シャクナゲ咲く甲武信ヶ岳(西沢渓谷から)
- GPS
- 08:08
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,601m
- 下り
- 1,598m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:08
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
埼玉から行く場合、雁坂トンネル(普通車\740) 山梨から行く場合、国道140号は無料。 甲府山梨道路(石和〜山梨市)は自動車専用道路でバイクの場合は並走する雁坂みちを利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・トイレ ねとりインフォメーション、甲武信小屋 ・積雪状況 2400m以上で次の部分で残雪あり。チェンスパがあるとよい程度。 戸渡尾根分岐から木賊山。木賊山から甲武信小屋の一部。 甲武信ヶ岳、木賊山の巻き道。 ・西沢渓谷入口バス停〜徳ちゃん新道登山口 緩やかな登りの舗装路。車はゲートで入れないようになっている ・徳ちゃん新道登山口〜徳ちゃん新道分岐(徳ちゃん新道) 狭めの尾根道。ミツバツツジや一部シャクナゲが咲いている。 ・徳ちゃん新道分岐〜木賊山(とくさやま) 浮石個所あり。時々富士山などが見える。 上部に少し残雪。 ・木賊山〜甲武信ヶ岳 甲武信小屋までの下りに残雪。 樹林帯を抜けると展望良好。 ・木賊山、甲武信ヶ岳の巻き道 残雪あり。トラバースルートは滑る。 ・徳ちゃん新道分岐〜近丸新道登山口(近丸新道) 序盤は急下り。九十九折。 後半は橋渡、トラバースで緩いアップダウン。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
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共同装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
感想
甲府遠征2日目は百名山の甲武信ヶ岳へ行きました。
流石は各県の奥地に位置するだけあって、自然が豊か。
気温は2〜3℃。西沢渓谷の沢の音や新録が美しく、登る前からとても清々しい気分です。
徳ちゃん新道からの登山道は黄緑の若葉に囲まれた急坂からのスタートで、
序盤は急坂と緩い坂を繰り返し順調に体力を削っていきます。
途中ミツバツツジやシャクナゲがいくつか咲いていました。
まさかGWの時期にシャクナゲが咲いているとは思わずびっくり。
まだ葉だけのものや蕾のものも多くありましたので、満開の時期はものすごいことになっていると思います。
近丸新道との分岐まで着くとシャクナゲの葉だけの部分がほとんどの状況でした。
厳しい登りはそこからも続きます。
ゴロゴロした岩が増え少し歩きづらくなってきます。
景色も上の方に行かないと見えないので頑張りどころでしたね。
一か所開けたところがあって、富士山や広瀬湖、乾徳山、国師ヶ岳、金峰山、昨日櫛形山で見て学習した悪沢、赤石の姿も良く見えました。
2400m付近になるとちょこちょこ残雪がありました。
溶けて泥になっていたり、カチカチに凍っていたり、歩きづらい箇所が続きます。
アイゼンなどはなくてもなんとか行ける程度でした。
もうあと1週間程度でなくなりそうな感じです。
木賊山までの間、緩い傾斜ながらも残雪に苦戦しついに最初のピークに到着。
自分の中の目安で、3時間を超える登りの山は警戒が必要と思っているので、
ここまで3時間半かかっていることを考えるとヤバイ山の匂いがしてきます。
計画時から予想はしてたんですけどね。
木賊山からの下りは急な斜面に雪なので緊張しました。
ここはチェンスパなどあった方がいいと思いますが、足跡やロープや枝を頼りにツボ足で乗り切りました。
すると景色がパッと開け、甲武信ヶ岳や三宝山の山頂がどーん。
北岳に瑞牆山に中央アルプスに御嶽山に八ヶ岳に北アルプス。
今まで見えなかった山たちが一斉に顔を出し、しかもそれが短い幅で集結するような見慣れない角度で見えたのですごく新鮮でした。
自分が立っているところもビーチのような砂になっていて異世界のようでした。
色んな山に登ってみるものですね。
一旦甲武信小屋まで下り、直登ルートを登ります。
ここはほぼ雪はなく、距離も短いのでウイニングラン気分です。
山頂では毛木平方面から来た方とも合流し、たくさんの人でにぎわっていました。
GPVの気象情報では雲が多めの予報だったので心配してましたが、スッキリ晴れてくれて最高の山頂ビューでした。
近くにあるはずの両神山とかは木々に囲まれて見えなかったけど、それ以外はほぼ見えました。
山頂にいた方が言うには、百名山が43座も見渡せる景色なんだとか。
下りは巻き道方面で。
ここはまだ残雪が多くありました。
特に最初の下りはチェンスパなどがあった方がいいと思いました。
まぁじきに溶けるでしょうけど。
帰りは近丸新道を利用。
”近”とは名ばかりで、下りなのに徳ちゃん新道の登りとあまり変わらない時間がかかってしまいました。
花はあまり見られないものの、トラバースがあったり、渡渉があったり、色々な山道を体験できるという意味においては面白いルートだと思います。
1か所落ち葉の下に水が溜まっていて、靴が水に浸かってしまったのには相当萎えましたが。
西沢渓谷は朝方と違って多くの観光客がおりました。
時間がなくて寄れなかったのですが、七ツ釜五段の滝など多くの滝を見る遊歩道があり余裕があれば寄ってみたいところです。
久々に体力の限界近くまで歩いたので、翌日の今、ふくらはぎと太腿が絶賛筋肉痛中です。
遠征の最終日にして良かったです。
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