馬生BS〜新柵山〜羽賀山(風早山)〜ブナ峠〜西吾野駅
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 804m
- 下り
- 721m
コースタイム
天候 | 快晴。気温≒5℃〜14℃。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.new-wing.co.jp/rosen/tokigawa/0315time/6001.pdf 【復路】西吾野駅⇒HOME |
コース状況/ 危険箇所等 |
※注)、ヤマレコで「風早山」と呼称している 667.1mPの名称は、私が所持している昭文社刊 山と高原地図「奥武蔵・秩父(1996年版)」では「羽賀山」と記載されていました。この稿では羽賀山を前に記載して、風早山は括弧付きで併記させて頂きます。(2014年12月1日加筆訂正) --------------------------------------------------------------------------------------- 登山ポストは見かけませんでした。おそらく西吾野駅には有ると思いますが…。トイレはJR明覚駅前と西吾野駅前にあるだけだと思います。越沢の大杉前にも小さなトイレは有りましたが、雑草で覆われそうになっていたので、現時点で使用出来るか如何かは不明です。 自販機はJR明覚駅前、間野集落、西吾野駅前だけで、売店はJR明覚駅前のコンビニエンスストアと、西吾野駅前の坂を下りた所にある吾野屋さんだけだと思います。ただし吾野屋さんは平日は営業していないと思います。この日も閉まっていました。 コース全般に危険な個所は有りません。馬生バス停から新柵山を経由して日向根までの間は、昭文社刊「山と高原地図」ではコースが一切記載されておらずに、現地に案内道標も有りませんが、しっかりとした道が付いており、ほとんど迷う事は無いと思います。 ただし、ところどころで昔からの若しくは作業用の山道と交錯しますので、25,000分の1地形図と磁石は必携の山域です。それに国土地理院 25,000分の1地形図には、馬生バス停から日向根までのルートが記載されています。 ◆コース概況◆ 【馬生バス停〜日向根】 馬生バス停から全長寺入り口の石柱を右に入って、約60m坂道を登った先の右側に登山口があります。先達のレコ写真のおかげで悩まずに済みました。登山口から雨で深く抉られた歩きずらいV字状の道をしばらく登り、やがて尾根筋に上がると歩きやすくなります。頂上の200m〜300m手前では手がかりが無く、砂状の急な斜面に落ち葉が積もって、けっこう滑りやすく歩きにくいですが、それを過ぎれば間もなく新柵山頂上に辿り着きます。新柵山頂上から歩きやすい平坦な道を南下すれば、越沢の大杉までは直ぐです。 【日向根〜ブナ峠】 国土地理院地形図でコースが実線で表記されているように、幅員1.5m〜3.0mの林道歩きなので、まったく悩む事はありません。 羽賀山(風早山)の頂上に行く場合のみ注意が必要です。私は最初、667.1mの三角点の北側から頂上に行こうと思っておりましたが、林道から取り付くのに良さそうな場所が無くて、三角点の南側に到達してから北上する様にしました。 羽賀山(風早山)頂上の三角点の真南に、林道の三叉路があります。何故かそこだけ幅員が10m以上も有りかなり広くなっています。その場所から西側の尾根に乗って、尾根沿いに北上すれば簡単に三角点がある頂上に着きます。頂上には三角点の他に先達が取り付けてくれた、小さな山名札が立ち木に掲げられています(写真参照)。しかし残念ながら眺望はありません。 【ブナ峠〜柏木下降口】 ブナ峠から舗装道路歩きで、816.3m(山と高原地図では816.4m)の三角点の手前で、2ヶ所ほど西吾野駅へ下る案内表示が設置されておりますが、路肩崩壊で通行止めの表示と、侵入を防ぐためのバリケードがありました。バリケードは車両用と言うよりもハイカー兼用のようで、かなり厳重に隙間なく設置されておりましたので、ハイカーといえども立ち入らない方が無難だと思います。 816.3m三角点南側の下降口は、山と高原地図で単に「ガードレール」とだけ注意書きしてあります。実際にその場所に来たら何の表示も無いので、「エッ!? ホントにここから降りられるの?」と思いましたが、1m幅ほどのガードレールの開口部から降りてみたら、直ぐに石仏が3基有ったので、間違い無いと判断して進みました(写真参照)。 【柏木下降口〜西吾野駅】 このルートは山と高原地図には記載されていますが、国土地理院の地形図には北側の一部が記載されておりません。しかし上記のガードレール下降口から麓まではしっかりした道が付いており、ここも昔からの峠道なのだろうと思いました。途中で一ヶ所だけ通せん棒が置いてある分岐が有りましたので、そこだけ気を付ければ問題無いと思います。 私はまったく気付かずに、麓近くでルートから外れて山道に迷い込んだようで、地図上の柏木集落ではなくて、東隣にある町屋敷集落の最上部に降りて、人様の家の庭先に出てしまいました。(反省) |
その他周辺情報 | 公共交通機関で来た場合は、何も無いと思った方が良いと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25,000地形図 1 正丸峠
