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記録ID: 5336138
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日高山脈

戸蔦別岳(戸蔦別川八ノ沢左岸尾根から)

2023年04月01日(土) ~ 2023年04月02日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
29.8km
登り
1,996m
下り
1,984m

コースタイム

1日目
山行
9:57
休憩
0:15
合計
10:12
4:48
87
戸蔦別川橋手前の砂防ダム
6:15
0:00
100
神威北東尾根末端
7:55
8:10
410
戸蔦別川八ノ沢出合
15:00
八ノ沢左岸尾根分岐(1790m)
2日目
山行
8:27
休憩
1:16
合計
9:43
3:15
117
八ノ沢左岸尾根分岐(1790m)
5:12
5:40
99
戸蔦別岳
7:19
7:57
93
八ノ沢左岸尾根分岐(1790m)
9:30
9:40
90
戸蔦別川八ノ沢出合
11:10
0:00
108
神威北東尾根末端
12:58
戸蔦別川橋手前の砂防ダム
天候 4/1 晴れ
4/2 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸蔦別川橋手前の工事中の砂防ダムまで車で入れたが、路面は部分的に残雪があった
コース状況/
危険箇所等
3月27日頃に降った大雪の影響で尾根上は深めのラッセル
工事中の砂防ダムから出発。
1
工事中の砂防ダムから出発。
戸蔦別川林道をひたすら進む。
先行者のシューのトレースには助けられた。
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戸蔦別川林道をひたすら進む。
先行者のシューのトレースには助けられた。
神威北東尾根の末端を通過。
先週の大雪以降、登っている人はいない?ようだ。
神威北東尾根の末端を通過。
先週の大雪以降、登っている人はいない?ようだ。
林道にはデブリが多数。
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林道にはデブリが多数。
八ノ沢を飛び石で渡渉して左岸尾根に取り付く。
八ノ沢を飛び石で渡渉して左岸尾根に取り付く。
最初の100mは雪の浅い急斜面。藪をつかんで直登していく。
最初の100mは雪の浅い急斜面。藪をつかんで直登していく。
尾根を進むと先ほどのトレースと合流。一級国道のような歩きやすさだ。
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尾根を進むと先ほどのトレースと合流。一級国道のような歩きやすさだ。
先行者に追いついてラッセルを交代。
シューで20cm以上沈み、4月とは思えない深さ。
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先行者に追いついてラッセルを交代。
シューで20cm以上沈み、4月とは思えない深さ。
主稜線までラッセルが続く。
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主稜線までラッセルが続く。
2月に歩いた時と景色も雪質もそこまで変わらないような気がする・・・
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2月に歩いた時と景色も雪質もそこまで変わらないような気がする・・・
主稜線に上がると、幌尻岳と戸蔦別岳がお出迎え。
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主稜線に上がると、幌尻岳と戸蔦別岳がお出迎え。
手前の神威岳、奥の札内岳〜十勝幌尻岳。
向こうはさぞかし賑わっているんだろうなぁ
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手前の神威岳、奥の札内岳〜十勝幌尻岳。
向こうはさぞかし賑わっているんだろうなぁ
登ってきた八ノ沢左岸尾根を振り返る。
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登ってきた八ノ沢左岸尾根を振り返る。
尾根分岐の斜面を整地して設営。
風は弱くてブロック積みも必要ないほどだった。
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尾根分岐の斜面を整地して設営。
風は弱くてブロック積みも必要ないほどだった。
いつまでも眺めていたい景色。
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いつまでも眺めていたい景色。
戸蔦別岳の向こうに夕日が沈んでいく
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戸蔦別岳の向こうに夕日が沈んでいく
1967峰とピパイロ岳
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1967峰とピパイロ岳
エサオマン、カムエクに続く稜線が赤く染まっていく
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エサオマン、カムエクに続く稜線が赤く染まっていく
おやすみなさい...
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おやすみなさい...
2日目。
暗い内から戸蔦別岳に向けて稜線を歩き出す。
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2日目。
暗い内から戸蔦別岳に向けて稜線を歩き出す。
直下の登りもシューのままで問題なし。
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直下の登りもシューのままで問題なし。
ピーク手前でご来光を迎える。
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ピーク手前でご来光を迎える。
新冠川を挟んで南に続く山並み。
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新冠川を挟んで南に続く山並み。
戸蔦別岳到着!
朝日に照らされた幌尻岳の雄大な姿が美しい。
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戸蔦別岳到着!
朝日に照らされた幌尻岳の雄大な姿が美しい。
ここまで来れば目的は達成できたけど、折り返すのがもったいないくらいの好天だった・・・。
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ここまで来れば目的は達成できたけど、折り返すのがもったいないくらいの好天だった・・・。
朝日に染まる1967峰への稜線。
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朝日に染まる1967峰への稜線。
戸蔦別岳を下って振り返る。
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戸蔦別岳を下って振り返る。
テン場まで戻ってきた。
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テン場まで戻ってきた。
撤収完了。八ノ沢左岸尾根を下っていく。
2
撤収完了。八ノ沢左岸尾根を下っていく。
あっという間に戸蔦別川へ。
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あっという間に戸蔦別川へ。
帰りの林道は雪が緩んでツボ足では頻繁にズボり、行きよりも時間がかかった。
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帰りの林道は雪が緩んでツボ足では頻繁にズボり、行きよりも時間がかかった。
砂防ダムに帰着。
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砂防ダムに帰着。

