記録ID: 533829
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沢登り
丹沢
世附川水系 土沢一ノ沢下降〜三ノ沢
2014年10月20日(月) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 511m
- 下り
- 522m
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・10台程度駐車可 ・トイレ、登山届ポストなし |
コース状況/ 危険箇所等 |
■丹沢限定kamogの沢登り記録集 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html ■土沢 一ノ沢 『丹沢の谷110』にも掲載されてはいるが、滝らしい滝は上流部の一つのみで 昔、山岳会の祭りのついでに歩いたけれど平凡な沢。 今回久しぶりに下降に使ってみた。 遡行グレード:1級 <下降の場合> 仝道730号(山中湖平野と駿河小山方面を結ぶ、静岡県側は急こう配の道路) 三国峠に10台ほど停められる駐車スペースがある。 北への登山道は切通峠や菰釣山方面、南への登山道は三国山方面が交差している。 トイレや登山届ポストはない。 一ノ沢は駐車スペースから静岡県側に30mほど進み、左手にゲート入口がある 三国林道の右側から沢筋に下っていく。 相変わらず不法投棄のゴミやタイヤが散在している。 倒木や堰堤を左岸から巻くと標高1050m変形三俣となり、ここから水が現れ 始める。 △気蕕鳳當2つを左岸から巻いて下りると、この沢で唯一滝らしい滝2段7m (1.5+5m)が現れる。 急な崩れ気味の左岸のリッジから下ると、標高1010m二俣となる。 また堰堤を左岸から下り少し歩くと標高980m二俣。水量比は2:1。 すぐに広めの標高975m二俣で水量比は1:1。 右岸から合わさる沢の奥には見える限りで3段10mほどの連瀑があった。 二俣下流の右岸は砂ザレが広がっている。 I弦950m二俣。右岸からの支沢は涸れ気味。 すぐの堰堤も左岸から巻く。 ど弦930m二俣。右岸からの支沢は水量比2:3で1.5m小滝が架かっている。 少し下れば右岸から割と豊富な湧き水あり。 その先は標高915m二俣で右岸からの支沢は3m小滝あり。水量比1:2。 すぐに標高910m二俣。水量比2:1で右岸からの沢へ入ると4段連瀑が見えた。 次の堰堤は割と高く左岸の落ち口はえぐれているので、無理せず5m上に上がって から巻き下りた。 ド弦900m二俣状の水量比は5:1で、本流には2m小滝、左岸支沢には5m滝。 左岸斜面には土留め群が見える。 この辺の沢筋はナメ床になっている。 小振りなナメが出始め2段2×4m小滝は右岸の岩を容易にクライムダウン可。 右岸に湧き水あった。 少し下ると結構な量の面倒な倒木群があり苦労するので、右岸から巻く。 右岸に褶曲した地層の赤土ザレを見送り、標高830mで水量比1:2の支沢が 右岸から入る。 Ш鹸濛斜面が広い範囲で大伐採された地帯を左岸側から進むと、明瞭な森林作業 径路に出て、少しで明神峠から作られている林道に合わさる。 標高795m壱ノ沢橋のところ。 右に行けば明神峠で県道730号へ、左に行けば今日の目的である三ノ沢や馬印、 浅瀬方面だ。 現在下流方面の林道崩壊工事の車両もこの林道を使っているようで、林道自体は 一般車両も充分通行できるほどの良い道。 (もちろん明神峠入口にはゲートがあり一般車両は入れないが) 林道を左に進む。途中の二ノ沢に橋らしい橋はなく堰堤がすぐ上に架かっている。 そのまま通過ししばらくで三ノ沢橋へ着く。 壱ノ沢橋から二十数分。 ■土沢 三ノ沢 標高740〜890m区間はほぼずっとナメが続き、丹沢の中では癒し系の代表格に なり得る沢であろう。 堰堤も少な目で詰めもそれ程苦もなく三国峠へ続く三国林道に出られる。 遡行グレード:1級 〇哀梁橋右側からすぐ沢に下りられる。(標高725m) すぐ先の堰堤は右岸(左側)から巻く。 ⊂しで標高740m二俣で水量比5:1。