蕎麦粒山
- GPS
- 07:20
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,299m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 7:17
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
20230527_1_三ツ星天文台〜大札山〜蕎麦粒山〜山犬段/尾はなのき休憩所
https://youtu.be/O0fOqw_ugyk
20230527_2_三ツ星天文台〜大札山〜蕎麦粒山〜山犬段‖膸セ1(三角点)
https://youtu.be/LJvJh3tSsDc
20230527_3_三ツ星天文台〜大札山〜蕎麦粒山〜山犬段B膸セ2(ショート)
https://youtube.com/shorts/TR5RTyXygqo
20230527_4_三ツ星天文台〜大札山〜蕎麦粒山〜山犬段ぢ膸セ3(標柱)
https://youtu.be/adN8Hikgyiw
20230527_5_三ツ星天文台〜大札山〜蕎麦粒山〜山犬段ザ焦粒山1(三角点)
https://youtu.be/RE6s8DSVaYM
20230527_6_三ツ星天文台〜大札山〜蕎麦粒山〜山犬段Χ焦粒山2(三角点ショート)
https://youtube.com/shorts/fxuehGFvV-I
20230527_7_三ツ星天文台〜大札山〜蕎麦粒山〜山犬段Ф焦粒山3(標柱ショート)
https://youtube.com/shorts/Ae-vFXnomfo
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3時 起床
4時 準備を始める
8枚切りの食パン3枚にマーガリンを塗り、2枚にはちみつ、1枚にジャムを塗り、マーガリンのパンと重ねて半分に切る。切ったパン2枚分をラップにくるんで、食料用のケースに入れる。空いたスペースには草薙剛のCM(https://youtu.be/BmY4FHw8Z0k)を思い出す「1本満足」2本と熱中症対策用のキャンディ1袋を入れ、ポケットにはアミノ酸のスティックとカフェオレスティックと眠気防止のガムを入れる。ザックにはカロリーメイトを2箱入れているが、これだけあれば食べることはないだろう。 三ツ星天文台のことをネットで調べると、3日前までに予約をすると土日に天文台に入れるらしい。地図はYAMAPの2回目が残っていたのでダウンロードする。三ツ星天文台からのルートがないので心もとない。(このときヤマレコの方の地図をダウンロードし忘れるという痛恨のミスをする)
5時30分 出発
1号線だと原付では自動車専用道路区間が通れず遅くなるので、362号線から行く。藁科あたりでカラスの礫死体を見つける。山梨の方で早朝走っていると道路にカラスがいるのよく見ていて、通る前に馬鹿にするように飛んで逃げるのだけど、はねられてしまうカラスがいるようだ。静岡のカラスはのんびりしているかもしれない。土地柄だろうか。 362号に入り、しばらく浜松ナンバーの車の後を走り、その車が高速の方へ行き、軽自動車の後ろを走る。少し眠気がある。眠気防止のガムを食べる。浜松ナンバーの車が高速の方へ行き、しばらく一人でスクーターを走らせていたが、富沢橋付近で白い軽自動車に追いつく。しばらくその後ろを走り、九能尾の分岐まで来る。ここからしばらく山道が続くが、細いつづら折りの山道では2輪と4輪では圧倒的に差がつくので追突しやすいし、抜けないので、九能尾の看板を過ぎたしばらく続く長い直線の道で追い越させてもらう。もしかすると、この区間はそのためのものかもしれない。 蛇塚の集落の少し前で、再び車の後ろを走ることになり、その車が伐採した木を積んだトラックとカーブですれ違うことができず、10メートル以上バックすることになる。