記録ID: 5468915
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬岳周辺山スキーツアー(柳又谷源頭 旭岳カール・清水谷・杓子沢)
2023年05月03日(水) ~
2023年05月04日(木)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 3,049m
- 下り
- 3,040m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:10
6:50
330分
猿倉
12:20
13:20
0分
白馬山荘
13:20
160分
旭岳カール Co.2400m地点
16:00
白馬山荘
2日目
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:10
7:30
60分
白馬山荘
8:30
8:50
130分
清水谷 Co.2297dm地点
11:00
11:30
110分
鑓ヶ岳
13:20
13:40
60分
小日向のコル
14:40
猿倉
GWも仕事なので、休みは細切れ。
というわけで、単独で当初は蓮華温泉〜雪倉岳、朝日岳でも行くかと考えていたが、今年は蓮華温泉はツアールートが雪が少ないおかげでGWは営業しないとのこと。
うーん、どうするかと悩んでたら山仲間から遅刻軍団の面々と柳又谷源頭をめぐる山行のお誘いをいただいたが、天気の都合で日程をスライドすることになり、参加できなくなった・・・。
以前から、白馬岳の裏側はどうなっているのかRSSA本を見て気になっていたので、ならば一部だけでもいいので単独で行こうということで計画。
■5/2
5/1夜発で長野入り。
朝一で川中島合戦場跡へ。いつも白馬行くときに通り過ぎるだけで立ち寄ったことがなかったので、ようやく訪れることができた。
そのあと長野市内のコメダでモーニングしながら仕事、昼に白馬に移動して白馬ノルウェービレッジという白馬村が協力している施設でリモートワーク。
東京から1人で運転して早朝から山は正直しんどいので、今後はリモートワークからの山もありだな。
夜は道の駅白馬で車中泊。
夜、到着時はまだ駐車場に空きがあったが、朝起きたら満車で、駐車枠以外のところにもたくさん車が駐車していてびっくりした・・・。
■5/3
4時起床。
6時出発を目指すも、何だかんだで出発が7時過ぎになってしまった・・・。
GWに猿倉に来るのは初めてだが、満車に近くてこれまたびっくり。
登山口から30分ほどシートラして林道途中から板はけた。
個人的には、この山行の核心は何と言っても大雪渓の登り。
久々に標高差1500m以上登るので若干不安だった。
おまけに今回は2日間で効率よく動くために小屋泊にしたが、単独なので1人で火器類やらビバーク装備やら修理道具を持ったり、自炊のための食糧なんかも持って行った上に、暑いのわかっていたから水多めだったので、何だかんだでパーテイでテント泊の場合と重量的にそんな大差ない感じになってしまった。
ザックは重いが、気温も高く喘息の症状も全く出ず、快調!
1日入山早かったら、寒気の影響で気温低くて体動かなかったかも・・・。
岩室跡でシートラに切り替えている人も結構いたが、シールのまま稜線まで登った。途中、雪解け水が流れていたので、水を汲めた。冷え冷えで美味しい!
白馬山荘の受付が15:00までなので、一旦、山荘で受付してから旭岳カールへ。
前日に雪が結構降ったあとなので、雪質は期待していなかったが、快速ザラメで気持ちいい〜。
山荘下から標高差350mほど落として、一休憩。
滑ってきたものしか見れない景色をしばし楽しんで山荘に戻った。
山荘は大賑わい。連休中で最も人が多いとのこと。
自炊して、寝床に戻ってごろごろしているうちに寝落ちしてぐっすり寝れた。
白馬山荘は相部屋といいつつ、2人用の個室みたいなものだから、宿泊料金値上がりして高いけど、ゆっくりできる点はいい。
■5/4
朝、白馬岳のピークへ。
実に8年ぶりくらいか?山始めた頃の夏に白馬三山縦走計画したとき以来。
雪倉岳方面は雪が少ないように見える。
朝一で清水谷へ滑っていくパーティーが数組いるのが見えたが、ガリガリ滑っている音が山頂まで凄い音で聞こえていて、雪ゆるむまでのんびり待って出発することにした。
朝、7時頃、山荘出発。
旭岳へ登っていく人も結構いる。
旭岳まで登って清水谷へ滑り込むのも楽しそうだが、傾斜が結構強そうだしまだ雪面少し硬いので、大人しく山荘下から清水谷へ。
谷に入ると、ほどよく緩んで快適。
しばらくすると徐々に狭まってきて先行のボーダーパーティがわーわー言って詰まっている感じだった。
除いてみると、クラックが入っていて、頑張ってトラバースしていたが、沢が流れている音も聞こえる。
先が見えなくて様子がわからないが、右岸の前方の斜面を見るとその箇所を抜けた先もトラバースしている跡が見えた。
単独だし、下手に突っ込んで詰まったら嫌なのと、このまま滑っても滑り的には楽しそうではないので、アイゼン履いて左岸の台地上のところに上がって、上から地形観察して登り返しポイントまで滑ることにした。
どんぴしゃで登り返しポイントとなる清水谷の沢床に滑り降りることができた
沢床から鑓ヶ岳までは約600mの登り返し。
ちょうど同じタイミングで2パーティー来たが、とったルートが私とは違うようであった。出発時間も私より早かったらしく、追い抜く形に。
この日は夏日になる予報だったので、山も暑いのを覚悟していたが、この登り返しはほんと暑かった!灼熱!!
