あのトンガリへ行く―晩秋の大岳山・御岳山奥の院
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 842m
- 下り
- 1,277m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
高尾7:52(JR中央線) 八王子7:58/8:01(JR八高線) 拝島8:20/8:27(JR青梅線・ホリデー快速おくたま1号) 御嶽9:00 御嶽駅9:25(西東京バス)※今日は随時出発 ケーブル下9:40 滝本10:00(御岳登山鉄道)※今日は6分間隔で運行 御岳山10:06 復路: ケーブル下14:50(西東京バス)※今日は随時出発 御嶽駅15:05 御嶽15:23(JR青梅線) 青梅15:41/15:46 立川16:15/16:17(JR中央線) 西八王子16:31 |
写真
感想
大岳山は自宅付近から見ると丁度「{(中括弧)」を横にしたような形の良い山で、昔から知っていた。これが、東側の立川方面や西側の大菩薩方面、そして北東側の飯能方面から見ると形が全然違ってしまうのを知ったのはかなり大きくなってからだった。大岳山は南東側の八王子方面から見る形が一番きれいだと思う。
大岳山に一度登ったのはもう13年も前で、その時は桧原村の方から馬頭刈尾根を経て登り、しかも晩秋なのに登り始めが遅かったので山頂付近ではもう暗くなってしまっていてピークは踏んでいない。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-176097.html
その後御岳山に行く度に何度か足を伸ばそうかと思ったのだが、そのままになってしまっていた。
今日は西丹沢か箱根の方に行こうかと思っていたのだが、両方ともバスのアクセスが長い。この紅葉シーズンの3連休なのでめちゃくちゃ混んで行くだけでも時間がかかりそうなので、先月職場の人たちに誘われて大岳山に行く予定が台風で流れてしまっていたこともあり、比較的近い大岳山に行くことにしたのである。
行きの高尾駅付近は、高尾山へ向かう人や中央線で山梨方面へ向かう人でものすごく混んでいて奥多摩方面もそうだろうなとは思っていたのだが、果たして拝島駅で乗り換えたホリデー快速おくたま号も通勤電車並みに混んでいた。
御岳山へ行くのは秋が多いので、なんかいつもこの通勤電車並みに混んでいる電車に乗っている気がする。
御岳駅では御岳登山鉄道のケーブルカー下(滝本駅)へ向かうバス停も長蛇の列で、バスに乗るだけで30分もかかる。これなら歩いたほうが早かったかもしれない。ケーブルカーも今日は6分間隔とフル運行していたのでそれほど待たなかったのだが、それでも動き出したケーブルカー内から外を見ると長蛇の列ができていた。あまり待たずに乗れたのはタイミングがよかったのかもしれない。ホリデー快速おくたま号は都心からの人を載せてくるので一気に混むのだろう。やはりもう少し早く家を出ればよかった。
それでもケーブルカー御岳山駅から歩き出すとさすがに登山者が渋滞するということはない。登山者が渋滞する高尾山はやはり異常だ。
こんなに混む原因になるなら早く紅葉なんて散ってしまえばいいとか思っていたが、真っ赤な紅葉はなんとも思わないのだが、赤と黄色と緑が混ざったようなグラデーションや、オレンジ色の紅葉はやはり美しいものだ。
御岳山駅から歩き出してすぐに見えたトンガリはおそらく大岳山だと思うのだが、しばらくすると別のトンガリが見えてくる。これは御岳山の奥の院である。遠くから大岳山・御岳山を見ると、御岳山の場合神社のある所は杉の大木でぼこぼこしているのだが、この奥の院の方がすっきりと尖っていて見た目がいい。今日は大岳山だけではなくこの御岳山奥の院のトンガリも歩いてみるつもりだ。
行きは綾広の滝の上の休憩舎を経て鍋割山分岐(芥場峠)へ至る道の方で行く。この道は長尾平分岐までロックガーデンに向かう道と同じである。しごく歩きやすい道だ。ロックガーデンの綾広の滝から上がったところにある休憩舎のところを過ぎると尾根沿いまで登ることになる。大岳山は遠くから見た姿そのままにその肩の所の尾根は緩やかで歩きやすく、そして最後のトンガリの所だけが急傾斜になっている。このトンガリの所は火打石の材料にもされた固い岩石であるチャート(chert)でできているので浸食されにくかったのだろう。
大岳山山頂はかなりの混み方だった。もう昼だったので霞んでしまって、富士山もぼんやり、丹沢もぼんやりという感じだったが、先週蛭ヶ岳から見た奥多摩〜道志の山々を違った角度から見るのもまた楽しかった。
あのケーブルカーとバスの混み方を考えると御岳山に戻るより、鋸山を経て奥多摩駅へ下った方がいいような気もしたが、御岳山奥の院のトンガリにも行きたいので、そのコースは陽が長い時期にまた歩いてみようと思った。めちゃくちゃ汗をかくのだが、暑い時期の方が長い距離を歩きたくなる。この時期は陽は短いし、寒いのであんまり長い距離を歩きたい気分にならない。
鍋割山〜奥の院は、御岳山の喧騒から離れて静かな尾根歩きを楽しめた。先週もそうだったが、帰りに尾根道を選ぶとまだ西日が当たっていてほっとできる。渓谷沿いの道はもう薄暗い感じだ。
去年のこの時期の御岳山で帰りのケーブルカーでかなり並んだ覚えがあるので帰りはケーブルカーを使わずに下りることにした。結果的に30分ほどで下れたので、並んだのと同じか少しは早かっただろう。バスも随時出発で丁度来ていたので列に並んだのだが、結局乗り切れず次のバスを20分ほど待つことになったので、これも今度来た時は御嶽駅まで歩いてしまおうと思った。
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