台湾・南湖大山
- GPS
- 21:35
- 距離
- 36.0km
- 登り
- 3,185m
- 下り
- 3,092m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:25
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 10:05
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 7:05
天候 | 1日目〜3日目:晴れ(1日目夕方のみにわか雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:勝光バス停から國光客運の宜蘭バスターミナル行きで終点下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
思源埡口登山口からの710林道は非常に荒れている |
その他周辺情報 | 勝光登山口に野菜を売る露店が1つあるが、実はペットボトルの飲み物も売っている。また奥まった建物は前泊用の宿泊施設だが、温水シャワーが使える(1人100元) |
写真
感想
〇登山パーミッションの取得
・台湾の登山には原則としてパーミッションが必要です。対象となる国家公園は玉山・雪覇・太魯閣の3つで、南湖大山はこのうち太魯閣国家公園内にあります。
・登山時には国家公園管理所の入園許可(山小屋の予約を含む)と、警察の入山許可の両方が必要になります。台湾に知り合いがいればオンライン申請で完結しますが、連絡先に台湾の住所と電話番号が書けないと、(入園許可は取れても)入山許可が取れないという問題があります。つまり私のように台湾に知り合いがいないヒトの取れる手段は2つ
‘園許可はオンラインで取得し、入山許可は当日入山前に地元の警察署で取る
南湖大山の場合は勝光派出所へ行くことになります(登山口の徒歩圏内)。これは以前雪山に登った時に取った方法で、台湾入国後に直接警察に出向くと許可証を出してもらえます(台湾の平日でないと手続できないことと、手続の時間だけ登山開始が遅くなるのがポイント)
▲僉璽潺奪轡腑鷦萋逝綛圓魄様蠅垢
今回はこちらを利用しました。英文やり取りでPayPal支払(約5000円)。スケジュールを伝えたら、書類にサインしてメールで返送すればあとはやってくれますが、レスポンスは遅めなので余裕持って依頼しましょう
https://www.yamatomichi.com/journals/13964
・なお今回知りましたが、太魯閣国家公園についてはチェックポストが廃止されており、登山口での許可証チェックがありません(道中抜き打ちチェックがあることにはなっている)。ちなみに玉山や雪覇は入山前に許可証チェックがあり、ビデオを見せられたりします。
〇登山口へのアクセス
・以前は思源埡口と勝光の2つの登山口がありましたが、今はほとんどの人が勝光から登っています。思源埡口からだと710歩道を辿るが1時間余計にかかるのが理由で、このため710歩道はものすごく荒れていました(一応歩けますが倒木なども未処理になっています)。
・宜蘭バスターミナルから朝7:30の梨山行き(國光客運)に乗りますが、この山岳路線はめちゃくちゃ揺れるので車酔いする可能性が高いです。登山口まで2時間半かかるが、途中南山でトイレ休憩があります(ここはセブンイレブンもある)。
・勝光登山口は「小埡口」で下車。登りの車道を歩いていくと登山口。なお帰りは一つ先の「勝光」から乗るというルールがあります(小埡口で待とうとすると、登山口で露店やっている女性が教えてくれます)。もし思源埡口から登る場合は「思源菜園」下車で、目の前が登山口です(巨大な登山口の碑があり、分かりやすい)。
〇登山道について
・日本の南アルプスあたりの登山道とかなり近いです。6.7k登山口から先は基本的に100mおきに標識が立っています。リボンは少ないですが、踏み跡明瞭なので迷うことはまずないと思います。岩場の通過は鎖ではなくロープが設置されています。
〇山小屋について
・予約制の無人小屋という形式で。入園許可は宿泊予約と一緒に取るので、許可証に寝る場所の番号が記載されています。寝袋とマットは必携。
・食事も自炊ですが、台湾はグループ登山が主流で、歩荷が食材と水を背負っていき、食事を作ってくれる仕組みなので、自炊してるヒトは実はとても少ないです。
・トイレはありますが穴があけてあるレベル
・ルート上の小屋は雲稜山荘、審馬陣山荘、南湖山荘の3つですが、渇水期は雨水頼りで、南湖山荘の水場も出ていない可能性があります。その場合は雲稜山荘か審馬陣山荘から水を背負いあげる必要があるので注意
〇その他
・日本からモバイルWIFIを持参したものの、中華電信のため、山中ではほぼ使えず。ソフトバンクのローミングにより遠傳通信・台灣大哥大が使えたので、ローミングの固定プランに加入しておくといいと思います
・南湖大山の登山口周辺には店がないので、ガスカートリッジは台北か宜蘭で調達する必要があります(雪山の場合は、登山口の武陵農場でガスカートリッジが買えます)
・台北駅から徒歩圏内に「登山友」「台北山水」などのショップが並んでるエリアがあり、ここでガスと登山地図を調達するのがオススメ
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する