カナダ・Bow Hut定着山スキー・バンフ、ヨーホー
- GPS
- 176:00
- 距離
- 53.9km
- 登り
- 4,130m
- 下り
- 4,130m
コースタイム
11/9 雪 レスキュー講習、the Onion登頂
11/10 曇 Mt. Gordon登頂
11/11 晴 Mt. Olive North途中敗退
11/12 晴 Mt. Rhonda登頂
11/13 晴 Mt. Olive North登頂
11/14 晴 Mt. Olive West Bowl滑走
11/15 晴 Hike out(8:00 Bow Hut、10:00 Bow Lake)
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
登山学校で氷河スキーに行ってきました。一週間カナダ山岳会の山小屋に滞在し、毎日スキー三昧。。。非常に広く、快適な小屋で仲間、ガイドたちと貴重な時間を過ごしました。
11/8 雪 Hike in(10:30Bow Lake、15:30Bow Hut)
7時半に車でヤムナスカの事務所を出る。3時間後、駐車場からBow Hutまでアプローチ。一般装備、食料のほかにスキー、ブーツを背負っていると腰にきます。雪が少ないので、駐車場からスキーでのハイクアップはできませんでした。U字渓谷に入り、森林限界を超えてからシール登行を開始。7kmくらいのアプローチですが、長く感じました。一番に小屋に着いたので、重荷を下ろし、遅れたメンバーのところにスキーで向かいました。歩荷を助けるためですが、半分以上は初滑りが目的でしたw
11/9 雪 レスキュー講習、the Onion登頂
この日はレスキューなどの講習から始まりました。埋没者が1人の時、埋没者が複数で、救助者も複数の時などを想定し、レスキューの練習を実施。その後、Headwallを4回ハイクアップし、4回滑走。滑走に満足したら、the Onionに向けて再度登り返し、適地でピットチェックを行う。the Onionのピークに立ち寄った後、最後にまたHeadwallを滑走し、小屋に戻りました。
11/10 曇 Mt. Gordon登頂
強風、視界不良、気温-25度の中、山頂を目指しました。ほとんどは氷河歩きですが、視界が無いので、コンパスワークが肝です。また、クレバスがあるので、歩行には注意が必要です。休憩中もスキー板を外さず、歩行中は要所でプロービングをしながら歩きました。
目的のMt. Gordonは無事登頂できましたが、山頂付近は風が強く、満喫する余裕はありません。速攻でシールはがし、滑走に入りました。下山後に見たJonのヒゲ氷柱がすごかったです(写真あり)。
11/11 晴 Mt. Olive North途中敗退
この日から快晴が続き、気温が下がりました。Bow Hutから近い槍ヶ岳のように見える山、St. Nicholasの西側を東側を通ってOliveへ向かいました。この日は、前日以上に寒く(-25度以下)、風もあったため、末端の冷えで数名が途中で帰りました。最後まで登頂を目指した我々も稜線に出たところで寒さに負け、敗退しました。スキー滑走は長く、平らな斜面もないため、結構楽しめます。
11/12 晴 Mt. Rhonda登頂
-17度、風もなく、絶好の登山日和。長い平坦な氷河歩きを越え、Rhondaの山頂を目指しました。所々クレバスやベルグシュルンドがあるため、歩行や滑走に注意が必要です。それほど長くない山の斜面を登り切ってから、30〜40分ほど稜線歩きがあります。ここはちょっとした昇り降りがあるので、シール歩行しました。
登頂後、シュカブラの斜面を下ってから、平らな斜面をクロカンの要領で長く歩きました。いつものHeadwall滑走ではなぜか右側のビンディンが外れ、今シーズン初転びを記録。この日は、雪が詰まったのかDynafitが不調でした。
11/13 晴 Mt. Olive North登頂
この日も、さほど寒くなく、風もなし。11日に敗退したOliveに今度はSt. Nicholasの西側からアプローチ。NicholasとOliveの間にあるコルへ抜け、全員で登頂しました。前回通った東側よりも平坦なため、短く感じます。山頂へ続くリッジは高度感があり、注意が必要です。
この日の滑走を動画にしました↓
11/14 晴 Mt. Olive West Bowl滑走
元々、週の半ばで別の小屋に移動し、スキーをする予定だったのが、寒さによりそのままBow Hutに滞在したため、登ったり滑ったりする場所が無くなってしまいました。仕方なく2グループに分け、一方がHeadwallの滑走+ピットチェック、もう一方が前日見たOlive下のWest Bowl滑走ということになりました。
良い天気で山歩きを満喫したかったので、後者のグループに入りました。West Bowlの斜面には上から17cmのところに弱層があり、コンプレッションテストで簡単に崩れました。また、斜面の下部に地形の罠(ベルグシュルンド)があったので、ガイド判断により上部までは行かず、途中から滑走しました。氷河に出てからは、そのまま行きの道を戻り、いつもより少し長いHeadwallを滑走。これまでで一番長く、楽しい滑りになりました。
11/15 晴 Hike out(8:00 Bow Hut、10:00 Bow Lake)
朝スキーを履いて、小屋から下ります。行きよりも雪が増えたものの、まだ石が多く、U字渓谷を出るまで我慢してスキーで下りました。最初から歩きの人がほとんどでしたが、皆足取りが早く、2時間で車に着くことが出来ました。
きっと、みんな早くシャワーを浴びたかったんでしょうね。。。この旅行を通じ、新しスキー板の裏がギタギタになりました!
コメント
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Geldfelsさん、こんにちは。
カナディアンロッキーを満喫してますね。
ボウハット、とてもなつかしいです。
2年前ここに何日も閉じ込められました・・・
すでに聞かれているとは思いますが、
来年の3月にワプタをリベンジに行きます。
でも、ヒゲに氷柱が出来る寒さはいやだな〜
クマ
クマさん
コメントありがとうございます!
その節は、Bow Hut滞在お疲れ様でした!
私も今回でWapta Traverseの概念がつかめました。
3月楽しみですね!
是非ご一緒したいところですが、12月に帰国することにしました。
今冬は、白馬でBCガイドの下積みをさせて頂きます
ご存知かもしれませんが、
takがACMGのロックガイド資格を取得しました!
カナディアンロッキーでは、日本人唯一みたいです。
再会が楽しみですね!
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