昭文社 山と高原地図 1 奥武蔵・秩父(2014年版)
シルバコンパス 1
トレッキングポール 1
緊急シート 1 寝袋タイプ
携帯電話 1
単眼鏡 1
カメラ 1
メモ帳 筆記用具共
携行食 カロリーメイト、飴等
救急セット カットバン等
健康保険証 運転免許証共
着替え スタッフバッグ共
タオル
ゴミ袋
ペットボトル 飲料水
ツールナイフ 1
ヘッドライト 1
アマチュア無線機 1 144、430Mhz
予備電池 1
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感想
今回コースの新柵山は、過去の皆様のレコにも数多く取り上げられているのに、何故か昭文社刊「山と高原地図」にコースがまったく記載されていない。それに日向根南側に有る羽賀山(風早山)の頂上は林道が大きく巻かれており、頂上までのルートが国土地理院地形図にも記載されていない。そんな二つの山の登頂にかなり登高欲(登行欲?)をそそられたので、両方の山へ合わせて実際に行って見ることにした。
尚、今回はハイキング始点の明覚駅から終点の西吾野駅までの間で、出会った人はイーグルバスの運転手さん唯一人だけだったので、山歩きをしながら思索をするには絶好の環境に満ちて、実に有意義なハイキングを堪能する事が出来た。
先週末の天気予報では11月19日は快晴と出ていた。ハイキングコースを立案するにあたり、公共交通機関を使う身にとって極めて大事なことは、ハイキングの往路の起点と復路の終点である。その際に奥武蔵でのバスは運行本数が少ないので、利便性を考えればバスは往路でのアプローチで使用する事がどうしても多くなる。となると馬生バス停が起点で、終点は西武秩父線の最寄りの駅となる。そのために登山届ではとりあえず、西吾野駅を下山口として携帯電話から電子申請しておいた。
07:43にJR明覚駅で下車したのは自分1人だけ。せせらぎバスセンターまで1人でトボトボ歩いて15分後に到着。小さなワゴン車のバスが08:10に出発するまで、軽くストレッチなどをして準備運動の真似事などをして時間を潰す。
バスは出発2分前にワゴン車のスライドドアを開けたので、1人だけで乗り込んで運転手さんに挨拶をする。乗客は自分1人だけだったので、運転手さんの直ぐ後ろの座席に座って、いろいろと話をしながら馬生バス停まで向かう(本当は運転手さんと雑談等の会話はNGだと思う)。
運転手さんは地元の方の様で、私が馬生をヤマレコで覚えた「ばしょう」と言っていたら、それは「ましょう」と言う地名なんですよ、と正しい言い方を教えて頂いた。そんな話をしている内に、その馬生バス停に到着したので、運転手さんにお礼を言って降りて直ぐに歩き始める。
山道は予想以上に踏まれており、こんなにしっかりした道が付いているのに、なぜ山と高原地図では記載されていないのか、ますます分からなくなり理由が知りたくなる。頂上へは登り始めて約1時間後に到着。広葉樹の木々の葉っぱが落ちているので、北西側だけ枝の間から少しだけ笠山と堂平山が見える。残念ながら南側と東側は杉の植林に遮られて眺望は皆無。
直ぐに頂上を発って歩き始めて30分足らずで越沢の大杉に到着。しばし大杉を鑑賞して再び歩き始めたら、直ぐに例の「山猫電鉄バス停」が有ったので、アッ!このバス停はここに有ったのか、とチョットだけ驚いた。それにこの山猫電鉄バス停前からようやく遠くの眺望が得られたので一安心。新宿の超高層ビル群が見える!おそらく今回コース唯一の遠望かも知れないと思い、写真を数枚撮影してから単眼鏡でじっくりと眺望を楽しんで出発。
次なる目標は羽賀山(風早山)。林道を快適に歩いて通り過ぎてしまわないよう、神経質に地形図と磁石をこまめに見て、風早山の北側手前の林道から尾根に取り付く場所を探す。しかし羽賀山(風早山)の北側と東側の路肩は、切り落とした様な脆い土の崖になっていて、なかなか良さそうな取り付き場所が見つからない。そこで風早山の北側と西側から攻めるのは困難だと判断して、作戦を変更して南側のコンターラインが広がっている方に回り込んでから攻める事にする。
羽賀山(風早山)の南側に来たら、大きな駐車場のような広い場所に出て路肩の段差も小さくなり、そこから西側の尾根が見通せたので、悩まずに林道から頂上へ繋がる尾根に向かう。あとは尾根の上のしっかりした踏みあとを北へ向かってトレースするだけで、無事に風早山頂上に到着した。しかしながらここも眺望は皆無。写真だけ撮影して元の駐車場みたいな場所へ戻ってブナ峠へ向かう。
ブナ峠からは単調な舗装道路歩き。しかし、ここの舗装道路歩きはナカナカ眺望が良かったので、飽きずに柏木までのガードレール下降口まで来られた。ガードレール下降口からもしっかりした峠道が付いていたので、安心して降りて行ったのだが、どこで如何間違えたのか、町屋敷集落最上部の空竜ヤツ沿いにある、民家の庭先に降りてしまった。
西吾野駅到着後は、この近辺で平日にビールを入手するのは極めて困難な事は十分承知しているので、持参したスキットルに入れたウイスキーと抹茶羊羹で、一人打ち上げをしながら電車を待つ。結局、なぜ新柵山のルートが「山と高原地図」に記載されていないのかは、謎のままで本日のハイクはおしまいとなった。
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