池木屋山〜霧降山
- GPS
- 08:55
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,523m
- 下り
- 1,510m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場にポストあり ロープにての登り部分があり、結構危険です 登りは落ちなければ大丈夫ですが、下山はロープ場では不可能です(熟練の世話役から直接聞きました、死亡事故多数あり) |
写真
感想
池木屋山へ行きます
なかなか手強い山らしいが、行ってみないと解かりませんが結果的に厳しい山でした
金曜日は午後半休(蜂の巣退治のため!)して早めに就寝可能だったので4時半ごろには家を出れた
自宅付近気温は16℃程度で高見峠辺りでは5℃と表示されていた
今でこれなら冬季は通行不能(わたしは)だなと考えさせられました
池木屋山も行きたいとずっと思っていてやっと叶います
宮ノ谷林道奥の駐車地には一番乗りでした
その後3台が続けて来て、まあ人気はあるんだなと
ほとんど人に遭遇する山には行っていないのですが、それなりに楽しみだなと登山届を入れて7時過ぎに出発します
10分で滝に直面し、後続の女性一人が追い越して行きました
こちらは初めての山なので、見るもの気付くものすべてを写真に収めたいのでなかなか前に進みません
鉄のハシゴ・橋を渡り進みますが登山というより渓谷歩きに近いかと感じます
またほとんど人が居ない静かな山歩きが好きな私は渓流の音が途切れることなく聞こえているのは違和感があります
嫌いと言うのではなく、音や動きが身近に在る(居る)というのは普段とは真逆の環境なんですね
結果的に今日は、人とのコミュニケーションが多数ありそのどれも不可欠な内容でありました
鷲岩展望所にて先ほどの女性が立っておられ「進むべきか戻るのか迷っている」ということでした
私も通行禁止があったのでこちらへ来たんだが、「ダメ元で入ってみようか」と私が先陣切って進みます
まずここで単独なら自分の勝手なのですが、もし小さな災いでも起きれば責任重大となるといま初めて気付きました(遅いわ!!)
鉄橋の一部が壊れているという(重大な不備だが)ことですが通過可能でした
渡ってしまえば先ほどの展望所を進んで来たらここで合流することになっていて、案内が無いので仕方なかったのですがこういうことは手書きであっても表示してほしかったです
誰がするのかは私には判りません
個人の善意なのか、行政なのかはいいとして今日も一人歩きの方が来ているので正確な情報は記してほしいと思います
その後は独りで坦々と進みます
まあ普段通り、しなくてもいい回り道してみたりしながら高滝に到着しました
ここで問題発生
河を渡る以外に進めないのだが、本当に渡るのかどうか?
思案していたら後続の二人連れが追いつきました
その方は「渡ってから滝の上部へ上がるんだ」と言われたので、またも「お先に行きます」と川を渡ります
渡り切って「大丈夫でしたよ」とサイン送り、とりあえず進みました
その後はキツイ登りがあり、ロープ使用でないと進めない箇所も在りました
ここでアクシデント発生!
登っていて私が石を落とすことになってしまいました
普段なら自身以外人がいるなんてことないのですが、今日は違います
直ぐに「石が落ちた! 危ない!!」と大声を出して下方を見ましたが滝の轟音の前でおまけに二人とも上方を見ていないことが判りました
石は確実に立っている人へ向かっています
直前に二人とも気付きましたが、一つはザックにモロに激突しました
「大丈夫ー」と言われたので「すみません!」と発してから二度と落とさないよう気付けしながらの歩きとなりました
こういう経験は初めてだし、現にケガはないが落石が人(背負ったザック)に当たった事実はいま起きました
その後はこの場に留まり、その方が上がってくるのを待つのがいいのか先に進んでしまい、再度落石にならないほどの距離をとるのがいいのか判断つきません
二人とも落石を気にしている風でもなく写真撮影しているので待つことなくまず進んでおこうと進みました
私はこの時、なにをすべきでしたでしょうか?
明確な答えがあれば教示お願いします
高滝の上部へ上がり、また渓流沿いを進みます
奥ノ出合直前で再度女性に追いつきました
しばらくは連なって登る形となりましたが、会話もなく一定の距離をとって歩きます
この登り区間は今日の最大の苦間となりました
一応、風邪ひきの病み上がり後の第一弾が池木屋山なんて馬鹿じゃないかこのとき初めて気になりました
もうここまで来たし、なによりあの落石させた箇所を下りて行けません
進むしかないし、後半の下山道がどうも怪しい下りになりそうなのは判っているのでとにかく山頂へ行き、霧降山を通過しないと帰れないのは確実なので進みます
今日は途中の休憩頻度は非常に多いです
これほどの短時間(もしかしたら数分毎?)で休憩したり水分補給したことはありません
特に苦しい訳じゃないが、休みたいと直ぐに思う今日の登山
体力的には下山まで大丈夫だと思うが、山頂には昼までには着いて食事して出発するのが12時までと考えていたが、今の時点でアウト
登頂より先に食事します
準備中に、先ほどの落石二人連れが上がって来たので再度謝罪しました
相手方は夫婦連れですが、落石を気にした風な態度も言葉も何もなく我関せずのように振る舞っていられたのが幸いでした
普通は「気を付けろ」ということくらいは言われても仕方ないかと思っていたし、何よりあのあと先に進んだ自身をどう攻められるられるのかとかいろいろ考えていました
とにかく何事も無かった感じで先に進んで行かれました
その後は自身の食後に登頂し、お二方は山頂で食事していました
こちらは写真撮影だけして「お先に失礼します」と言い残し進みます
とにかく、体力的なこともそうだが池木屋登頂だけで既に5時間経過しています!
