みちのく潮風(10) リアス海岸の岬を巡る160km(綾里〜気仙沼)
- GPS
- 44:39
- 距離
- 160km
- 登り
- 4,796m
- 下り
- 4,809m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 7:17
- 山行
- 10:09
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 11:21
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 8:26
- 山行
- 10:38
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 11:57
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:51
天候 | 4/29 晴、4/30 雨のち曇、5/1ほぼ快晴、5/2晴時々曇、5/3ほぼ快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰路】気仙沼駅16:15--17:38一ノ関17:48--(新幹線)--19:56東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
歩道(車道沿い)歩きが多いですが、自然歩道はいずれもよく整備されていました。むしろ街中で道沿いに進んでルートから外れて引き返すことが数回ありました。 ● みちのく潮風トレイル公式ハイキングマップ No.5, No.6 ●「 広田半島ルート2022年度版」(広田小学校6年生作製版、内容豊富でPDF版あり)https://drive.google.com/file/d/1ywwd-xNHPTPQTh6cytN2qpGSfgbubv6-/view?usp=sharing ●「 陸前高田トレイルよりみちマップ」 (現地で入手) |
その他周辺情報 | 大野海岸前の「デイリーヤマザキ」;広田半島内で常時(~19時)開いている唯一(?)の食料品店。石浜キャンプ場から約500m。 |
写真
感想
昨年のGWに八戸の蕪島をスタートしたみちのく潮風トレイル、それから南下の赤線をつないいで今回5回目のみちのく遠征。三陸海岸南部のルートは、綾里岬、碁石岬、黒岬(広田半島)、御崎岬(唐桑半島)、龍舞崎(気仙大島)とリアス海岸線が深く入り込んでおり、すぐ対岸に隣の半島が見えるものの、湾奥まで大きく回りこむルートです。
三陸北部の海岸段丘の断崖絶壁に比べると高低差は小さく歩きやすいのですが、その分、海沿いの人口密度が一気に増え、海岸で野宿しにくい雰囲気で実際キャンプ禁止の表示も。一方、新型コロナ明けのこのGWはどこの宿(気仙沼大島のキャンプ場も)満室で、仕方なく今回は連休前半だけとなりました。それでも雨だったのは半日だけで概ね好天に恵まれ、荒磯の海岸線と新緑の峠越えのトレイルを楽しむことができました。
【4/29;晴】夜行バスで盛駅(大船渡)に着き、荷物を宿に預けてサブザックで行動。前回終点の綾里駅に移動しトレイルをスタート。綾里半島への往路は北側の林道歩きとなり眺望は少ないが、綾里崎灯台からは断崖海岸のすばらしい景色、観光地化していない静かな雰囲気がとても気に入りました。復路はツツジの咲く立石山稜線ルートで大船渡湾の眺めも良く楽しく歩けました。いったん綾里の町中を抜けて、新緑を中を不動滝から綾里峠を越えて大船渡へ。途中太平洋セメントの巨大な工場群の脇を通りました。
【4/30;10時過ぎまで雨、その後は曇り】雨の中を雨具(ズボン)に傘をさして車道を進む。碁石海岸に続く遊歩道からは、荒れ模様の波が岩壁に砕け散って白い飛沫をあげていました。門ノ浜湾を回りこんで広田半島へ。半島のくびれた部分は幅500m程度で、東側に大野海岸、西側に石浜。この石浜に漁師さん運営のキャンプ場があるのですが、電話も通じづ直接行ってみました。どうも今季オープン前だったようですが、無料でキャンプさせてもらえることになりました。キャンプ場は私一人だけでしたが、前日に水道も調整されていたとかで、水もトイレも利用可。また大野海岸前に付近で唯一(?)のお店(デイリーヤマザキ)があり、ビールと食料品を調達、さらにお店で広田半島のトレイルマップをもらえました。テントを設営後、サブザックで黒崎仙郷遊歩道を経て広田半島の先端部を周回約12km。この夜、高田松原では花火大会が開かれており、打ち上げの音が響いていました。
【5/1;ほぼ快晴】今日は高田松原を経て広い広田湾を周回するルートで、途中の箱根山の展望台からは湾全体が見渡せました。震災ではこの全域を津波が襲ったことになります。箱根山は標高445mですが、海岸から一気に登ることになり、日差しもあって汗だく。今日はほぼ終日、歩道(車道)歩きで、ついに岩手県を歩き終え宮城県に入りました。時間的にはまだ歩けそうでしたが、その先はバス便が極端に減るので、BRT唐桑大沢駅で本日は終了し、大船渡駅まで戻って宿泊(陸前高田付近で安い宿が空いていなかったため)。
【5/2;晴れ時々曇り】始発でBRT唐桑大沢駅に着いて再開、ますは唐桑半島の先端を目指します。しばらく歩道(車道)だが、昨日までと比べて車の量がかなり多い。たぶんバス便がほとんどなく、大きな道は海岸沿いに1本しかないためか。大理石海岸は、朝日に照らされた白い岩が海の青と見事なコントラスト。折石から御崎までは、海岸断崖の遊歩道が続くが、三陸海岸北部と異なり、アップダウンは少なく快適に進む。御崎神社から岬に向かう遊歩道でカモシカと出くわし、しばらくカモシカ君とにらめっこ、ようやく道を譲ってもらうが、至近距離2mで岩の上にポーズするカモシカ君をパシャリと写真。
御崎からは海を挟んで1劼曚匹靴ない対岸に気仙沼大島を見ながら、深く入り組んだリアス海岸線を進む。こちらも車道だが、車はほとんど通らず、峠を越えて大島大橋のたもとへ。当初はここからバス利用を考えていたが夕方まで便がないので、気仙沼市内までさらに8kmを歩いた。本日の歩行は40kmオーバー、よく歩きました。
【5/3;ほぼ快晴】最終日の今日は、気仙沼大島の周回約20辧2拱は駅のロッカーにおいて、サブザックで昨日分岐した気仙沼大島大橋(鶴亀大橋)のたもとまでバスで移動して再開。アーチ橋としては国内で3番目の長さらしい。海面から橋桁までは高さ約32m、歩いて渡るとかなりの高度感で、ついつい歩道の車道側を歩いてしまい、写真を撮る時だけ欄干側に。橋を渡って大島の最高地点の亀山へ、その途中で今日もカモシカ君に遭遇、あわてて逃げるわけでもなくしばらく同じ方向に登って行きました。田中浜、小田ノ浜ときれいな砂浜海岸が続き、その先は龍舞岬まで磯断崖の遊歩道で景色を楽しみました。気仙沼大島を周回し、浦の浜のレストハウスで濃厚な海老味噌ラーメンで昼食、再び大橋を歩いて渡り今回のトレイルを終了としました。
みちのく潮風トレイルの北の始点から気仙沼まで615km、ゴールまでは残り約440km。次の大きなポイントは牡鹿半島付近だろうか。千葉からだと週末にちょっとというわけには行かず、また夏は高山に行きたいので、牡鹿半島は秋以降になるかなと思いつつ、地図を広げて次回の計画を練るのも楽しいものです。
30代の頃、シーカヤックにテントを積んで海岸線をツーリングしていた時期があり、今回歩いた磯のいくつかでシーカヤックをやったら楽しいだろうなと思いながら歩いていました。
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