般若山と釜ノ沢五峰〜秩父大神社からの周回

2014年11月08日(土) [日帰り]

• GPS: 05:34
• 距離: 9.1km
• 登り: 732m
• 下り: 733m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:23
• 休憩: 1:00
• 合計: 5:23

8:33 秩父大神社
8:41 8:48 般若山法性寺
9:18 9:21 岩船観音
9:28 9:32 大日如来
10:01 10:06 亀ヶ岳展望台
10:21 10:21 釜ノ沢五峰登山口
10:45 10:49 一ノ峰（釜ノ沢五峰）
10:55 10:58 二ノ峰（釜ノ沢五峰）
11:05 11:12 三ノ峰（釜ノ沢五峰）
11:17 11:17 四ノ峰（釜ノ沢五峰）
11:27 11:28 五ノ峰（釜ノ沢五峰）
11:51 11:51 布沢峠
12:09 12:09 中ノ沢分岐
12:12 12:34 文殊峠（金精神社・長若天体観測所）
12:38 12:38 中ノ沢分岐
12:45 12:45 兎岩分岐
12:51 12:52 竜神山
13:15 13:18 兎岩
13:26 13:26 文殊峠登山口
13:41 13:41 釜ノ沢五峰登山口
13:56 秩父大神社

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「22　奥武蔵・秩父」（2012年版）
・山と渓谷社　新・分県登山ガイド10　埼玉県の山　「13　般若山・釜ノ沢五峰」

天候

アクセス

利用交通機関：

自家用車

高尾山→花園　(圏央道・関越道)　2,270
花園I.C.→般若山法性寺　約30km（皆野寄居有料道路）420
般若山法性寺　臨時駐車場（秩父大神社）


起点・終点：般若山法性寺

般若山法性寺→梵の湯　約13km
梵の湯→花園I.C.　約18km（皆野寄居有料道路）420
花園→高尾山　(関越道・圏央道)　2,270

コース状況／危険箇所等

○般若山
・全般的に道標は多くある。
・法性寺〜お舟観音〜大日如来は、岩・鎖などはあるものの、道そのものはよく整備されている。
・大日如来〜釜ノ沢は、道標は多いが案内のない分岐もいくつかある。ピンクテープが付けられているが、どちらの道にも付いていたりするので、テープに頼らずちゃんと地図で確認した方が良さそう。
・アップダウンが多いので意外にキツいが、展望ポイントは多い。
○釜ノ沢五峰〜文殊峠
・道標は多く、道は細めだがはっきりしているので迷う所はなさそう。
・二ノ峰〜三ノ峰の周辺は道が細くて、片側が急傾斜、という場所がいくつかあるので慎重に。鎖が付いているところもある。
・一〜三の各峰は眺めがいいが、それ以外にはほとんど展望はない。
・一番の展望ポイントは文殊峠の長若天体観測所。
○文殊峠〜竜神山〜兎岩〜法性寺
・この区間も道標は多い。
・兎岩と中ノ沢の分岐は注意。（写真のコメント参照）
・竜神山を過ぎて巨岩が現れるようになると、若干踏み跡が薄くなる。
　兎岩を過ぎるまでは、基本的に尾根筋で時々巨岩を巻くように進む。
・兎岩下の登山口から法性寺の駐車場までは舗装路歩きで30分ほど。

