【常念岳(目標)】今シーズン初の雪山山行☆めっちゃラッキーな出来事が☆
- GPS
- 07:18
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,509m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
天候 | 晴れ☆ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
安曇野ICから三股駐車場(約30分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
前常念岳直下の岩場急登:雪の状態、天候具合によっては危険です。 前常念岳から常念岳:雪が深く、膝上ラッセルとのことです(伺ったお話です) |
その他周辺情報 | [温泉情報] 信州安曇野『ほりでーゆ〜 四季の郷』 温泉 大人:530円 常念岳を望みながら温泉に入れます。とても綺麗な施設です。 http://www.holiday-you.co.jp |
写真
感想
いよいよ雪山シーズン到来☆
一ヶ月ぶりの山歩き、そして7月の北岳以来、久しぶりとなる036ちゃんとの山行にワクワク感も高まります。そしてまさかの終盤、こんなラッキー☆な出来事が起きるとは!!
15日21:00に静岡県富士市を出発、スムーズに車を走らせ、23:45には安曇野ICに到着、三股駐車場には0:15に到着した。さすがにこの時期、駐車場にはほとんど車は無く、ゲート近くに車を停めての車中泊。満天の星空に感激しながらウィスキーをいただいた☆こんな綺麗な星空は今まで見たことがない!!
6:00に起床して朝食&珈琲。準備を済ませて6:40に駐車場を出発。三股登山口まではしばらく林道を歩く。蝶ヶ岳方面との分岐となる三股を常念岳方面へ。落葉の上に薄らと雪が積もっている。下りの時はちょっと滑りそう。標高を上げていくにつれて、雪の量もだんだん増えてくる。勾配が次第に増していき、呼吸も少しずつ速くなる。036ちゃんは、ザックが身体に合っていないらしく、なかなか思うように歩けていないようだ。息もあがっている。ペースを保ちながら歩を進める。
前常念岳直下の林道からは急勾配。ここからはアイゼンを着ける。今シーズン初の装着にワクワクドキドキ…よし大丈夫だ!アイゼンの雪を噛む音が心地いい!道の角度はキツくなるけど、アイゼンを着けた嬉しさでペースは上がった。森林限界を抜けて稜線に出ると、目の前には前常念岳がド〜〜ンと姿を現す。山頂まではまだまだ遠い。大きな岩場、急勾配、そして雪…大丈夫かな〜とちょっと心配になる。
岩場に入ってしばらく歩くと、若いお二人が休憩していた。眺めの良い絶好の場所でゆっくりと食事を採っていたので、声をかける。お互いの予定などを話し、僕たちは先を急いだ。今日は常念岳を目指して山に入ったけど、三股から常念岳までの夏期標準CTが5:30、自分の中では「12:00までに到着した場所で折り返そう」と決めていた。036ちゃんもやっぱり調子が上がらない様子。岩場は予想以上に勾配がキツく、雪の着きも良くないため、一歩一歩かなり神経を使う。事前に夏山を経験しておくことの重要性を改めて感じた。
前常念岳山頂手前で、トレラン装備の2人(かなり早い段階で僕らを抜いていった)が下りてくる。話しを聞くと「上のほうで、山系の人とお話をしたんですけど、『君たちの装備ではやめたほうが良いよ!』『雪深いし、山頂まではかなり時間かかるよ』って言われたので、戻ってきた」とのこと。お互いの安全を祈り、その場を後にした。僕の心の中に『山系?(たぶん山溪ちゃうの?)、どんな人やろ』という想いがずっと残っていたのは確か。
なんとか前常念岳(石室)に到着、そこからしばらく歩いた場所が眺望も素晴らしく、この場所を今日の到着点と決めた。さすがにここから常念岳山頂までの往復CTを考えると、賢明な選択だったと思う。ゆっくりと穂高をはじめとする北アルプスの景色を堪能、風もそれほど強くなかったため、写真撮影や食事を愉しむことができた。
12:30になったため、そろそろ下山しようかとしていたところに、先ほど岩場で食事をしていた2人が上ってきた。「雪も深いみたいやし、時間的にみても、これから常念はキツいとおもうよ」などと話しをしたけど、2人は「様子を見ながら進んでみます」と言って、常念方面へと進んでいった。結局、下っている最中も2人のことがずっと心配だった。何事も無く下山できていたことを祈っています。
岩場の下りはさらに気を遣う。アイゼンが引っかからないように、一歩一歩、慎重に脚を出した。林道に入ると気持ちは楽で、ペースも上がった。でもさすがに道のりは長い。「あ〜、早く着かんかな〜」などと036ちゃんと話しをしながら歩く。かなり登山口に近づいてきたところで休憩し、「あと一息やね」などと話しをしていると…そこになんと!!!
