ヤマレコ活躍。遭難者初期対応の韓国岳
- GPS
- 03:24
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 545m
- 下り
- 533m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
明瞭 |
その他周辺情報 | 駐車場多数。お店もあります。観光地 |
写真
感想
阿蘇山を登り終え、時間が余っているのと、翌日の天気に心配があったので、翌日登る予定だった韓国岳も登りに行く事にしました。
いつもは15時には行動終了を心がけていますが、自分的に異例の昼過ぎからの登山。
少しペースを上げて登っていると、5合目付近で麓で救急車のサイレンが聞こえました。誰か怪我でもしたのかなぁ…と登り進めると、登山道に座り込む人を発見。座り込む人の同行者と思われる人は電話中。電話が途切れた時に大丈夫か聞くと「大丈夫」とのこと。聞き方を間違えたと反省。「どうしたのか?」と聞くべきだった。心配で電話の内容を聞いていると、消防とやり取りをしている様子。でも、受け応えもチグハグで噛み合っていない様子。装備はスニーカーにハンドバッグという軽装。再び電話の電波が切れたところで詳細を聞くと、怪我ではなく手足が痺れて動けない。寒い。と行動不能者の同行者が教えてくれた。まずはツェルトを出して保温に努める。後続ハイカーチームの女性3人も気にかけてくれて、初期救助に参加。このうち1名はなんと看護師。要救助者の身体を温めると、少し会話ができるようになりました。話を聞くと、朝からほとんどご飯を食べておらず、水分もとっていないとの事。
私は今日2座目で早々に登って下山予定のためバーナー類は持ってきていなかった。しかし、女性チームがバーナーを持っており、温かいお湯を作り飲ませる。また、何か口に入れてもらおうと思っても、私は2座目と言うこともあり、自分のスパイシーチキンパン、あとは非常食のアルファ化米、カロリーメイトしか持っていない。こんな元気な食べ物、今の要救助者は到底食べられません(笑)。そうこうしていると私の同行者の兄がチョコレートを出してくれる。さすが。次第に要救助者の言葉数も増えてきました。
一方、要救助者の同行者は、消防に連絡するも、現在地を伝えられず、ヘリを飛ばしてもらう事に苦戦していました。よくわかんないけど、消防に現在地の詳細を伝えられないと、警察に連絡して…ってなって、今度は警察に連絡していました。そこで、私の登場。ヤマレコで座標を確認して同行者に伝え、再び消防に連絡。ヘリを飛ばしてくれる事になりました。暫くするとヘリが颯爽と現れて、救急隊員に引き継ぐことができました。
きっと、脱水に加え低血糖で行動不能になり、それに加えて低体温となったのだと思います。
ツェルトやエマージェンシーシート、銀マットで、地面からの冷えも防いだりして対応したのも良かったんだろうなぁ。
でも、居合わせたみんなが、即席でもそれぞれで役割を果たした、良いチームでした😊
要救助者を収容し、颯爽と飛び去るヘリ「青空」格好よかったなぁー。
韓国岳は予定していたルートより、かなりショートコースに変更となったけど、記憶に残る山行となりました。
韓国岳は登りやすく短いルートではありますが、装備が危なっかしい方や、こんな時間から、こんな装備で行っちゃうの?っていう人が多かったように感じます。良い山ですが、気をつけて楽しんでほしいと感じました。とさ
ちなみに、翌日、ヘリで搬送された方から無事の連絡をいただきました。めでたしめでたし。
確かに大丈夫って聞かれたら「大丈夫」って答えちゃいますね。
気をつけなくてはと感じました。
記録ありがとうございます。
九州遠征いいですね
着実に百名山をクリアして羨ましい✨
コメントありがとうございます。昔なにかで「ダメな聞き方」って見聞きした覚えがあるのですが、とっさだったので言葉が先に出てしまいしたでも、これも良い経験です^^
百名山稼ぎたいですが、百名山以外でも行きたい山は一杯だし、もう一回登ろうと思っているのも沢山でw お互い楽しんでいきましょう
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する