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記録ID: 54185
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ハイキング
支笏・洞爺

室蘭岳(水元沢〜西尾根コース)

2009年05月10日(日) [日帰り]
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GPS
03:33
距離
9.6km
登り
799m
下り
785m

コースタイム

START 10:28 - 室蘭岳山頂 12:49 - GOAL 14:02
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
登山ポストあり。
水元沢コースへ
最初の渡渉
2回目の渡渉(鷲別川)
2回目の渡渉(鷲別川)
とどまつ林
倒れた木のトンネル
倒れた木のトンネル
市境の鷲別川支流
市境の鷲別川支流
とどまつ林
ぜんまい
また倒れた木のトンネル
また倒れた木のトンネル
最後の渡渉
美しいなめ滝
エゾシマリス
エゾシマリス
カムヌプリを眺める
カムヌプリを眺める
一等三角点(鷲別岳)
一等三角点(鷲別岳)
伊達方面を眺める
伊達方面を眺める
室蘭岳山頂
西尾根コースへ
825mピークを眺める
825mピークを眺める
またまたトンネル
またまたトンネル
ペトトル川
ペトトル川を渡渉
ペトトル川を渡渉
白鳥ヒュッテ

感想

25回目の室蘭岳は、水元沢コースから登り、西尾根コースから降りました。
2月1日に同じコースを歩きましたが、水元沢コースである疑問点が生じたため、
雪が無くなったところで、すぐに再訪したいと思っていました。

その疑問とは、
「どうして室蘭-登別の市境と、登山道とは途中から大きく離れてしまうのか?」
ということです。

図書館で調べてみたところ、明治24年(1901年)の北海道庁告示第八十三号で、
室蘭郡と幌別郡(現、登別市)の境は、海岸付近はともかくとして、
山麓から北は「鷲別川に出てこれをさかのぼり、鷲別岳に至るをもって境界」
と決められたようです。

しかし2月1日に見た限りでは、雪山ゆえ断言はできないものの、
国土地理院の市境は鷲別川に沿っていないように思えました。
鷲別川に関しては、夏山ガイド第1巻のイラスト地図のほうが
実態と合っているような気がしました。もしもイラスト地図が正しいとなれば、
地形図の市境を修正する必要があるのかもしれません。

今日は今春の「ヒグマ注意特別月間」の最終日です。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/yasei/yasei/higuma.htm
万が一に備えて、腰にナタとサバイバルナイフを装着しました。

白鳥ヒュッテそばで外にいた管理人に「オーイ!山菜取りかい?」と声を掛けられました。
黒いシャツ、ねずみ色のズボン、長靴、ナタ、サバイバルナイフの姿は、
登山者というよりは、密猟者風?に見えたのかもしれません。

「いや水元沢に行きます!ヒグマが怖いのでナタを持ってます!」と答えたところ、
「ヒグマには勝てっこないよ」などのアドバイスをいただきました。

どうやら心配をかけてしまったようでして、
ナイフを見たいとおっしゃるので渡したところ、
サバイバルナイフを手にとり、「これはおもちゃだ」と当てられました。
正解です。これは1982年の映画「ランボー」で使われたもののレプリカです。

次にナタを手に取り、「ホーマックで買ったナタでない?」と見事に当てられました。
「こうゆうのはすぐに刃こぼれするよ」とアドバイスをいただきました。
お見事なものです。照れくさくなったため、「所詮、気休めなんです」と言葉を残し、
逃げるように水元沢コースに向かい出しました。

地形図上の標高390m付近(GPS標高で360m付近)の、
市境と水元沢コースとが大きく分かれる始点に到着しました。
市境に沿って沢はありましたが、これは鷲別川の支流だと思います。
当初、ここに沢なり川がもしもあれば登るつもりでしたが、
先ほどの白鳥ヒュッテでヒグマと戦う自信を喪失したため、
コース外に進入して危険度を高めるのは断念しました。

水元沢コースのほうの流れが鷲別川の本流に見えました。
結局、ヒグマの痕跡を何ひとつ見つけることはありませんでしたので、
次はもう少し鷲別川源流に近づいてみようと思います。

至近距離にやってきたシマリスの写真が撮れたり、
沢は美しかったり、そういった意味では最高の水元沢コースでした。

総時間3時間33分。距離9.75km。平均速度2.7km/h。冬山よりもかなり楽でした。

下記URLにGPSトラック、歩行記録、写真を載せてみました。
http://www.geocities.jp/yamasansaku/mizumotosawa_nishione_090510.html

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