やれば出来る! MSIG 香港50kmの部
- GPS
- 10:02
- 距離
- 48.6km
- 登り
- 1,473m
- 下り
- 1,580m
コースタイム
- 山行
- 8:59
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 9:35
スタート: 7:30 (7:30)
CP1: 9:15 (8:52)
CP2: 11:15 (11:00)
CP3: 12:45 (12:31)
CP4: 14:45 (14:39)
CP5: 16:15 (15:37)
ゴール: 17:15 (17:05)
天候 | 曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
自宅からタクシーでMTR Admiralty, そこから専用バスでスタート地点へ。HK$15。 【復路】 ゴール地点からタクシーで自宅へ。HK$70。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ほとんどがハイキングコースだが、パーカー山の登り下りはバリエーションルート。 危険はないが急登、藪漕ぎです。 |
その他周辺情報 | 登山後は陽明山荘のスーパーで色々買えますが、そこまで登るのでタクシーで帰った方が良いでしょう。 |
ファイル |
(更新時刻:2014/10/28 08:23)
(更新時刻:2014/10/28 08:23)
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
靴
ザック
行動食
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
トレイルパンツ
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感想
このレース、累積標高2430m, 距離50km, 制限時間10時間、平均時速5kmでほぼ10時間歩き(走り)続けないと完走できない。平均時速5kmと言えば平地でもなかなか歩きではしんどい。山ではせいぜい平均時速1-2kmだろう。2週間前の試走ではルートミスして藪漕ぎをする羽目に。でも本番でも破線ルートの藪漕ぎありました。試走では散々だったタイム、さて結果はいかに。
★スタート〜CP1★
スタートは香港島の百万ドルの夜景の名所ピーク。夜は本当に綺麗な夜景が見られるが、今日はまだ朝早いので一般の人はいない。レース独特の緊張感もなく淡々とスタートする。最初は平坦な舗装のジョギンクコースから下りのトレイルへ入る。狭い場所は渋滞するがすぐに解消する。この区間は飛ばせるが35km過ぎて山を4つ超えるので足を残すために遇えて抜かずにゆっくり目に入る。CP1は水とバナナのみ。バナナを1本頂き、水を1L補給、ストレッチの後スタートする。
★CP1〜CP2★
CP2は制限時間4時間で最後で登りが入るがそれまではそれほど厳しくない。24kmのレースはCP2で終了する。日が雲に隠れそれほど暑くなくトレイルには絶好のコンディション。道は所々石が混じり何度か浮き石を踏んで足を捻り、その度にスローダウンする。木の根が張り出したところあり躓いて転倒しそうになるがその都度体勢を立て直し踏みとどまる。と、前の女性ランナーが下りの階段で転倒。あやうく巻き込まれそうになるが急停止して事なきを得た。彼女を助け起こし無事を確認して進む。最後の登りでは苦しそうな参加者をどんどん抜いていく。CP2は関門クローズの30分前。計画より15分のおつり。トイレを済ませバナナとオレンジを食べ、ドリンク1本一気飲み、1本をボトルに詰めスタート。
★CP2-CP3★
この区間は登り少なく走れる区間。ここで稼がないと後で苦しくなるので走れる所は走る。抜きつ抜かれるだ。途中で後ろから足音が聞こえた暫く並走したが後ろの選手が早そうなのでスローダウンして手の平で先にどうぞの合図、スッと先に出た選手は後ろも振り返らずサムアップ。抜かせてくれてありがとう、頑張れの合図だ。言葉を交わさなくても判り合える。ランナーならでは所作。お返しにこちらもサムアップで応える。水場で顔を洗い、リフレッシュして先を急ぐ。ややこしい分岐にはスタッフがいて誘導してくれる。地図は不要だ。CP3は関門30分前到着。ここまでは順調。
★CP3-CP4★
35kmから先は破線ルートに入る最大の難所。2週間前の試走ではコースアウトして酷い目に会ったが今日も同じ。薮が酷く短パンで来たのを後悔する。急斜面でロープが出る。あまりの急坂に渋滞が発生するが先頭からどんどん休憩していくので抜かせてもらい先を急ぐ。試走の際のタイムから残り時間を計算すると次の関門はギリギリ。この難関の山でリタイアする人も多い。日本人の女性が「もう無理、車で迎えに来て」と泣きを入れていた。試走しておいて良かった。これ初めてだと絶対心折れます。下りは飛ばさないと関門にかかるのでともかく破線ルートの終わりまで止まらずに走った。試走では30分かかった下りを18分でクリア、やればできるじゃん。破線ルートの終わりには前後の参加者から安堵の歓声が沸いた。やはり藪漕ぎは誰でも嫌だ。CP4には関門クローズ20分前に到着。
★CP4-CP5★
CP4の先はバトラー山とジャーディン山の2つのピークが控える登りの階段地獄。ストックないとヤバいかなと心配したが結果的には不要だった。腿の前面を腕で押さえて腕の力で登った。捻挫した右足が痛いがここは忍の一字。主催者からの完走へのヒントで「痛みは現実じゃないよ。痛みを感じたら止まるな。歩き続けろ。そのうち痛みは去って行く。」を思い返しひたすら前へ。反対から日本人のハイカーが集団で登って来る。多分バトラー山で夕日かな。CP5には45分の余裕で到着。のんびりストレッチ、しばし休憩。
★CP5-ゴール★
スタートしてすぐ前から下りてきた地元のオバちゃんが拍手で「頑張れー」と応援してくれた。もう最後の方でしんどいの判っているのだろうな。続いて最後のピーク手前でやはり下りてきた西洋人のご夫婦。ご主人は広東語で「頑張れ」、奥さんは飛び切りの笑顔で、本当に勇気づけられる。ほどなくバイオレットヒルの山頂。後はのんびり撮影しながら楽しもう。右足を庇いながらユルユル下る。右に急カーブして平坦な部分へ出るとゴールも間近。最後に何人か抜いて9時間35分でゴール。反対から来て応援してくれた人達、追い抜きで立ち止まって譲ってくれた人達、笑顔のボランティア、そして抜いたり抜かれたりゴールまで励まし合った選手みんなに感謝です。普通のソロの山行にはないドラマがある。だからレースは止められない。
★日本からの参加★
今回も日本から数名の方が参加されていたみたいですが、月曜日1日休みとれば2泊3日で参加できます。土曜日の午前の便に乗り、午後早く香港着、買い物、食事を楽しみ翌日レース参加。レースの夜は中華料理、翌朝は飲茶を楽しみ、午後便で帰国なら昼過ぎまで買い物できます。1週間前まで申し込み可ですので思い立ったらフラッと来られます。12月第1週には空港のあるランタオ島で、3月第1週には海鮮料理で有名な西貢で50kmのレースあります。英語のサイトから申し込むのが必要なのですが簡単なので誰でも出来ると思います。海外からの参加者はレースのゼッケンと計測用リストバンドは当日のピックアップ可。必要あればお手伝いします。皆さんも観光がてらいかが?
トレイルランニングレース#7
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