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Yamareco

記録ID: 553539
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

馬鹿は二度頂上を踏む 空木岳

2014年11月24日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:40
距離
17.6km
登り
1,880m
下り
1,757m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:35
休憩
1:08
合計
9:43
4:50
15
スタート地点
5:22
5:22
23
6:21
6:23
28
6:51
6:51
9
7:00
7:02
40
7:42
7:42
21
8:03
8:04
9
8:13
8:14
43
8:57
8:58
24
9:22
9:23
25
9:48
9:59
10
10:09
10:15
6
10:21
10:44
10
10:54
11:03
8
11:11
11:12
18
11:30
11:32
18
11:50
11:50
33
12:23
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7
12:30
12:31
12
12:43
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38
13:21
13:26
7
13:33
13:33
22
13:55
13:55
29
14:33
天候 かいせい(日の出直後にガス発生のみ)
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山者駐車場有り
林道を行ける所まで登ってください、行き止まりが駐車場に成って居ます、かなり悪路ですが前輪駆動車なら登れます。
コース状況/
危険箇所等
登山日は、数日前に降った雪がすでに氷化した部分が有りました、氷の厚さが0.5センチでも10センチでも滑るのは一緒です、滑る危険を感じたら、滑り止めを早めに使用しましょう。
登山日はこのシーズンぎりぎり最後に無雪期並みに登れる最後だったかもしれません。翌25日(火曜日)は全国的に雨で、駒ケ根ロープウェイのお天気情報では「雪」に成って居ます、多くの降雪が有った様です。
04:56
新しいカメラに替えたら、フラッシュの焚きかたが分からず・・・暗闇で暗闇を写してみましたが、ナニカ??
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04:56
新しいカメラに替えたら、フラッシュの焚きかたが分からず・・・暗闇で暗闇を写してみましたが、ナニカ??
06:22池山の水場
周りはほとばしった水が凍ってツルツルに成ってます、この時の気温マイナス2℃
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06:22池山の水場
周りはほとばしった水が凍ってツルツルに成ってます、この時の気温マイナス2℃
06:59マセナギの分岐
06:59マセナギの分岐
07:22大地獄小地獄の入口部
ここからハシゴ場とクサリ場が頻発します、おまけに雪が氷化したたちの悪い登山道です
07:22大地獄小地獄の入口部
ここからハシゴ場とクサリ場が頻発します、おまけに雪が氷化したたちの悪い登山道です
07:50核心部?の終わりを告げる・・・
下りの際には此処から地獄が始まると言う標
07:50核心部?の終わりを告げる・・・
下りの際には此処から地獄が始まると言う標
08:59空木平の分岐
右に行けば稜線上を経由して駒石~空木岳頂上
左に行けば空木平避難小屋でお茶してから、空木岳頂上。
08:59空木平の分岐
右に行けば稜線上を経由して駒石~空木岳頂上
左に行けば空木平避難小屋でお茶してから、空木岳頂上。
空木平付近から見え隠れする木曽駒ヶ岳方向
空木平付近から見え隠れする木曽駒ヶ岳方向
09:01稜線を少し進めば空木岳が顔をのぞかせる。
しかし、此処まで空木岳は見えないし、ずっと樹林帯歩きなので気持ちが萎える
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09:01稜線を少し進めば空木岳が顔をのぞかせる。
しかし、此処まで空木岳は見えないし、ずっと樹林帯歩きなので気持ちが萎える
雪はこんな感じで、北から西の斜面は一旦溶けてまた凍ってと、氷化部分が有るので注意。一回滑って落ちるだけでアウト!な危険個所沢山有ります。
雪はこんな感じで、北から西の斜面は一旦溶けてまた凍ってと、氷化部分が有るので注意。一回滑って落ちるだけでアウト!な危険個所沢山有ります。
09:21駒石
駒峰ヒュッテ
10:15空木岳
この画像は登り返して10:54に撮影した物
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10:15空木岳
この画像は登り返して10:54に撮影した物
空木岳から見る、木曽駒ヶ岳を主峰とする中央アルプス
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空木岳から見る、木曽駒ヶ岳を主峰とする中央アルプス
空木岳頂上からは、木曽駒ヶ岳方面や南駒ヶ岳方面への縦走路が伸びている
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空木岳頂上からは、木曽駒ヶ岳方面や南駒ヶ岳方面への縦走路が伸びている
このエリアは奇岩が多い
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このエリアは奇岩が多い
溶け切らずに残っていた数日前の降雪で着いた雪の造形
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溶け切らずに残っていた数日前の降雪で着いた雪の造形
溶け切らずに残っていた数日前の降雪で着いた雪の造形
気温はプラス2℃程
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溶け切らずに残っていた数日前の降雪で着いた雪の造形
気温はプラス2℃程
遠景が望め、笠雲をまとった富士山も見る事が出来た
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遠景が望め、笠雲をまとった富士山も見る事が出来た
サクサクと下山したいが、ツルツルと凍り滑る
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サクサクと下山したいが、ツルツルと凍り滑る
登山道の所々にこうして木が横たえて有る、侵入しないための配慮だろう
というこの場所は、2週間前に体調不良でやっと辿り着いた最高到達点。風邪の諸症状で少し吐きながら、ヘロヘロで下山した苦い記憶がよみがえる。
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登山道の所々にこうして木が横たえて有る、侵入しないための配慮だろう
というこの場所は、2週間前に体調不良でやっと辿り着いた最高到達点。風邪の諸症状で少し吐きながら、ヘロヘロで下山した苦い記憶がよみがえる。
こんな氷化した雪道も有れば
こんな氷化した雪道も有れば
日当たりの良い少し離れた登山道では、まったく雪は無し
日当たりの良い少し離れた登山道では、まったく雪は無し
13:21帰りのマセナギ分岐
実はこの分岐道標から下山方向を見ると。右へマセナギ、左へ通常の登山道が伸びている。実は真っすぐと言う道が有り、それが一番近道で有る、しかし踏み跡が薄いので道迷いに注意、山が深いです。
13:21帰りのマセナギ分岐
実はこの分岐道標から下山方向を見ると。右へマセナギ、左へ通常の登山道が伸びている。実は真っすぐと言う道が有り、それが一番近道で有る、しかし踏み跡が薄いので道迷いに注意、山が深いです。
水場の周りはカチカチに凍ってる
下山時此処までに2回コケてるし、ツルツルは勘弁してくれ!!
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水場の周りはカチカチに凍ってる
下山時此処までに2回コケてるし、ツルツルは勘弁してくれ!!
14:23野生動物監察棟のある分岐
此処からは遊歩道を使わず、登山道を下りると断然近いし時間が掛からない。
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14:23野生動物監察棟のある分岐
此処からは遊歩道を使わず、登山道を下りると断然近いし時間が掛からない。
その「速い近い楽ちん」な登山道の入り口がこの道標の木の根元左側・・・ってどこやねん?ってつっこまれそうで恐い
最上部の登山者駐車場(現在通行止めで利用不可)からチンタラ林道を歩き、林道崩落個所の工事の進捗状況を確認しながら駐車場まで下って、15:02に駐車場到着。
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その「速い近い楽ちん」な登山道の入り口がこの道標の木の根元左側・・・ってどこやねん?ってつっこまれそうで恐い
最上部の登山者駐車場(現在通行止めで利用不可)からチンタラ林道を歩き、林道崩落個所の工事の進捗状況を確認しながら駐車場まで下って、15:02に駐車場到着。

