記録ID: 5467980
全員に公開
沢登り
大峰山脈
岩屋谷雄滝・雌滝(水尻バス停より)
2023年05月04日(木) ~
2023年05月05日(金)
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体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 09:40
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,841m
- 下り
- 2,856m
コースタイム
天候 | 晴れ 駐車地気温17℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この水尻バス停の駐車場から大阪方面に出る際はかなり見辛い。 すぐ左側にトンネルの出口があるがカーブミラーも見にくい。 GWなどの通行車両が多い時期は注意が必要かなと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上部に表示されるコースタイムの距離、累積標高は実際には差異があります。 谷底でまごまごしているのでGPSの位置情報にかなりの乱れあり。 修正できないのでそのままにしていますが、ニアな数値としては総距離約15km、累積標高1500m↑↓くらいが妥当なところかなと。 ①水尻バス停〜小峠山〜1108ピーク〜1120m地点 一般的な登山道ではありません。 踏跡はかなりはっきりしている箇所とそうでない箇所とあり、ヤブが茂っている箇所も多い。 テープナビはあるが全線というわけではないので参考程度に。 尾根を外しやすいので随時位置の確認を。 今回何度かルートを外しました。 また時期的なものなのか虫の糸が顔にまとわりついて煩わしかった。 ②1108手前のコル〜岩屋谷雄滝・雌滝分岐 向かって右下に降りて行くイメージ。 テープナビはあったりなかったり。 降りられないと思ってもどこかに弱点はある。 「巨木」のある雄滝・雌滝分岐までは今回ロープは必要なかった。 ただ非常に急傾斜であるため、転滑落には注意されたい。 ③雌滝分岐〜岩屋谷雌滝 分岐尾根からすぐのルンゼと言うかガリーというかの凹み(写真⑦)はフリーで降りるには自分的には厳しかった。今回先行の方のロープで下降、登り返し時もこれを使わせていただいた。多分30mダブル。 ここから雌滝まではガレたルンゼを降りて行くが、岩が脆いので注意が必要。何度も「ラク」が起こっていた。 ここも急傾斜であり、転滑落には要注意。 雌滝の滝壺は非常に滑りやすい。フリクションゼロレベルで滑る。ここでこけて右手中指を捻挫した。 ④雄滝・雌滝分岐〜岩屋谷雄滝 分岐点から急傾斜のルンゼをトラバースしてピンクテープのある尾根へ。 そこから滝前までは滑りやすい踏跡を降りて行く。ザレていて滑りやすい。 ⑤雄滝〜雄滝落口〜Co.1020の二俣 雄滝の右岸に落ちているガレたルンゼを上がって行く。 右側に観える大瑤途切れたあたりで尾根を乗越し、沢へ降り立つ。 Co.1020の二俣までは平易なナメが続く。 今回ヤマビルは見なかったが、生息地ではあります。 またマダニに要注意。山行中ではありませんが、下山後どこかで拾ったやつに噛まれて右足の指と甲がパンパンに腫れ上がりました。 |
写真
シャクナゲが盛りだった。
盛りすぎてこれくらいしか撮って無かった。
このちょっと手前で大阪から来られた方とすれ違う。
自分にしては珍しく長話。
とても楽しく、もっと話していたい衝動にかられた。
盛りすぎてこれくらいしか撮って無かった。
このちょっと手前で大阪から来られた方とすれ違う。
自分にしては珍しく長話。
とても楽しく、もっと話していたい衝動にかられた。
岩屋谷雌滝。
70mと云われる。
この角度の雌滝やばい。
この場に立った者じゃないと分からない異次元のすごさ。
何回もやばいが口をついて出る。
写真じゃ全然伝わらない。
やっぱり滝は自分の目で観んとね。
体感型アトラクション。
70mと云われる。
この角度の雌滝やばい。
この場に立った者じゃないと分からない異次元のすごさ。
何回もやばいが口をついて出る。
写真じゃ全然伝わらない。
やっぱり滝は自分の目で観んとね。
体感型アトラクション。
撮影機器:
感想
連休。
奥様からの猶予は72時間。
さんざん迷ったが、ここに決めた。
ずっと観てみたかった岩屋谷雄滝、雌滝。
難関と云われる滝だが、機会と縁に恵まれ両方の滝前に立つことができた。
誰にも会うことは無いだろうと思っていたが、最終的には単独行者1人と5人のパーティ、3人のクライマーの方々とお会いした。
この世にはどうかしてる(賛辞)人がこんなにもいるのかと嬉しくなった。
また自分を含めて4者4様のアプローチの仕方が違っていて興味深かった。
山の在りようは様々。
雌滝。
右岸から眺める角度はやばいくらいの迫力。
心を鷲掴みにされてしまった。
この場に立たないと絶対に分からない威圧感。
雄滝よりも印象に残った。
そして雄滝。
大きくてたおやかで美しい。
いつまでも眺めていられる。
素晴らしい。
本当に、来てよかった。
ここでビバークしようかとも思ったが、薪の量が足らなそうなので雄滝落口へ巻き上がった。
滝上の沢は綺麗なナメ床が続き疲れた体にもやさしかった。
二俣手前で適地を発見。
「別荘」で一泊。
月も綺麗。
新緑も綺麗。
酒と肉で宴会。
最高の一夜だった。
下山は尾根へ這い上がり延々と歩き水尻バス停へ。
登り返しきつい。
体が遭難しとるって言うとる。
ゆっくりと歩を進め、何とか駐車地へ帰着。
着いた先では先行の方のの労いの言葉(置手紙)。
ちょっと泣いちゃう。
途中で打ち付けた指が腫れ上がったり、帰ってから右足がダニ的なやつで腫れたりしたが、全体的にはいい滝見だった。
受けた恩もあるし、ここにはまたいつか来にゃあいけんな。
大峰の山々と岩屋谷に感謝。
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コメント
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紀伊半島の滝見は来年もできれば行きたい所です。まだまだ観てない滝がたくさんありますからね。
ダニ怖いですよ、足パンパンに腫れ上がってます。病院で取ってもらって血液検査もしました。
すれ違って立ち話させてもらった者です。
ザック下ろしてくれて有難うございました・笑
両方行けたんですね、さすがです👍!
楽しまれた様子を読んでいて、こちらも
ハッピーな気持ちになりました♪
ダニ恐ろしいですね…
露幕営した時にやられたんでしょうか…?
YAMAPのレポ拝見しました。
やっぱりどうかしてる方でしたね(笑)。
岩屋谷滝、雄滝も素晴らしかったですが、特に雌滝は最高でした。
ダニは気を付けていたんですが、実際に刺されたのは下山後だと思います。
ソックスもタイツもパンツもシャツも全部駐車地で着替えましたから。
それでもどこかに紛れていたんでしょう。
油断なりませんね彼奴らは...。
感染症(特にSFTS)が怖いので明日再度血液検査に行って来ます。
教えてくださった隧道、結局行けませんでした。
まあまたここには来ると思います。
その時にでも。
またどこかの秘境でお会いしましょう!
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