その他周辺情報

○温泉・食事　梵の湯　880（休日料金）

写真

11/8 8:32

秩父大神社。
法性寺の臨時駐車場になっていたので、ここに車を置く。

11/8 8:36

銀杏がいい色。

11/8 8:37

般若山法性寺。
秩父三十二番。お船観音。秋海棠の寺。
多くの肩書きがある寺。

11/8 8:41

本堂の近くに、奥の院遥拝所があった。

11/8 8:42

奥の院遥拝所から。
これから向かう、お船観音が見える。

11/8 8:44

法性寺の本堂。

11/8 8:45

本堂の般若面。
すごい迫力。
ここは小鹿野町般若。
そのまま地名になっている。

11/8 8:46

地面は銀杏色。

11/8 8:46

見上げると、銀杏の木。

11/8 8:47

イチョウとモミジ。
秋の二大スター。

11/8 8:48

巨岩の合間を登っていく。

11/8 8:49

シュウカイドウの花はすっかり終ってこの状態。

11/8 8:50

秋海堂と観音堂。

11/8 8:50

奥の院へはここから。
でもその前に・・・

11/8 8:52

観音堂。
岩の巨大な洞の中。

11/8 8:52

観音堂。

11/8 9:00

奥の院への道を少し進むと、龍虎岩。
中に胎内観音の社がある。

11/8 9:07

月光坂と名付けられた道。

11/8 9:11

岩を削った階段を登っていく。
山全体が巨大な岩なのだろうか。

11/8 9:14

奥の院まであと一歩。

11/8 9:16

「般若のお船」の大岩壁。

11/8 9:16

お船観音が見えた。

11/8 9:18

お船観音。
観音様の背中側が絶壁。

11/8 9:18

お船観音が見ている方には、武甲山。

11/8 9:19

お船観音。

11/8 9:19

お船の舳先から、本堂前にある奥の院遥拝所が見える。

11/8 9:20

お船の舳先。
これ以上は無理。

11/8 9:21

お船観音。
舳先側から。

11/8 9:26

分岐まで戻って、今度は大日如来へ。

11/8 9:27

大日如来への鎖。
登って左手に大日如来。登って正面は絶壁。

11/8 9:28

大日如来。

11/8 9:29

大日如来からの眺め。
足場は2人分くらいの広さ。
高度感がある。

11/8 9:51

大日如来からは、一度尾根筋から離れて、また尾根筋に登り返して、というのを何度か繰り返す。
途中に鉄塔が数箇所ある。
2つ目の鉄塔からは武甲山が見えた。

11/8 10:01

3つ目の鉄塔を過ぎると、見晴しが良さそうな場所に出る。
ここが亀ヶ岳展望台。

11/8 10:03

亀ヶ岳展望台からの眺め。

11/8 10:03

亀ヶ岳展望台から、武甲山。
予報は曇りだったが、意外にいい天気。

11/8 10:06

あの岩が亀ヶ岳だろうか。
亀というよりは、トカゲ型の爬虫類のように見える。

11/8 10:14

雨乞岩洞穴。
巨岩の下に穴があるがほとんど埋まっている。
ここで雨乞いをしていたのだろうか。

11/8 10:21

長若山荘前の登山口近くに下りてきた。

11/8 10:23

墓地の前にあるこの案内に従って沢の方へ。
山と高原地図には金精神社の記載がないが、金精神社は文殊峠にある。

11/8 10:25

前の金精神社の案内もそうだが、左手を指す案内は右から書いてある。
ということに後から写真を見て気がついた。
歩いているときには、意外と違和感なく読めていることに驚き。

