リトル比良
- GPS
- 05:25
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 1,117m
コースタイム
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:25
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路はJR「近江高島駅」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
割と整備されているが、途中、迷いやすいトレースがあり、注意が必要 オウム岩から先は登山路に水が流れ込んでいる箇所があり、一部ドロドロ |
写真
感想
ゴールデンウィークもあと2日。天気は夕方までは持ちそうなので、この期間中に行きたかったリトル比良に初挑戦する。北小松駅で下車したのは一人だけ。いつもは複数グループがいるのに、寂しいスタートとなった。
まずは、楊梅の滝を目指す。雌滝、薬研の滝、雄滝と3つの滝で構成される滝だが、以前は散策ルートは工事中で通れなかったが、今回は、川沿いに進む道が解放されていた。今までは、一旦、登山路で滝見台付近まで上り、そこから降りるルートだったが、この散策路だと、順番に滝が見えるので、雌滝から雄滝に行くルートにある鉄梯子のあたりは急傾斜だが、上り下りがない分、気持ち的に楽に回れた。滝の写真を撮るために、渡渉する際に岩で滑りそうになったが、マイナスイオンをいっぱい浴びて元気をもらった。
そこからは涼峠、ヤケ山、感風峠と進む。緑が映える美しい道で、熊よけのラジオを聴きながら休憩を取ることなく、岩阿沙利山に向かう。風は微風で心地良い。汗はかくが、日差しがないので、消耗度は少なく、ペースを崩さず快適に歩くことができた。
岩阿沙利山では、到着早々、右手にある大きな岩に登ってみる。かなりの高さで、切り立っている感じ。先っぽも右も左も、足場が少なく、油断すると落ちそうで、非常に怖い。立ち上がってはみたものの、景色を楽しむ余裕もなく早々に座り込んで安全確保を行なった。高所恐怖症ではないが、なかなかのスリルだった。ここで三等三角点と山頂看板を確認して、次の場所を目指す。
岩阿沙利山からオウム岩までは奇岩が多く、面白い形にそそられ、いくつか岩登りにチャレンジしてみた。岩の上からの景色は目の前の木が邪魔をして、折角登ったもののあまりいい風景とは言えないものだった。
絶景が拝める奇岩のオウム岩で昼食休憩。誰もこなさそうだったので、岩の上で座り込み、カップラーメンと手巻き寿司をいただく。ラストにはコーヒーとミニどら焼き、羊羹でアフタヌーンコーヒーをいただき、景色を満喫しながらまったりとした時間を過ごす。天気は曇っているものの、風もなく、琵琶湖や街並み、隣接する山々、谷間にある田畑をみながらの食事で、充実した時間を過ごすことができた。
岳観音堂跡では立派な灯籠と松、琵琶湖のコラボレーションを撮影。剥き出しの山肌に、小岩が配置されていて、松の配置もアクセントとして効いており、どんな建物があったのか興味がそそられた。その後、白坂では砂地で滑りそうになりながらも、上まで登り切り、近江高島の街並みと琵琶湖、また、隣り合う山々の景色を堪能。ただ、この白坂、ストックを使っても、全然刺さらず、足元は砂が浮いているので本当に滑る。微かに残る足跡を辿った。ここまで降ってくると、近江高島駅まで後少し。長谷寺で無事に降りてきたことを感謝して、スマホで電車の予定を調べると、電車の到着まで15分しかないことがわかったので、駅まで走った。
今日は雨が降るとの予想だったからか、ゴールデンウィークもラストに入ってゆっくりする人が多いからか、結局、最初から最後まで誰とも会わなかった。独り占めできたと言えるかもしれない。
このリトル比良、高さはないが、絶景とも言える景色が見られ、また、適度に急傾斜もあり、面白いコースだった。雨直前の駆け込みで充実した1日となった。
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