右の支沢は2+4mの2段滝で出合う。 ここからほぼずっと沢床はナメとなり丹沢にしては美しい。 3段3×15m小釜ナメを越し、標高760mで水量比1:5の支沢が左から出合い 5段L(長さ)20mほどの小釜ナメとなる。 5段目の釜は少し深いので、この時期は左を巻いていく。 すぐ標高765mで右から8m滝で支沢が合わさる。水量比10:1。 L30mナメを楽しんで越し、逆くの字状2×5m小滝を越えていく。 A佇水のしょぼい支沢が左右から合わさる小さな三俣状の中央へ行き2m小滝を 越えると2段3m滝。釜が深いので右から巻く。 次の2×10mナメ滝帯は左からも巻けるが、トロの右側をへつって(卦蕁次 流芯を行くのが楽しい。 い垢阿防弦795m二俣。水量比は5:1。 左の本流へ行き1m小滝を越すと、何とも可愛らしい直径1m少々の玉子石が 沢の真ん中に鎮座している。記念写真でも撮ろう。 ゼ,2m小滝を右からへつって越えると(卦蕁次法標高805m大き目の二俣。 水量比は1:1。 1.5×4m、2m(右へつり卦蕁次砲髪曚擦弌△気蕕砲困辰肇淵瓩続いている。 「いいねぇ〜」連発。 標高825mで沢(ナメ)は北西から北東へゆるやかに90度右折していく。 2段2m、幅広3条2×6m、2mとグングン越えていけば標高835m二俣。 水量比は1:5で左の支沢には7×10m滝が架かる。 少し歩くと沢の水流を二分するように3m岩が中央にある。 2条2×4m小滝を越えて少しで右の支沢が3段5×10mで合わさる。 その上にはふっくらした幅広の10×15m滝を見える。 左の本流は4×12mナメ滝で両門状が美しい。標高855m、水量比は10:1。 標高870m二俣は水量比1:2。この辺で長い距離続いたナメ床も終わり 丹沢らしい平凡な渓相となる。 1.5m小滝を越えると、ちょっとばかり滝らしい3m滝。左壁卦蕁櫃世 一部浮岩もあり要チェック。 しばらく振りに堰堤。左から巻いていくと、河原状となり、右から支沢が入る。 標高890mで水量比は3:1。沢は北西に左折していく。 標高905m二俣は水量比2:1で右の支沢には5m滝が架かる。 左の本流には堰堤。右手前から巻いていく。 標高920m二俣は右の支沢に水は流れているものの、左の本流はガレで水は伏流し 一旦涸れていた。 少し歩けば細いながらも復流してくる。 次の堰堤も右手前から巻き上がるが、落ち口の箇所がザレている。 木の根の利いたものを使いながらザレをトラバースして抜ける。 堰堤基部の右コーナーもザレだが登れるようにも見えた。 標高970mは先に左から浅い沢形が合わさり、その上で二俣となる変形三俣状。 ここで完全に水涸れとなる。 地形図を見る限り一番右の沢が等高線も穏やかなのでそちらに進む。 すぐの堰堤は左から巻く。 標高1045m辺りでよく見れば三俣状となっている。 一旦西に向いた中央の窪へ入るが、そろそろ笹に覆われ出したので、左側の笹の 薄い窪を南西方向に追うと、すぐに三国林道で出た。 三国林道は最初やや荒れ気味だが、次第に道幅も広くなってくる。 途中、沢の横切る辺りが数カ所崩落気味であるが通行に問題なし。 三国峠500m手前で右側斜面の法面工事が行われていた。 挨拶をするとユンボを停めてくださり気持ちよく通してもらえた。 三国峠9:46− 土沢一ノ沢下降− 12:02一ノ沢橋12:05− 林道− 12:28三ノ沢橋12:46− 13:37標高805m二俣− 15:17三国林道15:29− 三国林道− 16:13三国峠 |
写真
感想
土沢一ノ沢は十数年振り。
滝は上流部に一つだけだったという記憶から今回下降に使い
他の皆さんがやっているようにナメがきれいという三ノ沢を遡行してきました。
三ノ沢は一ノ沢に毛が生えたようなものだろうと思っていましたが
なかなかどうして、尾瀬のナメ系の沢に匹敵するくらい
きれいな形のナメが上流までずっと続いており
もしかしたら丹沢でも1、2を争うくらいのナメ沢かもしれませんね。
期待を大きく良い方に裏切られて満足満足。
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