日差しが強く無風なので汗がだらだら凄い・・・。
私はよく水消費するので多めに2.3Lほど担いできて、がぶがぶ飲んで頑張った。
最後、標高差200mほどは尾根は雪はなくシートラで鑓ヶ岳山頂へ。
先日、鑓温泉行った際には、パーティーで足並みが揃わず、鑓ヶ岳の山頂を踏めなかったので、嬉しい。
どのパーテイーもコルまで降りて杓子沢を滑走しているのか、山頂からダイレクトには誰も滑っていなかった。
といっても、斜度は35度くらいだろうか?雪も緩んでるので余裕。
他にも山頂から滑るボーダーがいたが、ファーストを譲っていただいた。
杓子沢、春に滑るようなところではないとわかっていたが、わかっていても行ったことないところには行ってみたいのがロマン。
上部はきれいなザラメで気持ちいいが、中間から落石が酷く、スピードダウン。
板が!板が!とぼやきながらゆっくり走って石をかわしつつ滑る。
杓子沢を滑った代償は大きく、板はズタボロ・・・。
これはチューンナップしないとな・・・。
樺平からは長走沢に滑り降りるつもりだったが、ぼけっとしていて間違えて湯ノ入沢の方へ降りてしまった・・・。
おかげで小日向のコルまで余計なアルバイト発生。またもや灼熱の中を登る羽目に。
小日向のコルから猿倉への下山もいいのは最初だけで、あとは縦溝が酷いし、木が五月蠅いしで1ヶ月までに鑓温泉きたときとは全く違ってイライラ。
最後は登山道をシートラして下って終了。
スキーブーツだと歩きづらくてここが一番疲れた気がする。
というわけで、単独で当初は蓮華温泉〜雪倉岳、朝日岳でも行くかと考えていたが、今年は蓮華温泉はツアールートが雪が少ないおかげでGWは営業しないとのこと。
うーん、どうするかと悩んでたら山仲間から遅刻軍団の面々と柳又谷源頭をめぐる山行のお誘いをいただいたが、天気の都合で日程をスライドすることになり、参加できなくなった・・・。
以前から、白馬岳の裏側はどうなっているのかRSSA本を見て気になっていたので、ならば一部だけでもいいので単独で行こうということで計画。
■5/2
5/1夜発で長野入り。
朝一で川中島合戦場跡へ。いつも白馬行くときに通り過ぎるだけで立ち寄ったことがなかったので、ようやく訪れることができた。
そのあと長野市内のコメダでモーニングしながら仕事、昼に白馬に移動して白馬ノルウェービレッジという白馬村が協力している施設でリモートワーク。
東京から1人で運転して早朝から山は正直しんどいので、今後はリモートワークからの山もありだな。
夜は道の駅白馬で車中泊。
夜、到着時はまだ駐車場に空きがあったが、朝起きたら満車で、駐車枠以外のところにもたくさん車が駐車していてびっくりした・・・。
■5/3
4時起床。
6時出発を目指すも、何だかんだで出発が7時過ぎになってしまった・・・。
GWに猿倉に来るのは初めてだが、満車に近くてこれまたびっくり。
登山口から30分ほどシートラして林道途中から板はけた。
個人的には、この山行の核心は何と言っても大雪渓の登り。
久々に標高差1500m以上登るので若干不安だった。
おまけに今回は2日間で効率よく動くために小屋泊にしたが、単独なので1人で火器類やらビバーク装備やら修理道具を持ったり、自炊のための食糧なんかも持って行った上に、暑いのわかっていたから水多めだったので、何だかんだでパーテイでテント泊の場合と重量的にそんな大差ない感じになってしまった。
ザックは重いが、気温も高く喘息の症状も全く出ず、快調!
1日入山早かったら、寒気の影響で気温低くて体動かなかったかも・・・。
岩室跡でシートラに切り替えている人も結構いたが、シールのまま稜線まで登った。途中、雪解け水が流れていたので、水を汲めた。冷え冷えで美味しい!