感想

2週間前(11月10日)に挑戦した空木岳なのだが、その時は10月半ばからひきはじめた風邪の影響で体調が悪く、空木平分岐手前まで行きながら、吐き戻す悪寒がするめまいがひどいと風邪の諸症状に負けて下山した辛い思いが有るので有った。

しかも、前回は駐車場の位置も知らずに山行した為、駒ケ根スキー場から登り始めると言う暴挙に出てしまった上に、歩き始めてからも道を間違え「第二取付き地点」と呼ばれる登山道入り口まで2時間も無駄にして、登りトータル5時間かかって空木平分岐までたどり着けなかったのである<私バカで~す
風邪に負けて寝込んだし、寝ながら汗をびっしょりかいて体調は戻って来た様な気がするし、せめて今年中に一回空木岳に登っておかねば、悔いが残ってしまう。

気合いをこめる意味で、今回は前日夜に現地駐車場に乗り込み、車内で前泊と言う夏場の山登り並みに気合を入れたのだった。

午前4時半起床午前5時出発の予定でいたが、気持ちが逸っているのか目覚ましアラームが鳴る前に目が覚めた、おかげで4時56分に車を置いた駐車場を出発出来た。
例の「第二取付き地点」の登山口まで林道を”下って”5~6分程歩く。
先回はこの登山口まで2時間かかって到着したのである、風邪ひきの体調不良の中をである。・・・くどい、何度も書くな!

