坂を登り続け、やっとピークの狐塚峠に着いた。残念ながら休憩スペースはなかったが、平坦な道だったのでここで一息ついた。
しかし、ここから板当山、高ドッケ、杉沢ノ頭と3つのピークがあり、急なアップダウン道となっている。さすがに足が痛み出す。
杉沢ノ頭から少し歩くと富士見台に着く。雲で覆われているのか富士山は見えなかった。
久しぶりのベンチだったのでここで食事休憩とした。
ここまで来たら八王子城はもうすぐだ。
【八王子城山】
富士見台からは基本的に下り坂だった。
少し歩くと「八王子城天守閣跡」と書かれた石碑や石塁もあり、八王子城の遺構が見え始める。
八王子城は滝山城でお馴染み、北条氏照が築城した名城である。滝山城が武田信玄軍に攻められた際、小仏口からの攻めに弱かったことの教訓として築城したとされている。
非常に堅牢な要害城で、豊臣秀吉軍も攻めるのに苦労したエピソードも残っている。
富士見台から三十分ほど下っていくと神社っぽい建物が見え、本丸を指す道標があった。予定ルートにはなかったが、本丸跡地へ寄り道することにした。
本丸跡は、小さな社と石碑が置かれた少し開けた場所だった。本丸にしては狭いかもしれない。
ガイダンスにも書いてあったが、城の最重要拠点ではあるが大きな建物ではなかったことが伺える。
本丸から少し降りると、さっきちらっと見えた神社に着いた。
数年前に来たときにはまだ無かったと記憶しているので、新しく建てられたものだろう。
鳥居をくぐり、坂をひたすら下っていく。
下り坂はそこまで急ではない。標準なハイキングコースといったところだが、平坦な道はあまりない。
途中、小宮曲輪や金子丸といった遺構も見える。
三十分ほどで八王子城山入り口に着いた。
大垂水峠以来の久々の麓だ。
近くには八王子城址の案内所があり、ここで休憩した。この時点で夕方だったが観光客が何人かいた。
このまま帰路を歩く予定だったが、御主殿跡へ寄ることにした。
御主殿とは、八王子城主である北条氏照が居住していた場所である。ここは立派な石垣があり、こちらのほうがよっぽど城跡といった感じだ。
近くに御主殿の滝も見える。
八王子城が豊臣秀吉軍に攻められ落城寸前となった中、城にいた女や子供、兵達が自刃し、身を投じたのがこの滝と言われている。
悲哀に満ちた御主殿を後にし、帰路に着く。
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