爺ヶ岳東尾根〜鹿島槍ヶ岳〜赤岩尾根
- GPS
- 104:00
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 2,280m
- 下り
- 2,263m
過去天気図(気象庁) | 2009年01月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
1日目・鹿島集落から入山。急な登りである。
途中前日まで鹿島槍付近はガスがかかり何も見えないと、下山パーティとすれ違う。
JPからは尾根通しで風が強い。尾根から少し降りた所にテントを張る。
2日目・急な稜線が続く。
ウネリのある強い風で耐風姿勢を繰り返しながら高度を上げる。
爺ヶ岳の取り付きに着いたが今度は腰までのラッセル。
疲れてしまい早めにテントを張る。
昨日から先を歩いていたパーティがラッセルが酷いと戻ってしまった。
相棒がトレースを付けに爺に登ってしまったので、強風の中一人でテントを張る。強風でザックの中のアイゼンの袋が風にさらわれた。
3日目・爺を登り冷池山荘冬季小屋を目指す。
赤岩の頭から小屋が見えた。
またもや腰までのラッセル。冬季小屋はトイレ付きで快適だ。
我々だけだったので中にテントを張る。
この日鹿島槍を往復する予定だったが、ラッセルが酷く布引山途中で疲れてしまい、小屋に戻る。
4日目・鹿島槍ヶ岳南峰に立つ。降雪があったので、今日の赤岩尾根下山を諦める。雪崩の心配有り。
5日目・今日は快晴。きりりと朝の空気が引き締まる。
赤岩の頭から雪崩を警戒し確保して降りる。覆いかぶさる様な雪の壁だ。
早く降りたい。こうした雪の壁を何度か繰り返し高千穂平に着いた。
ここからは鹿島槍ヶ岳の雄姿が見えしばしの休憩をする。
強い日差しで雪が腐ってきた。急降下はさらに続く。
樹林帯に入ってからもさらに降りる。まるで底なしの様だ。
やっとで西俣出合に着く。ここからは長い林道歩きで飽きた頃に大谷原に着いた。ザックをデポして、鹿島集落まで1時間の車道を歩き車をとりに行く。
辺りはもう真っ暗になっていた。
感想・今回は難度こそ低いが、ラッセルは大変であった。
そして冬の赤岩尾根は急な下りの為、雪崩には充分気を付けたい。
マイナス15℃、案外暖かく感じるものだ
コメント
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citrusさん、はじめまして。
後立山の冬のラッセルは大変ですが、がんばりましたね。
我々も83年の1月中旬に3人で鹿島槍から爺が岳まで行き、東尾尾根を下りました。当初、鹿島槍東尾根を登って爺東尾根を降りる予定でしたが、連日の降雪で、ラッセルが鹿島槍東尾根で腰から胸まであり、雪崩の危険を感じて岩峰の手前で東尾根をやめて、赤岩尾根に変更し、稜線に出ました。出会ったパーティーはなく、トレースもなく、静かな山でした。視界ゼロの吹雪の中、爺が岳東尾根へのルートを探すのに苦労しました。
晴れたのは1週間のうち1日だけ。ひたすら交代でラッセルし、夜は雪洞でカラオケ大会か下ネタ話。赤岩尾根での背丈を遥かに超えるラッセルには苦笑いでしたが。
青森県の人は北アルプスに行くのが大変ですが、がんばってください。青森県内だけでは、登山に限界がありますから。
どこかでお会いできるのを楽しみにしております。
はじめまして。
失礼ですが青森県人ですか?
もし、そうでしたらとても嬉しいです。
私が厳冬期の北アルプスに行き始めたのは、8000mを目指したからですが、それは家庭の事情で消え去りました。
夢が無くなり、平坦な山行に変わりつつありフラストレーションとの戦いにいます。
中年女性というか、主婦は弱い立場ですね。
ここのラッセルは本当に大変でした。
でも、雪に慣れているっていいことです。
これが当たり前と思えるから不思議です。
冬の岩木山を一人で登っているオバサンがいたら私です。
是非お声をかけて下さい。
青森県人ではありませんが、青森県在住です。
私が山岳部のリーダーだったときの新人のうち2名がそれぞれ別々の8000m峰に登頂しています。もちろん完全な無酸素。
また、彼らを含めて私の学年の上下では7000m以上の登頂者は捨てるほど居ます。そのうち、初登頂や初登攀もあり、私はパミールの7000m2峰登頂だけだったので、隅っこに追いやられています
昨年末の冬山から20年ぶりに登山を始めましたが、目標はある6000m峰です。86年に2名で行って失敗していますので、これにケリをつけなければと24年間、ずーっと思っていました。
citrusさん、どうか諦めずに頑張ってほしいと思います。願って、努力すれば何とかなる(と、自分にも言い聞かせています )。
今年は冬の岩木山も登ろうと思っていますので、雪女のような単独の美しいオバサンを見かけたら声をかけますね。吹雪の中でお茶でもしましょう。
更新される記録を楽しみにしております。
どうかよろしくお願い致します。
青森県人ではない・・・やっぱり
青森県には厳冬期の北アルプスに行く人はそうそういません。
まして海外遠征は・・・でも2002年GB.2004年にK2に登頂した県人はいますけれど。嫌な奴です。
諦めた訳ではないですが、今は家庭の事情が許さないのでどうしようもありません。
ですから、せめて岩木山にと冬もテントを張っております。
そうですね、吹雪の岩木山最高です。冬にお茶しましょ!
「GB, K2に登頂した県人が嫌な奴」は笑ってしまいました。もちろん、私の後輩ではありません。
私の仲間には嫌な奴は一人もいません。でも、変人が多いかなあ
年末年始に岩木山に行かれるときはご連絡ください。私も行きますよ。
お茶とワインなんかもいいですね。
せっかくの長期の休み(主人が)ですから、今年は仲間を誘って何処か行きたいと考えています。
もし一人でしたら、安全で綺麗なところへ行きます。
もう計画は立てていますよ
岩木山は土日山行ですね
山をやる方は嫌な奴でなければ変人でも構いません
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