こういう場面を見ると、スクーターで十分だと思う。トラックが通り過ぎると、前の車が停まったままハザードランプをつけたので抜かせてもらう。杉尾はなのき休憩所で恋人峠の鐘を鳴らしてバイクに戻ると先程抜かせてくれた車が通り過ぎる。間に合わなかったか、申し訳ない。再び山道を走っていくと、また先ほどの車の後ろを走る形になり、車が止まってハザードランプをつけてくれたので抜かせてもらう。2回目なので少し気恥ずかしい。数回ペコペコと会釈する。千頭駅付近のT字路で、いつもは井川方面へ行くため右折しているが、今回は左折するので、少し新鮮味を感じる。奥大井県立自然公園入口の看板を見つけ、周辺の写真を撮っていると、バイクに抜かされる。向かいにガソリンスタンドがある。営業時間中に戻って来ればガス欠の心配はない。田舎のガソリンスタンドは日曜日などはやってなかったりするが、土曜日だから今日はきっと大丈夫だろう。 登って行くと、〇〇大仏と書かれた看板があり、周辺にそんなものは見当たらなかったのでとても気になる。しばらく民家のない山道を走り、ちょっとした集落があり、おろちの池がある公園横を通る。「ようこそウッドハウスおろくぼ なかかわね三ツ星天文台→」の指示どおりに右へ行き、工事の看板に、今日は白羽山の方は規制はしていない といったことが書かれている。山から戻った後、余力があれば行ってみてもいいだろう。 天文台の近くの駐車場にスクーターを停める。川口、横浜ナンバー1台ずつ、浜松2台の計4台の車が停まっている。横浜は時々見るし場所もわかるが、川口はどの辺りの都市だっただろうかピンと来ない。浜松ナンバー2台は、白い大きなワゴン車(HIACE)と軽トラくらいの大きさの白いナンバーのトラックで「○○丸」と船の名前みたいなステッカーが貼ってある。もしかすると業者の車かもしれない。 準備をして、見晴らしのいいところで朝食を取って、トイレを借りる。トイレはウォシュレットだ。戻るとバイクが駐車場に停まっている。先ほど抜いていったバイクだろうか、どこまで行ってきたのだろう。YAMAPの計測を開始し、ヤマレコでも記録しようとするが、ヤマレコの地図がダウンロードされていない。ダウンロードしようとするが、電波が届いておらず、ダウンロードできない。しかたないのでヤマレコの足跡を見ながら進んでいく。しばらくすると反対方向へ進んでいることが分かる。トイレがあったので、その近くの道から登れるとばかり思っていたが違うようだ。バイクの人に会釈をし、神社を通り、民家だろうか家が1軒あり、その庭に飾られたこいのぼりを眺めて、車両通行止めのチェーンが張られた林道に入る。しばらく歩くと、左右に道が分かれている。ここが登山口のようだ。電波が2本入ったので、急いでヤマレコの計画を立て、地図をダウンロードして記録を始める。左は林道のようだったので、右の道を入っていくと、登山道から離れていくので、一度引き返す。まさか、道の真ん中か?とだれかが歩いた足跡に合わせて登っていくと、尾根に道があることに気づき、その道を登って行く。右の道でも左の道でもなく、その真ん中とは、これはやられた。 左右に植物が生えている。最近Googleレンズで植物の名前が調べられることを知ったので調べてみる。アセビと出てくる。アセビと言えば、天城山のアセビのトンネルを思い出すが、こんな感じの植物だったろうか。あんまりピンと来ない。しばらく登って行くと、ホーホーと鳥の鳴き声がする。フクロウ🦉だろうか?フクロウは夜というイメージがあるので、別の鳥かもしれない。Googleにこの鳴き声を聞かせたら答えてくれるような機能はないだろうか。 左側の草むらでがさごそ音がする。気にせず進む。分岐を見つけ、その近くで蛇がにょろにょろと右の草むらに入っていく。その蛇が草むらの中でがさごそと音を立てている。さっきの草むらの音と似ている。