感想

2月に北日高の神威岳から戸蔦別岳を目指したものの、悪天候で途中までしか行けず中途半端に終わってしまった。
(その時の記録)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5185097.html

雪も締まってきた(?)今時期、主稜線の未踏区間を繋げるべく、再び戸蔦別川へ向かった。


【1日目 4/1】
自家用車が整備中で使えないため、前夜にレンタカーを借りて戸蔦別川林道へ。最終人家を過ぎると、1週間前に降った雪がかなり残っていた。轍がついているものの、最低地上高の低い軽では厳しい。腹下をゴリゴリ擦ってスタックしそうになりながらも何とか工事中の砂防ダムの所まで入れた。

車内で一眠りして明るくなってから出発。まずは尾根取り付きまで10kmの林道歩きがある。砂防ダムから先の区間は除雪はされていないが先行者のスノーシューのトレースが残っていて、雪もそこそこ締まっているのでツボ足で歩けた。このトレースは神威北東尾根の末端を過ぎても続いていて、序盤の長い林道歩きで消耗を抑えられたのはありがたかった。

八ノ沢を渡渉して左岸尾根に取り付く。林道にあったトレースはこの尾根にも続いていた。快調に登っていると・1087のあたりで先行者に追いつき、お礼を言ってラッセルを交代する。標高を上げていくと、尾根上は締まった固い雪の上に先週降った新雪が30cmくらい乗っていて、残雪期とは思えない雪の深さだった。取り付きから7時間もかかって主稜線に到着。

この日は風も弱くて穏やかだったので、そのまま主稜線の1790mピークでテン泊することにした。設営と夕食を終えて外に出ると、ちょうど戸蔦別岳の向こうに夕日が沈んでいった。19時就寝。


【2日目 4/2】
2時起床で3時過ぎに出発。まずは軽装で戸蔦別岳をピストンしていく。・1803〜・1753といくつかのアップダウンをこなし、戸蔦別岳手前のコルに来たところで明るくなってきた。直下の登りはそこそこ急だが、雪はそこまでクラストしていなかったので頂上までシューで行けた。朝日に照らされた幌尻岳と七つ沼カール、北日高の山々の景色は感動的だった。ここまで来たら幌尻岳にも行っておきたかったが、車の返却時間を考えると余裕があまりない。快晴&無風で最高の条件だけに、もったいないことをしてしまった。

主稜線を戻ってテントを撤収。八ノ沢左岸尾根を下っていく。登りで7時間かかった尾根も下りは1時間半であっという間だった。気温が上がって林道の雪も緩んでいたが、何とかツボ足で車まで帰着。懸念だった戸蔦別川林道も2日間で雪解けが進んでいて、行きでスタックしそうになったところも難なく通過できた。


【まとめ】
季節外れの大雪の影響でラッセルが大変だったけど、その反面4月にしては真っ白な北日高の景色を楽しめた。好天に恵まれ、2月の縦走で行けなかった部分を繋ぐことができて良かった。積雪期の幌尻岳に行けなかったのが少し心残りだったので機会があればまた行きたい。

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コメント

大雪のおかげでラッセル大変でしたが、4月の日高、真っ白で素晴らしかったですね。私は神威岳から間近に見えたエサオマンまで歩くゆとりが無かったことが残念でしたが、、、来期はそこに焦点を当てて出掛けようかと思います。一泊二日でよく歩いたわね、ほんと、若さが羨ましい ───

プロフィール拝見、趣味の一つ、自転車ですって??あたしも ─── 若い頃の話ですが、佐多岬から走りましたです 、道内は登山口を繋ぎぐるぐる走り回ってそれはそれは楽しい時代でした ───今は記念に天井から吊るしていますが。道内の山を巡られているとのこと、目標達成まであとわずか?楽しんでください。ね。
2023/5/7 8:18
canamokuさん
コメントありがとうございます。戸蔦別川沿いの山はアプローチも良くて楽しい所ですよね。去年歩いた神威〜エサオマンは「落ちる人が後を絶たない」という山と谷の記載通りにクレバスだらけでしたが…。

私も学生の頃は自転車で宗谷岬〜佐多岬を1ヶ月かけて旅したりしてました。今でも片道縦走や林道のアプローチに自転車をよく活用していて、登山する上でも欠かせない道具になっています。
2023/5/7 20:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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幌尻岳東ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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