『あれ?まさか!!高橋庄太郎さん????』
すぐに、036ちゃんにもアイコンタクト。声をかけると「そうです〜」と笑顔で対応していただいた。
『マジっすか!!』
メッチャ嬉しい☆憧れの庄太郎さんが目の前に☆
(しかも本日ここまでにすれ違った人は3組の5人だけ。)
「大ファンなんです!」記念撮影を快諾していただき、大感激☆
ここで、先ほどの『ヤマケイの人』って『山溪』の取材で来ていた高橋庄太郎さんやったんや!!と。
【高橋さんのお話】
「さっきのトレランの人たち、あの装備はキツいよね〜、でも素直に僕のアドバイス聞いてくれたから良かったよ。その2人に、『親切にありがとうございます。あなたはFacebookやってます?』って言われちゃってさ〜、いずれ身元分かるだろうと思って、名前と仕事(山溪)のこと話ししちゃったよ」
(たぶん庄太郎さんと気付かない人は「山系」の仕事をされていると思ったでしょう_笑)
「後からきた若い2人にも『この時間からだと大変だよ、無理しちゃ駄目だよ』って言ったんだけどね。まっ装備もそれなりだったから、見極めるでしょう」
「今日は、山溪オンライン用に装備を試しているんだよね〜」
「常念岳までのラッセルはキツかったな〜。膝上まで雪あったよ。ワカン欲しかったね〜」
「僕はあの岩場(本日の山行全般)はアイゼン使わないよ。そういう歩き方で登っている」
などと、15分ぐらいでしょうか、気さくにお話をしてくださいました。
夢のような時間はあっという間に過ぎ、颯爽と下っていく後姿をボ〜っと眺めていた2人でした(笑)
笑顔が止まらない僕たち、高揚感と満足感を維持したまま、足取り軽く登山口に到着。最後の林道だけはやっぱグッタリ…笑
目標としていた常念岳には辿り着けなかったけど、本当にいろいろな経験ができた思い出に残る山行となりました。あ〜、楽しかった☆
高橋庄太郎さん、本当にありがとうございました☆これからも愉しみながら精進します!
そして、常念岳を目指した若いお2人の無事をお祈りしております。このレコ見たら、連絡してね。
山の神様、そして山友に感謝します☆
今日も素敵な出会いをありがとうございました☆
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
前常念、お疲れ様〜。
036ちゃんも元気そうで!
めっちゃ美しい景色やね〜。
確かにあれくらいの積雪時のクランポンって、
使用すべきか微妙に悩むよね〜。
一回つけると外すのめんどくなったり。
しかし、羨ましすぎるぞ〜!
貴重な会話のレポ、さんきゅ〜。
いや〜、ホンマにラッキー☆
短い時間(僕にとって_笑)やったけど、高橋さんとお話できて嬉しかったわ〜。
まさかこんなにお話ししてくださるなんて
アイゼン、思いっきり悩みまくっていました
お久しぶりの登場ですねatsu001さん。お待ちしておりました。
今年は燕から北岳から常念からなんだかキてますね!
来年の穂高、しっかり準備してますよ!雪溶かしておいてください!
fickleさんと歩くには、相当鍛えておかないといかんね
ま〜、それにしても今年一年、天気には恵まれていました。
(いつも「完璧な晴れ」ってわけではありませんがね)
本厄やったのに...
来年は一緒に穂高歩きたいね!
無事下山できてよかったねー。
ドキドキ感伝わるわぁ。
雪の積もりたてって恐いよね。
それにしても庄太郎さんとお会いしたなんて羨ましすぎる〜!
憧れの庄太郎さんとお話もしたなんて。。。!!
山系ってウケるね(笑)
「山系」は、たぶんね
トレランのお二人から話を聞いている時に、「なんかしっくりとこないな〜」と思っていたんだよね〜。「ヤマケイ↗︎」の発音とか。
高橋さん、気さくでめっちゃ良い人やったよ!より一層、好きになっちゃった。
おじさんです。体力あるねー。登山学校で 基礎を勉強しようね。
わ〜、コメントありがとうございます!
(ユーザー名が全然違いましたね_笑)
おじさんのお話を聞いて、『もっとしっかりと基礎を学ばないと...』とつくづく感じました。
なかなか、決まった休日や時間をまとめて取ることが難しく、練習会や講習会などを避けてきてしまいましたが、機を見て参加してみたいと思います。
機会がありましたら、ぜひ山に誘ってください。
おじさんと登れることを楽しみにしています
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する