さっきの音も蛇だったかもしれないと思うとあまりいい気分がしない。 道の真ん中に動物の糞がある。何の糞だろうか。これもGoogleレンズで調べられないだろうか。赤い花が咲いていて、Googleレンズで調べようとしたが、電波が届かない。あとで写真を読み込ませて調べよう。リスかモモンガかねずみかわからないが狭い小道を小動物が素早く左から右へと横切る。山頂まであと30分くらいの場所にベンチが置いてあり、眺めが楽しめるようになっている。おなかが空いたので、パンを半分くらい食べる。徳山駅への分岐を過ぎ、白い花が上の方に咲いているのを見つけ、金属製の階段がいくつか設置されているところに出る。これらがなかったらきっと進むのは大変だろう。竜爪山の金属製の階段を思い出す。各地の通行禁止になったところもこんな感じで金属製のはしごや橋を設置すれば通れるところがあるだろう。たとえば愛鷹連峰の鋸山からの劣化して立ち入り禁止になった道などは、こんな風に何とか歩けるようにしてもらえたら、いろんな回り方ができてもっと楽しめるだろう。ただ、あそこはもう、何とかしたくてもできないくらい劣化しているのかもしれない。 赤い花を見つけ、ちょっとした岩場を登り、小さな神社を見つける。近くにしっかりと柵(しきい)がある三角点や、大札山と書かれた山頂標識を見つける。奥には展望スペースがあったりして、大札山の山頂はしっかりと整備がされている印象を受ける。しばらく撮影をして、展望スペースで雪が残っている上河内岳や、おなじみの山伏を確認して、1,2年前に山伏山頂で出会ったおじいさんが言っていた黒法師岳を見つける。そのおじいさんは長野の方から登ったと言っていたが、長野県の県境がある浜松側から登ったという意味で言ったのかもしれない。ちょっと移動に時間がかかるが、今度、黒法師岳を登って見よう。 北尾根登山口方向へ進み、時々咲いている赤い花を楽しみながら歩いていくと、肩登山口の分岐がある。その道標の近くにそれとば別の道標があり、「赤ヤシオ ツツジ群生地」と書かれている。方向は北尾根登山口と同じ方向だが、分けて設置した意味はあるのだろうか。 しばらく進むと、赤い花ではなく、花が散った後のガクのようなものが沢山枝についている。これらがサクランボのように実をつけてくれたらいいのにと思う。 そういえば、ツツジは花が散った後は剪定しないと枯れるといった記事を見たことがあるが、こういう自然に生えているツツジは大丈夫なのだろうか。 山を降りていき、通行止めのところに立てておく柵のようなものの近くに、しっかりした道標が立てられている。その矢印通りに降りていくと、なんだかかなり下まで降りないとならないので、まっすぐいけないものかと思うが、地図を見ても足跡はなく、まっすぐと進むという選択肢はなかったので、指示通りに降りる。
林道に出て、場所を確認すると、右へ行くと蕎麦粒山、左へ行くと天文台の方へ行けることがわかる。こちらの道は通行止めになっていないようだ。
蕎麦粒山の方へ歩くと、蕎麦粒線の起点と書かれた案内板があり、眺めがいいので、しばらく撮影をして、蕎麦粒山の方へ歩く。しばらく歩いていると、普通の乗用車とトラックとすれ違う。トラックは業者のものだが、前を走っていた車も業者だろうか。もしかして、天文台の方の道以外から車が入って来れる道があったりするのだろうか。 白い花、ピンクのツツジを見て、蕎麦粒山の登山口を見つけて登って行く。尾根に入り、木の根の道や岩などの勾配のある山道らしい道になり、たまにロープをつかんで登る。 切り株の根が腐っていて、足を乗せたら崩れて、転びそうになる。急こう配の道の途中で赤い花を見つけ、電波が入っていたので、Googleレンズで調べてみると、「アザレア」「トウヤマツツジ」と出てくる。「赤ヤシオ」ではないのかと疑問に思う。もしかすると、精度はいいわけではないのかもしれない。ということは、最初に調べた「アセビ」も違うかもしれない。 