下山の心配もあるし、とにかく時間に遅れが既に出ているので急ぎます
下り坂は駆け足です
その後は霧降山へ着き、ここからの眺めが今日の収穫かと思いました
その後二人連れも到着し「こちらの方がキレイね」と話しました
やはり時間が無いので再度「お先に失礼します」と進みます
しばらく進んで行くと大所帯の団体さんがランチタイムしてました
その前を挨拶しながら通り抜けて下って行きます
数名のグループにも遭遇し、「上に団体が居なかったか?」「いたいた、皆で食事していた」と、「はぐれたのですか?」「いやそういう訳じゃないがもう登るのは止めよう」
一人の女性は「もう私ココで待ってるわ」「時間もないしな」と皆さん残念宣言されていました
まあ、私も先を急ぐのでとにかく下ります
そのあとは大きな岩場があり、ひとりの年配者が居ました
すこし話しましたが、やはり高滝の登り部箇所は非常に危険で下るなんてするもんではないと言われました
熟練者でこの地域の世話をしている関係の人のようで「あの箇所では知り合いが女性を助けようと二人とも滑落して亡くなった」ということです
なので私の今日のルート取りは正解であり、またそれ以外にないと言われました
私は往路で「今日は疲れが酷くなったら霧降山まで行かずに舞い戻ろうか」と考えていました
結果的にそれは出来ないと自身も答えを出したし、そうでないと死ぬぞと通告されたようでした
私が尾根を進まずに下方へ向かっているのをその方は見届けていてくれていて、少し後に「そこから尾根へ上がらんといかん」と声掛けしてくれました
そのベテランさんは「こいつちゃんと行けるか?」というのを心配してくれたのですね
いろいろ話した中で今日の下山路のことも出てきて「安全な正規路はあるんだが人が通らない(登山者が少ない)ので薮となった」「なのでモノレール路に沿うしか手段がない」とまで言っていました
半ば安心感を得ながら進みましたが、見事に大脱線!!!
動物避けネットは見つけたが、モノレール路が見えない
ネットに沿って歩いていると「下山道↓ 開けたら閉めてください」指示があり、ここで入らないといけないんだなと判断し入りました
もう、今いる場所そのものが間違いであることすら解かっていなくて急坂の足元が見えない(木々にて)状況で下ってます
GPS見ると進む方向が少しづつズレていて、だんだん遠方へ向かっている
これはどうにかしないとと、大樹海の中(大そうな表現だが、しゃがみ込んだ状態でしか進めない樹原)を進み、そしてフェンス棒が倒れている箇所がありその中へ入るのが進むには都合がいいと判断したので、ルール破りを覚悟でフェンスを乗り越えました
そのまま進んで行くと結局モノレール路があり、通り過ぎてから一番樹木の酷い箇所を潜り抜けて戻ってきたと判りとりあえず一安心
後方のはずの二人連れが遥か下方を下っており、自身の迷い歩き中に追い抜かれていました
しかしそれでも「ああ、これで帰れる」と確信しました
が、またも悪い癖が出てきて「こちらへ行けば近いんじゃないか?」とモノレール路から外れて歩きましたが、どうにもいかなくなり再度モノレール路へ戻るということの繰り返し・・・・
学習してないのか、人間切羽詰まる事態になれば何するか予想できんのは確実だと認識しました
もうヘロヘロなのですが、非常に遠回りするモノレール路沿いに歩きます
もうこのまま進めば確実に林道へ出られると思いながら、それこそ死ぬ思いで下りきりました
今日の登山は失敗とは思いたくないが、予想を遥かに上回る時間が掛かったというのは成功でない結果となりました
今日は、この後に約束しないでよかった
感想は「素敵な処だが2度と来たくないではなくて、来ないだろうなと」
厳しい登りと、それよりも激しい下りモノレール路
人に奨めないかもしれないし、行こうとも言わないと思う
生涯、今日の一度でいいかなと思いました
収穫は確実にあったので、長々と書きました
お疲れ様でした
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