富士山(12月のリベンジ)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 2,430m
- 下り
- 2,430m
コースタイム
15:30二合八勺〜16:50太郎坊
天候 | 晴れ 風は収まっているときも有るが、おおむね軽風から雄風。たまに突風。 http://weather-gpv.info/gw.html この時期としては完璧なほど天候の安定した状態。 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
手元の温度計は-5℃〜-20℃を指したが、日も当たっているので余り当てにならない。 気象庁の12:00の富士山の温度は-17.8℃。(もっと寒く感じた。風のせい?) http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=50&prec_ch=%90%C3%89%AA%8C%A7&block_no=47639&block_ch=%95x%8Em%8ER&year=2010&month=1&day=9&elm=hourly&view=p1 斜面の積雪は大分溶けているようで薄く、頂上までは適度にアイゼンの効く状態だった。 |
予約できる山小屋 |
御殿場口七合四勺・わらじ館
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写真
感想
「戦氣 寒流帯月澄如鏡」 新免武蔵守
正月に詳細な計画を(そうでもないかな)立てた山行が4H10Mで終わってしまった。
前回の富士と2連敗。このままではもんもんとした日々を過ごすことになるのでリベンジ。
太郎坊を出た辺りは-5℃。上に3枚着ていると間違いなく大汗をかく。
前回も-5℃でミドルウェアまでびしゃびしゃになった。今回もそうなるとシャレにならない。
歩き出してすぐにミドルウェアを脱いで、インナーとアウターだけになった。
大石茶屋で様子を見ようと思っていたが。暗い中、踏み跡追って進んでいると
大石茶屋を通らないラインで進み、越えてしまった。ただこの辺りはまだ風もないし、
今日は天気予報もこの時期としてはかなり穏やかなのが予想されたので
そのまま次郎坊まで進むことにする。が、やはり富士だ、二合八勺が近づくにつれ
富士山からの冷風が吹き降りてくる。ピッケルだけザックから外し進んでいく。
一気に身体が冷えてくるが何とか二合八勺まで耐えた。
ここでアイゼンを着けたが思いのほか寒く、あっという間に手がかじかんでしまう。
紅茶を飲んで、少し身体を動かし冷えた身体の調子を戻してから出発した。
ほとんど足も埋まること無く進んでいくことが出来る。
満天の星空にかなり大きな流れ星が走った。残像が5秒くらい残ったから、だいぶ大きなものだったのだろう。
8:35に七合五勺に到達することが出来た。少しずつだが富士に登るたびにペースが上がる。
ただ自分は高度には天然で強い方ではない。色々呼吸法などを試すが、3400m位を越えるとてきめんきつくなる。
風は適度に有るが、富士としてはそよ風のようなものだ。
銀明水に到着すると、ちょうど風の通り道らしく寒いので、すぐに建物の陰に身を寄せる。
3重の手袋をしているが、あっという間に手が麻痺していくのが解る。
紅茶を飲み、手袋を全く外さない手のまま写真をとる。とても外す気持ちにはならない。
浅間大社奥宮ぐらい行こうかと進んで行くと、丁度そのラインも風の通り道らしく、
見事にカチカチに凍り付いている。前日に念入りに研いだアイゼンの爪が1mm入るか入らないかだ。
もう体力的にもヨレヨレなので、余計なリスクは真っ平ごめんと、下山開始。頂上はとにかく寒い。
九合五勺位まで降りてきたら、前回もお会いした「むらちゃん」さんとまたお会いした。
http://blogs.yahoo.co.jp/fujisanski/23119482.html
私は手がかじかんで写真を撮ることはできなかったが、何枚か撮ってもらった。
毎月連続で富士に登っていて、むちゃくちゃはやい。
八合目辺りでもう1人登っている単独の方がいた。ただこのペースでこの時間、頂上はきびしい。
下りで2時間以上はヘッデンになる。
下りは七合目辺りからガスで視界が悪くなり、頭に有るラインを想定しながら下っていたが、
長田の鉄柵から六合目のトラバースラインへ戻るところを行き過ぎてしまい。
自分の位置をガスが薄くなったところで確認すると、なんと昨年の事故現場のど真ん中をトラーバースしている。
さすがにシビレタ。思わず真言を唱えながら斜面をトラバースしていった。
少し早いとも思ったが、足首が痛くなってきたので二合八勺の200m上くらいでアイゼンを外し、
我流グリセード、尻セード、など織り交ぜながら下ることにする。
厳冬期と言うにはおこがましいくらい穏やかな天候だったが、やはり富士は富士だ。
足の指も軽い凍傷にやられたようだ。またいつか胸を借りに行こう。
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