白馬山荘の受付が15:00までなので、一旦、山荘で受付してから旭岳カールへ。
前日に雪が結構降ったあとなので、雪質は期待していなかったが、快速ザラメで気持ちいい〜。
山荘下から標高差350mほど落として、一休憩。
滑ってきたものしか見れない景色をしばし楽しんで山荘に戻った。
山荘は大賑わい。連休中で最も人が多いとのこと。
自炊して、寝床に戻ってごろごろしているうちに寝落ちしてぐっすり寝れた。
白馬山荘は相部屋といいつつ、2人用の個室みたいなものだから、宿泊料金値上がりして高いけど、ゆっくりできる点はいい。
■5/4
朝、白馬岳のピークへ。
実に8年ぶりくらいか?山始めた頃の夏に白馬三山縦走計画したとき以来。
雪倉岳方面は雪が少ないように見える。
朝一で清水谷へ滑っていくパーティーが数組いるのが見えたが、ガリガリ滑っている音が山頂まで凄い音で聞こえていて、雪ゆるむまでのんびり待って出発することにした。
朝、7時頃、山荘出発。
旭岳へ登っていく人も結構いる。
旭岳まで登って清水谷へ滑り込むのも楽しそうだが、傾斜が結構強そうだしまだ雪面少し硬いので、大人しく山荘下から清水谷へ。
谷に入ると、ほどよく緩んで快適。
しばらくすると徐々に狭まってきて先行のボーダーパーティがわーわー言って詰まっている感じだった。
除いてみると、クラックが入っていて、頑張ってトラバースしていたが、沢が流れている音も聞こえる。
先が見えなくて様子がわからないが、右岸の前方の斜面を見るとその箇所を抜けた先もトラバースしている跡が見えた。
単独だし、下手に突っ込んで詰まったら嫌なのと、このまま滑っても滑り的には楽しそうではないので、アイゼン履いて左岸の台地上のところに上がって、上から地形観察して登り返しポイントまで滑ることにした。
どんぴしゃで登り返しポイントとなる清水谷の沢床に滑り降りることができた
沢床から鑓ヶ岳までは約600mの登り返し。
ちょうど同じタイミングで2パーティー来たが、とったルートが私とは違うようであった。出発時間も私より早かったらしく、追い抜く形に。
この日は夏日になる予報だったので、山も暑いのを覚悟していたが、この登り返しはほんと暑かった!灼熱!!
日差しが強く無風なので汗がだらだら凄い・・・。
私はよく水消費するので多めに2.3Lほど担いできて、がぶがぶ飲んで頑張った。
最後、標高差200mほどは尾根は雪はなくシートラで鑓ヶ岳山頂へ。
先日、鑓温泉行った際には、パーティーで足並みが揃わず、鑓ヶ岳の山頂を踏めなかったので、嬉しい。
どのパーテイーもコルまで降りて杓子沢を滑走しているのか、山頂からダイレクトには誰も滑っていなかった。
といっても、斜度は35度くらいだろうか?雪も緩んでるので余裕。
他にも山頂から滑るボーダーがいたが、ファーストを譲っていただいた。
杓子沢、春に滑るようなところではないとわかっていたが、わかっていても行ったことないところには行ってみたいのがロマン。
上部はきれいなザラメで気持ちいいが、中間から落石が酷く、スピードダウン。
板が!板が!とぼやきながらゆっくり走って石をかわしつつ滑る。
杓子沢を滑った代償は大きく、板はズタボロ・・・。
これはチューンナップしないとな・・・。
樺平からは長走沢に滑り降りるつもりだったが、ぼけっとしていて間違えて湯ノ入沢の方へ降りてしまった・・・。
おかげで小日向のコルまで余計なアルバイト発生。またもや灼熱の中を登る羽目に。
小日向のコルから猿倉への下山もいいのは最初だけで、あとは縦溝が酷いし、木が五月蠅いしで1ヶ月までに鑓温泉きたときとは全く違ってイライラ。
最後は登山道をシートラして下って終了。
スキーブーツだと歩きづらくてここが一番疲れた気がする。
天候 | 5/3 晴れ 5/4 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ■日帰り温泉 倉下の湯 600円 国民宿舎松代荘 600円 |
写真
段々狭まってくる先行のボーダーパーティーがわーわー言っていたので見てみたら、クラック入っていてトラバースしていた
水が流れている音も
その先もトラバースしている跡が見えたので、左の台地上のところに上がった
水が流れている音も
その先もトラバースしている跡が見えたので、左の台地上のところに上がった
撮影機器:
感想
今年は雪が少なかったが、白馬岳の裏側や清水谷〜鑓ヶ岳にかけては雪がびっしりついていて、びっくりした。
柳又谷源頭は本当にほんの一部を滑っただけであったが、その広大なる未知の谷の宝庫への興味も増した。
雪倉岳、朝日岳と絡めて再訪したい。
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