栗駒前衛 砥沢川本流 大森
- GPS
- 05:48
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 649m
- 下り
- 651m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 5:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
旧北上川水系 迫川 砥沢川(とざわがわ) 体感1級 フェルト○ 雪渓なし 水量少なめ 魚影あり ■アプローチ バイオトイレの駐車地点から林道を1分程歩くと、すぐに「沢ぁ廚隆波弔あり、そこから楽に入渓出来る。 因みにこの沢への入渓地点への看板だが、花山青少年自然の家で行われている沢体験コースの標識であり、下流側から順番に沢,ら沢┐泙農瀉屬気譴討い襦 ■砥沢川本流遡行 沢いら入渓。チャラ瀬や瀞、ナメがあり、新緑も相まって景観はとても素晴らしい。 林道がずっと並行しているので、たまに沢の上を橋が通ってるのが気になるが、のんびり沢散歩するにはたまらなく気持ちがいい。 滝はちょこちょこ小滝がある程度で難所はないが、1箇所泳いで取り付き、バランスでヘツって越える滝がある。堰堤1つと登れないハング滝は、明瞭な巻道がある。 沢体験コースは下流域で終了して林道に上がって戻るようだが、今回はそのまま沢を遡行して源頭まで詰める。 上流も難しい所はなく、小滝が数個ある程度。 360m三俣は左俣へ。あとは水量の多い方へ進み、大森の北側ピークへ薄い笹薮を漕いで詰め上げた。 ■大森〜藪尾根下山 尾根上には登山道はないが、たまに新しいピンクテープがある。藪は笹薮がメインで背丈以上の場所もあるが、沢ヤ目線の藪漕ぎレベルとしては易しい。 大森の山頂には看板あり。展望はなし。 昔は登山道があった名残りがあり、今でも登られる方もいるのだろう。 下山は、適当に沢を下降しようと思っていたが、昔の登山道なのか作業道なのかわからないが、ピンクテープと薄い踏み跡を追って尾根を下る事にした。 踏み跡も薄くは残っているが、基本藪尾根である。 稜線から分かりづらい支尾根に移動したりするので、確かな読図とGPSは必要である。 藪尾根も下部は岩場が出てきて急坂になり、中々気が抜けない。 灌木を掴みながら尾根を下ると、砥沢川の林道に合流。 |
写真
装備
個人装備 |
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備
|
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感想
3月下旬辺りから沢に入る気でいたのだが、如何せん肩が痛い。治らない。
薬や注射もまったく効果なく半年が過ぎようとしているが、もうこのまま治らないんじゃないかと思ってきた。
山を始めてから12年だが、これまで毎週当たり前のように山や沢に登ってきた。
毎日当たり前のように山の事ばかり考えてきた。
頭の中の円グラフを思い浮かべると、85%くらいは山の事だ。
肩の治療の為に山に行けない日々が続いているが、だからと言って山以外の事に気持ちが動く事はなかった。
山に行きたい気持ちと行けない体のバランスが崩れてしまい、なんだかどうしたらいいかわからない毎日である。
ここだけの話、この半年で、山に行けないのはわかっていても頭の回路を変える事が出来ず、いつものように週末の山の予定を考えて、ルートを決めて登山届も出し、荷物をパッキングして当日登山口まで行き、そこで肩の痛みを考慮して諦めて家に帰るという行為を5回程している。
まったくもって馬鹿げた行為であるが、山に登れないと云う事をそこまでしないと受け入れられないのである。3月に登った2回はたまたま肩の痛みが若干落ち着いていた日であったに過ぎない。
それでもなんとか我慢出来ていたのは冬だったからである。
4月に入り、いよいよ沢シーズンの開幕だ。
もうダメだ、もう我慢出来ないとばかりに、とりあえず歩きだけの沢に行く事にした。
ここで普通はとりあえず一般登山道のハイキングなんだろうが、その考えがないのが馬鹿の真骨頂であろう。
歩き沢とは言っても、沢登りは全身をフルに使う行為であり、肩に至っては足と同様最も負担がかかる場所である。
スタート前はかなり不安があり、また同じようにここで帰る事になるかもと思っていたが、沢靴を履きガチャ類を装備してヘルメットを被ると気分の高揚からか痛みが気にならなくなっていた。
そして沢に足を一歩踏み出したその瞬間、
全開放。
全てのストレスが抜けた気がした。
「あ〜、生き返る〜」
思わず声に出た。
砥沢川は簡単な歩き沢だが、沢に入り全身で自然の全てを受け入れて歩く事が出来るのは沢登りの醍醐味である。
素晴らしい渓相が広がり、太陽と新緑の眩しさ、キラキラ輝くナメ床をのんびり歩けば、科学や医学では解明出来ない「何か」は確実にそこにあるだろう。
この半年はボケ老人のような生活をしていたせいか、体力低下が著しい限りであり、車に戻ってきた時はかなりヘロヘロになっていたが、やはりこれをやめる事は出来ない。
今シーズンは、沢に入る頻度やグレードもあまり厳しくならないように気を使わなければいけないと思うが、可能な範囲で楽しめたらなと思う。
病気や大怪我で何年も山から遠ざかる方もいる中、それに比べたら全然対した事ないのに少々愚痴っぽい感想になってしまい申し訳ありません。
そんな訳で、今シーズンも宜しくお願い致します。
沢登り地域別アーカイブ
https://www.yamareco.com/modules/diary/254860-detail-269270
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