土合・蓬峠・土樽
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 923m
- 下り
- 992m
コースタイム
天候 | ピーカン晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほとんど歩きやすい道だが一部、歩きにくい所もあるし、迷う所もあるがよく探せばテープ等印がある、武能沢から上りジグザグ,旧道分岐の後すぐ白樺避難小屋、そのすぐ上に蓬峠、清水峠の分岐がある。 蓬峠への上部にガレた急斜面がある、そこからわずかで蓬峠、蓬峠からの下りは最初は歩きにくい急な登山道、水場付近滑りやすい、道には細かくテープがあり迷う事はない、東俣出会いの徒渉は水が多いと大変だろう、 あとわずかで林道終点になる。 |
写真
感想
かねてからこの時期に歩いてみたい、あこがれのコースを土樽まで伸ばして歩いて来ました。このコースの難点は上越線の土樽、土合間の電車時間で、3時間に1本しかないのでそれに合わせるのが大変なのだ、今回も午後3時20分発の電車に乗るべく、6時に出発すれば2時半には土樽に着けるだろうと計画を立てた。
予定より30分早く土合駅を出発する、土合駅には初めて行ってみたがホームにテントが張っている人がいるようだ、駅前ではザイルを準備している山人(山ガールとは言えないが女子)、どこに行くと尋ねたらマチガ沢をトマの耳まで突き上げると言う、この時期沢登りとは「寒そう」、今は水量が少なく歩きやすいそうだが・・・・
歩き出しで声をかけた人は西黒尾根から平標山 日帰りだそうだ、私も小屋どまりして歩いてみたいコースだ、ヘッデンを点けて歩き出す。
もちろんこのコースを選んで今の時間に歩く人はまずいない、広場には1代のワゴン車が止まっている、途中車止めがあったのに???、降りてきた人に聞いたら衝立岩奥壁を登る予定だが寝坊してしまったとか スゴスギ
さてさて、ここから登山道になります。徐々に明るくなって6時前にヘッデンをしまいます、まだまだ暗くてせっかくの紅葉見物には時間が早過ぎたか?、だんだん夜が明けてきて、白毛門の岩にスポットライトがあたりました、序々にあかるくなって木々の色が輝きだす。左の谷川の峰が見えるとその岩壁が焼けている、みごとな朝焼けだ。
少し暑くなって1枚フリーズを脱いで、おにぎりを歩きながら食べる、熊に注意書きがあったので鈴をならしながら歩く、去年の今頃妻と一緒に一の倉の分岐から、上の旧道を歩いた。下の新道より上の旧道の方がブナの紅葉がきれいだったような気がした、先月の4日には下見を兼ねて西黒尾根からトマの耳、オキの耳、一の倉岳、茂倉岳、武能岳、蓬峠、清水峠、避難小屋に1泊して、昔の国道を通って、白樺避難小屋から旧道を歩いたがその時はずっとガスと強風のすごい天気だった。今回は新道を歩いく予定だ。
期待どおり、いや期待以上の景色に感嘆しながら写真を撮りまくる、JR見張り小屋まで難なく着いた、この辺はゆるい登りなので休み無しで進む、武能沢の道標をみて、旧道の武能沢が1番大変だった徒渉だったことを思い出す。(実際は徒渉でなく、濡れた岩場の危険度)、沢を大きく渡る所はペンキの印がいっぱい書いてあり迷う事はない、徐々に道がつづら折りになって来た、見事なゴールドの紅葉にしばし足を止める。足をとめ写真ばかり撮っているが時間が気になるが白樺避難小屋でどの位で漬けるだろうか?。熱くなって下着1枚になりパンをかじって歩く、右を向く1と三角形の山が見える、形から笠ケ岳かと思ったが、朝日岳の近くの山のようだ、左に向く道になると谷川の岩壁を見てしまう、何度見ても見事で若い頃なら迷いなく行っていただろうと思うが、今はもう無理と自覚せざるを得ない。