11/8 10:45

沢を離れてしばらく、尾根に取り付いたところで、不意に一ノ峰の標示。

11/8 10:49

一ノ峰は、ピーク感のない場所だが、岩壁の縁で眺めはいい。

11/8 10:55

一ノ峰からわずか5分で二ノ峰。

11/8 10:55

二ノ峰も巨岩の上。
いい眺め。

11/8 10:59

二ノ峰からの下りは鎖付き。

11/8 11:02

こんな細い道もある。
右手はゾッとするような急傾斜。

11/8 11:05

二ノ峰から5分ほど、短く下って登り返すと、三ノ峰。
各峰の間隔がずいぶん短い。

11/8 11:08

三ノ峰も岩の上で、眺めはいい。

11/8 11:10

三ノ峰から。
足元は絶壁。

11/8 11:14

三ノ峰の下りも鎖。

11/8 11:16

緩やかに登り返すと、鮮やかな紅葉。

11/8 11:17

そこが四ノ峰だった。
四ノ峰は、展望はないが紅葉がいい。

11/8 11:27

四ノ峰から先は一転して岩がなくなり、植林帯が混じる穏かな道になる。
すると、不意に五ノ峰の標示。
ここはピーク感がなく、展望もない。

11/8 11:28

五ノ峰の周辺も紅葉はいい感じ。

11/8 11:31

五ノ峰を過ぎた所に小さなスペースがあったのでひと休み。

11/8 11:30

ここには565m峰の公共基準点が埋めてあった。

11/8 11:44

木の合間から展望も少しだけ。
特徴的な二子山。

11/8 11:51

布沢峠。
釜ノ沢五峰は五ノ峰で終わりだが、まだまだアップダウンは続く。
次は八ノ峰か九ノ峰か・・・とか言いながら。

11/8 11:54

基本は杉の植林帯だが、所々で紅葉が見られる。

11/8 11:55

赤緑黄。

11/8 11:55

背景を緑にするといい感じになった。

11/8 11:57

さっきまでの荒々しい岩だらけの道とは一転して、穏かな道。

11/8 12:05

「モミの巨木」の標示があったので見上げてみると、確かに見事な巨木。

11/8 12:12

中ノ沢の分岐を過ぎて、金精神社に到着。

11/8 12:13

金精神社がある文殊峠。
ここは車道が通っている。

11/8 12:14

文殊峠。

11/8 12:15

車道を挟んで、長若天体観測所がある。

11/8 12:17

天体観測所からは素晴らしい眺め。
武甲山は至るところで見えていたが、両神山が見えたのは初めて。

11/8 12:18

左に両神山、中央に二子山、その隣は父不見山かな？

11/8 12:18

このコースでの北側の眺めはここが最初で最後。
形からして険しそうな山が多い。

11/8 12:18

天文台のドーム。
中には入れなかった。

11/8 12:33

文殊峠。

11/8 12:38

中ノ沢分岐に戻る。文殊峠からは5分もかからない。

11/8 12:42

コウヤボウキ。

11/8 12:44

鮮やかな赤。

11/8 12:45

いつの間にか、空が曇っている。

11/8 12:46

兎岩と中ノ沢の分岐。
ここは要注意。
兎岩と書かれた案内が傾いて右を指しているようにも見えるが、兎岩に向かうならここは直進する。
中ノ沢に向かう右の道の方が、踏み跡がはっきりしている。

11/8 12:50

登り返して、竜神山の山頂。
草の背丈が高い。

11/8 12:50

竜神山の4等三角点。

11/8 13:03

竜神山を過ぎると、再び岩が多くなっていく。
道の両側は急傾斜。正面に巨岩。
ここはこの岩の右側を巻いていく。

11/8 13:04

巨岩の下の空洞に、賽ノ洞窟。

11/8 13:09

岩が多くなると所々で眺めもいい。
でもすっかり曇ってしまった。
下にこれから降りる林道が見える。

11/8 13:15

兎岩に到着。

11/8 13:16

兎岩からの眺め。
奥に武甲山。

11/8 13:18

兎岩。
柵がないと怖そう。

11/8 13:26

兎岩を過ぎると、急斜面を一気に下って林道に出る。

11/8 13:31

林道の途中には所々に古い石仏がある。
これは顔が3つある。

11/8 13:41

長若山荘前の釜ノ沢五峰登山口。

11/8 13:42

長若山荘の駐車場。
1台も停まっていなかった。

11/8 13:49

柿がいい色になっている。
おいしそう。

11/8 13:49

道沿いには柿の畑が多くあった。

11/8 13:50

これは形が違う柿。

11/8 13:50

たくさんの柿。
そろそろ収穫時かな〜

11/8 13:56

30分ほどの舗装路歩きで秩父大神社の駐車場に到着。
なんだか、ものすごく混雑していた。

11/8 15:30

温泉は、梵の湯へ。
食事は、特に名物料理は見当たらなかったので、とんかつ定食。

11/8 15:56

梵の湯。
重曹泉なのだそうで、なかなかいいお湯だった。

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

感想

WashiTabi

週末は富士の樹海を歩く予定だったが、またしても天気が・・・
天気予報は曇りで夕方から雨。
富士はやっぱり晴れていた方がいいので、直前になって予定を変更。

昼過ぎには降りてこられて、曇っていても楽しめそうな所。
ということで、そこそこ近い秩父エリアで、岩が楽しめそうな般若山と釜ノ沢五峰を選んだ。

まず般若山。
登山口の法性寺からして、すでに岩だらけ。
やっぱり一番の見どころは、お船観音と大日如来。
「般若のお船」の岩壁と、そこからの眺めが素晴らしい。
そして亀ヶ岳展望台からの眺めもいい。

次いで釜ノ沢五峰。
五峰どころか、数え切れないくらいのピークがあって、とにかくアップダウンを繰り返すので、数字に表れないキツさがある。
でも、一ノ峰から五ノ峰、布沢峠に中ノ沢峠に文殊峠、竜神山に兎岩、短い間に次から次にポイントがあり、岩だらけの道から穏かな杉の植林帯、そしてまた岩、と道も変化に富んでいて飽きないで済む。

文殊峠は、中ノ沢分岐からの往復になる上に、ただの登山口だと思ってしまうので、ついつい省略したくなるが、ここはオススメ。
文殊峠の長若天文観測所はこのコース中一番の展望ポイント。休憩にも最適。

兎岩から下りてきた後、駐車場に戻るまでの舗装路歩きも、意外に楽しめる。
道々にある古い石仏、養豚場に長若山荘、そしてたくさんの実を付けた柿畑。
30分ほどの道だが短く感じた。

というわけで、般若山と釜ノ沢五峰。
程よい距離で岩と展望が楽しめて、紅葉シーズンだというのに、ほとんど誰も歩いていない穴場的な場所。

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/39RFU7D9pQPPHWxZ9