元越山 《九州百名山》
- GPS
- 05:29
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 774m
- 下り
- 954m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
下山口:木立の熊野神社からタクシーでJR日豊本線佐伯駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備された道、天空ロードの名に愧じない展望の縦走路 |
写真
感想
佐伯駅からタクシーで空の公園に向かう途中に「空の地蔵尊登り口」の標識を見付けた。空の公園からピストンする予定だった瀬平山に直接行けると見込んで「此処で降ろして」とタクシーを止めた。整備された登山道を登って行くと分岐があり「←地蔵 展望台→」となっていた。取り敢えず地蔵へと行ってみると空の地蔵尊が鎮座していた。展望台として整備され米水津湾が一望でき半島の先端キシメギ崎や松切鼻の展望が素晴らしい。この後行く瀬平山や元越山も見通すことができた。
分岐に戻り展望台へと進むと整備された道で瀬平山(283m)に到った。4等三角点「瀬平」がありNTTドコモの電波塔があり総周囲が展望台になっていた。階段を上がると次に向かう石槌山や仁田尾の展望、南には仙崎山(412m)、高平山(346m)が望めた。南西側の登山道を下り空の公園に到ったが車は1台だけ止められていた。空の公園から林道に入りやがて登山道となった。所々展望地があり天空ロードの名に恥じない眺望が得られた。石槌山(486m)山頂には3等三角点「大浦」があり石鎚神社が鎮座していた。山名は“槌”、神社は“鎚”と表記するようだが山頂標識には混乱があるようだ。米水津湾や仁田尾(492m)、色利山(552m)の展望が良い。
西への稜線をなだらかに進み100m程登り返すと仁田尾(492m)で4等三角点「仁田尾」が設置されていたが展望は利かない。鞍部に下ると北側を巻いていた林道に合流し小ピーク2つを巻いて送電鉄塔のピークに取り付いた。最初は急で傾斜が落ち着くと電波塔に到った。地形図には同じレベルの稜線にもう一つ電波塔があるが現地では鞍部近くに小規模なものがあるだけだった。林道を越えて色利山(552m)南尾根に取付き山頂に到ると4等三角点「色利」があり、展望が素晴らしい。瀬平山やその後ろに沖黒島(134m)、石槌山に掛けての稜線、この先の元越山も一望できた。昼食休憩を取りパンを食べていると上空から音もなく降下して来た鳶に袋ごと掠め取られてしまった。鴨川の鳶のように人の弁当を狙うワル鳶のようだ。
北の縦走路に踏み出しなだらかに進み一部林道歩きもあり最後は50m余り登り返して元越山(582m)に到った。九州百名山の眺望の山で360°の展望があり、2組の登山者が寛いでいた。1等三角点「元越山」があり今日歩いてきた稜線が一望できた。空気が澄んでいると遥か四国の山々や祖母・久住・阿蘇の山々も望めるようだが遠景は霞んでいた。山頂には天測点がある。天測点は昭和26年から昭和33年にかけて全国48ヶ所に設置された。八角形のコンクリート台座に測量機器を置き恒星を観測して座標を決める天文測量を行った。現在は機器の小型化で約450点の三角点を利用して観測されていると云う。なお大分県には矢筈岳山頂に「姫島」天測点がある。
山頂に30分ほど滞在して、北西方向の木立(きだち)に向けて下山を始めた。岩混じりの道は苔むして滑りやすい。地元木立小学校の児童によるプレートがあり、中には元越山に関するクイズなどもあり微笑ましい。木立登山口に下山し佐伯駅に戻るべくタクシーを呼んで待っている間に近くの熊野神社に参拝して登山の無事を報告した。
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