JR小屋から白樺避難小屋までの登りも予定時間より少し早目だった、鉄塔のあるピークが遠く見えていたがずいぶん近くなってきた、清水峠の分岐を今回は蓬峠へ進むといきなり、鉄塔が現れる、見えていたピークのそれを違う、そういえば何度か鉄塔の側を通ると地図に書いてあった、さらに登るとまた鉄塔が現れる、板でガードしてあり、なだれ防止ではないだろうか、木々も低くなり紅葉も終りに近づいたようだ。遠い斜面に散らばる色合いを眺める。峠まであと少しの開けた所にくると上の方に人影がストックを2本使って、慎重に降りてくるようだ今日4時間ほど初めての人と会うガラ場のきつい斜度のそこを登ると年配の人と連れ添う息子さんだろうか、ヒュッテに泊まりましたかと聞けばテン泊したそうだ、それはすごいですねー、年を尋ねたら78歳だそうだ、私より10歳上だ、私ももし生きていれば10年後も山歩きしていたいと思う。続けていられれば多分大丈夫だろうが、続けられるかは分らない。でも危なそうだが大丈夫だったろうか?。
そこの今日一番の難所を超え、広々とした笹の原はあたり全部を見渡せる何とも気持ちいい場所になった、蓬峠はすぐそこだ、霧で何も見えなかった先月と違い今日は全部見える、しかし大源太山の雄姿だけはそこから見られなかった、七つ小屋山から大源太山往復は4時間掛るので今日は無理だ、ヒュッテに3人の人が休んでいた、土合から蓬峠まで4時間15分で着いた、予定より1時間以上早い、。万太郎山が遠く見える、長い山頂の苗場山が近い、髭のヒュッテの人が山の説明をしてくれているのを耳を立てて聞く。馬蹄形を日帰りで回ると言う人が来た、5時に土合を出発して5時間弱で来てしまったようだ、私にはあきれてしまうような早さだ、それでもこの先長く一気にはいかないのでじっくり行った方がいいですよと声を掛けた、普通はヒュッテから土合まで8時間だそうだが・・・・
10分余り立ち話をしてから下りにかかる。下に水場があるようだ往復30分だそうだがこちらは枯れることはなさそうだった。この辺急な下りだが歩きにくい所が随所に出てくる、不覚にも滑って尻もちを突いてしまった、両手ついて庇った手首が痛い、こんな時に限って素手だった、ストックをここから使って下る、安心感が全く違うのに驚く、水場のあたりで登ってきた大きなザックの人に会った、ヒュッテの髭のおじいさんにお届けものを持ってきたそうだ、山で暮らすのにはこういう助けが無いと大変なんだろうと思う。
急な登山道をどんどん下がって、枯れ木から紅葉が見え始めてこちらの紅葉も楽しみながら進むと登ってくる人に会った、大きなカメラを持った人で蓬峠に着いてから行く先を決めるとか、すごいなー私もそういう山歩きをしてみたいと思うが・・・、やがて東俣出合に着いた、徒渉だ沢にロープが張ってあるが深い水の所、どうみても水に入らないで超すことは無理だ、浅い石を探し、渡るが苔が滑って危なかった、ここも今日の難所だった。渡って11時15分、3時の電車のひとつ前に乗れる訳がないと、ここでゆっくり昼食時間にする、今日初の大きな休憩だ、冷たい沢辺でまったり休む、水は冷たくて1分も手をつけていられない。後は長い林道歩きが待っているが、もう少し景色を楽しもう。谷川の尾根(武能岳)と紅葉がいい感じに見える。湯檜曽川の紅葉とこちらの紅葉は少し色合いが違う気がするのは私だけだろうか?。4人のグループが登って来たが、今日は小屋どまりだそうだ、羨ましいなー。
道が急に広くなり林道終点だ、車が3台駐車していた、ここまでタクシーを呼べるとか書いてあった、私は土樽まで歩く、今日はそれほど疲れていないのか林道歩きが気にならない、万太郎山を縦走してきたと言う人に会った、茂倉岳から万太郎山を縦走するには私には1泊必要だなーと思う、でも土樽に車を置いて縦走するのも悪くないと思った。土樽駅に1時半に着いた、やはり8時間の行程だった。今日は贅沢な一人歩きを満喫したがこの後の電車がくるまで長かった。
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