室蘭岳(水元沢〜西尾根コース)
- GPS
- 03:33
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 799m
- 下り
- 785m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストあり。 |
写真
感想
25回目の室蘭岳は、水元沢コースから登り、西尾根コースから降りました。
2月1日に同じコースを歩きましたが、水元沢コースである疑問点が生じたため、
雪が無くなったところで、すぐに再訪したいと思っていました。
その疑問とは、
「どうして室蘭-登別の市境と、登山道とは途中から大きく離れてしまうのか?」
ということです。
図書館で調べてみたところ、明治24年(1901年)の北海道庁告示第八十三号で、
室蘭郡と幌別郡(現、登別市)の境は、海岸付近はともかくとして、
山麓から北は「鷲別川に出てこれをさかのぼり、鷲別岳に至るをもって境界」
と決められたようです。
しかし2月1日に見た限りでは、雪山ゆえ断言はできないものの、
国土地理院の市境は鷲別川に沿っていないように思えました。
鷲別川に関しては、夏山ガイド第1巻のイラスト地図のほうが
実態と合っているような気がしました。もしもイラスト地図が正しいとなれば、
地形図の市境を修正する必要があるのかもしれません。
今日は今春の「ヒグマ注意特別月間」の最終日です。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/yasei/yasei/higuma.htm
万が一に備えて、腰にナタとサバイバルナイフを装着しました。
白鳥ヒュッテそばで外にいた管理人に「オーイ!山菜取りかい?」と声を掛けられました。
黒いシャツ、ねずみ色のズボン、長靴、ナタ、サバイバルナイフの姿は、
登山者というよりは、密猟者風?に見えたのかもしれません。
「いや水元沢に行きます!ヒグマが怖いのでナタを持ってます!」と答えたところ、
「ヒグマには勝てっこないよ」などのアドバイスをいただきました。
どうやら心配をかけてしまったようでして、
ナイフを見たいとおっしゃるので渡したところ、
サバイバルナイフを手にとり、「これはおもちゃだ」と当てられました。
正解です。これは1982年の映画「ランボー」で使われたもののレプリカです。
次にナタを手に取り、「ホーマックで買ったナタでない?」と見事に当てられました。
「こうゆうのはすぐに刃こぼれするよ」とアドバイスをいただきました。
お見事なものです。照れくさくなったため、「所詮、気休めなんです」と言葉を残し、
逃げるように水元沢コースに向かい出しました。
地形図上の標高390m付近(GPS標高で360m付近)の、
市境と水元沢コースとが大きく分かれる始点に到着しました。
市境に沿って沢はありましたが、これは鷲別川の支流だと思います。
当初、ここに沢なり川がもしもあれば登るつもりでしたが、
先ほどの白鳥ヒュッテでヒグマと戦う自信を喪失したため、
コース外に進入して危険度を高めるのは断念しました。
水元沢コースのほうの流れが鷲別川の本流に見えました。
結局、ヒグマの痕跡を何ひとつ見つけることはありませんでしたので、
次はもう少し鷲別川源流に近づいてみようと思います。
至近距離にやってきたシマリスの写真が撮れたり、
沢は美しかったり、そういった意味では最高の水元沢コースでした。
総時間3時間33分。距離9.75km。平均速度2.7km/h。冬山よりもかなり楽でした。
下記URLにGPSトラック、歩行記録、写真を載せてみました。
http://www.geocities.jp/yamasansaku/mizumotosawa_nishione_090510.html
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