カムイヌプリ・室蘭岳縦走
- GPS
- 08:26
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,159m
- 下り
- 1,148m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストあり。 |
写真
感想
初めてのカムイヌプリと22回目の室蘭岳で純登山を行いました。
いつもは現地までマイカーで向かっていましたが、今回は海岸近くに
好適な駐車場が無さそうでしたので、JRを使ってみることとしました。
もっぱら冬山ではスキーズボン姿で、スキーストックを手に持っていますが、
その格好で街中をJR東室蘭駅まで歩いて行くのは気が引けます。
下手をすると途中で警察官から職務質問を受けかねません。
駅でも変な視線を浴びそうです。頭のおかしい人では無いかと・・・・・
そこでやむなく夏ズボンを履き、妻の伸縮式ストックを借りました。ただし、1本だけです。
夏ズボンゆえ長靴の上からカバーできないことが後々の悲劇につながりました。
軟弱な伸縮式ストックではヒグマと一戦交える勇気が沸いてこなかったため、
今回はナタも持参しました。とりあえず外見は山菜取り人風になりました。
7時37分、JR幌別駅からのスタートです。今日は概ね快晴でした。
例によってまずは海岸に向かいました。9分ほどで到着です。
波打ち際に入っていき、GPSの標高を0mにキャリブレーションしました。
ところがその際に大きな波がやって来て、
長靴の中がズブ濡れになってしまいました。太平洋恐るべしです。
胆振幌別川の堤防では数名の散歩者とすれ違いました。
すれ違う人たちが挨拶してくれるので、より清々しい気持ちになりました。
登山道はまだまだ先ですが、ヒグマの情報も仕入れることができました。
登山道辺りは大丈夫そうですが、それよりも北では要注意だそうです。
そちらではよくエゾシカ猟の鉄砲の音が聞こえるようでして、
必要な肉だけその場で解体し、それ以外は残したままにするため、
その残骸を食べにヒグマがやってくるそうです。
結果的に、いわゆる餌付けになっています。これは怖いです。
8時35分、カムイヌプリ登山道入口に到着しました。
その付近で作業中の業者を最後に、室蘭岳山頂まで誰にも会いませんでした。
途中までは雪がも少なく、なんとなく嫌な雰囲気を感じましたが、
幸いにもヒグマやエゾシカの痕跡は無さそうでした。
9時17分、3合目の登山口に到着しました。この先くらいから雪が多くなり、
ヒグマの心配なしに安心して登れました。
8合目付近からは雪が深くなり、カンジキを装着しました。
ときどき太ももくらいの深みに落っこちてしまい、
そのたびに長靴の中に雪が入ってしまいました。これは対策を要します。
雪のせいでしょうか、カムイヌプリの稜線はとがっているところが多く、
歩く場所が無くてかなり苦労しました。表面が凍った急斜面のため、
アイゼンなら楽勝でしょうが、ワカンなので苦労しました。
もしもスノーシューやツボ足でしたら、ここで引き返すところでした。
13時35分、室蘭岳山頂に到着しました。今まで以上の満足感です。
夏道コースで下山し、標高約10mの自宅まで徒歩で帰りました。
総時間8時間26分。距離22.85km。平均速度2.7km/h。かなり充実しました。
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