登山ポストに登山届を投げ入れて先を急ぐ。
先回の撤退地点までは気が気ではない、またあの時の二の舞に成りはしないかと、変な事ばかりを考えてしまう。

途中雪が現れ始め、量は大したことは無いが氷の部分が増えて来る。
大地獄~小地獄の間はアイゼン無しで歩き通したが、この先の巻き道は山の北側斜面に当たるので、アイゼンを取り出すついでに休憩を入れて1ポンとする。
ここまで、池山小屋そばの水場で2口水を飲んだ以外無休憩で歩いて来たのである。

今回持ってきたのは「軽アイゼン」である、駒ケ根ロープウェイのお天気情報や、当ヤマレコの山行記録をあさって見たところ1週間ほど前に降雪が有って以来、目立った雪は無さそうで、軽で十分と判断して居た。
しかし、軽でもアイゼンは立派だ、滑らない。

無事に前回の撤退地点を通り過ぎ、空木平分岐まで上がって来た。
此処まで来ると樹林帯を抜けて稜線歩きに成るから、眺望もよいが風当たりも強く成る。
ときどきドンと吹く以外は、この日そよ風程度で有った。

駒石までの稜線の途中で、私より1時間前に出発した3名の登山者を抜かした。
駒石に見とれながらも、もっと気に成る駒峰ヒュッテに急ぐ。
ぜひ泊まって見たい小屋なのである、東向きの稜線上に有る事で御来光がバッチリ見える絶好のロケーションにこじんまりとたたずむ可愛らしい小屋なのである。

冬季入口の位置などを確認して居ると、空木岳頂上部から一人の青年が下りて来た。
昨晩檜尾岳近くでビバークし、今朝熊沢岳を経由して空木岳まで縦走して来たという。
その青年と話し込んでいたら、先ほど追い越した3人組がヒュッテに到着した。

時計を見ると、今ならギリギリ5時間切って山頂を踏めるかなと思ったが、縦走の青年の方が興味をそそったので、それからもしばらく話し込んだ。
何時までも縦走青年を足止めしておく訳にも行かないので、彼を見送ってから私も空木岳頂上に立った。

ここに一つの考えが有り、一旦登った空木岳を下りヒュッテまで戻った。
風をよけて昼飯を喰い、この日二度目に成る空木岳頂上を目指した。
そうなのである、前回の山行の分の登頂を果たしたのだ。

2度目の頂上は少しゆっくりと時間を費やし、一人きりの時間を楽しんだ。
山頂の端まで行き景色を楽しんだ、堪能した、もちろん2度分を。

下りはいつも嫌々歩いてしまう悪い癖が有る。
駐車場までが遠くて遠くて嫌気がさしてしまうのだ。
何にも考えない様に、本当は次に置く足の位置の事だけしか考えられないのであるが、あえて考えない様にして時間をも無にした。
と言いながら、やっと林道終点に降り立った。此処から先自動車通行止めの「工事中」林道を歩くか、登山道で「第二取付き地点」に下るか悩んでしまった。
悩みついでに少し休憩した、下りもやはり池山小屋そばの水場で、2口水を飲んだ以外、立ち止まって居なかったので有った。

悩んだ挙句に、「崩落地の改修工事の進捗状況の確認と現況」を理由に林道をあるいて下った、どちらを通っても約30分程掛かる様である。

午後3時2分車に戻った。
なんだか遠かったね、槍ヶ岳日帰りの時よりは近いのは間違いないと思うけど、それ以外の私の山行の中では上位に来る歩行距離に違いない。
GPSの電池切れで記録されなかった最後の林道2km分を合計すると、20km程も歩いた事に成る。
しかし、気に成るのは風邪ひきの前回の方が、区間ごとのコースタイムは速い事だった。
でも!今日も楽しかった!!

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