大きな木が倒れていて、その下をくぐり、再び近くで赤い花が見られたので、もう一度Googleレンズで調べてみると、「レンゲツツジ」と出てくる。もう「ツツジ」でいいやとGoogleレンズを使うのをやめる。 軽くトラバースな道になってきたところで30代くらいの男性とすれ違う。 何かの実か、大きな昆虫のサナギか、よくわからないものが落ちている。松ぼっくりが開く前のものかもしれない。 しばらくすると、地面に白い花びらがちらほらと落ちているのを見つける。上を見ると木には花がなく、散った後であることが分かる。おそらくこれがシロヤシオだろう。全部散ってしまったのかと心配になるが、徐々に花びらが増えていき、山頂の手前付近はまだ散らず満開と言っていい状態で、よく残っていてくれた!ありがとう!これが見たかった!とかなりテンションがあがる。昨年は下十枚山のシロヤシオを見に行ってシロヤシオの道のようになっていて面白かったが、こちらは広範囲に生えていて見ごたえがある。 「シロヤシオ」となんとなく似ているからだろうか、歌手の「八代亜紀」さんを思い出す。頭の中で「舟歌」がBGMとしてセットされ、1番の前半が部分リピート再生される。
蕎麦粒山山頂に到着し三角点を確認すると、木製のプレートが置いてある。読むと「三等三角点 川東」とあるが、川東の意味がわからない。大井川からみるとここは西じゃなかろうか。元プロ野球選手の「川藤幸三」さんを連想してしまい、これは誰かの名字で、自己主張の強い人が置いていったとしか思えなくなり、「こんなもの置いてっちゃだめだろ〜、川東〜!」と愚痴をこぼす。 ちょうど、1分以内の縦向きのショートムービーを撮り終わろうとしているところで、後ろからおじいさんがやって来る。 話を聞くと、高塚山からやってきたそうで、シロヤシオで満開だったそうだ。少し下に降りると別の植物のあるらしいが、名前はよく聞き取れなかった。話を聞くと76歳で埼玉から来たという。天文台の川口ナンバーのホンダのミニバンかステップワゴンの持ち主はこの人だろう。じゃあ私もいってみようかなぁと言うと道標を見るように言われ、2時間かかると言われてあきらめる。しばらく、ここでパンを食べて小屋を回って帰るというと、おじいさんは小屋に荷物を置いてないなら、小屋から林道を歩くより、こっちから下りた方が速いと、紙の地図を出して教えてくれるが、私の話とどうも話が噛み合わない。小屋からまたこっちに来るとなると、登らないとならないし、来た道を引き返したくないというと、ようやく私の意図が理解できたようで、そうか・・・ごめん。と熱く語っていたおじいさんが、急にしおらしい少女のようになる。おじいさんに写真を撮って欲しいと頼まれカメラを渡されたので、写真を2枚撮り、自分もスマホを渡してお願いする。 しばらく話していると帰りの時間は大丈夫かと心配され、下り道は走るので大丈夫と答えると、トレランやってるの?と聞かれ、下り道はいつのまにか走ってますと答える。おじいさんは1回目の100kmトレランに参加していたそうで、夜中の12時からスタートしたと昔話をする。最近はもう歳でやっていないそうだ。 今日は事前に電話で確認して、林道を自転車で来て、登山口に自転車を置いてきたという。私が通ってきた登山口にはなかったので、大札山を降りて左の方に歩いたところの登山口だろう。 私がパンをほおばると、おじいさんはアメだろうか一口で食べられるものを口に入れる。私のパンより効率よくエネルギーとなるものを摂取していそうだ。一休みして、別れの挨拶をして、お互いの進む道へと進む。 今日はひさしぶりに、山頂で人としゃべった。スマホで地図を見せたりしたが、スマホはよくわからないと言われ、ヤマレコとかYAMAPとかでお友達になることはできなかった。残念だ。そんなことより、紙地図だけ持って山に入ってくるとは、昔の人は事前準備をしっかりして山に登っていたのだろう。私は怖くてスマホなしでは山に入りたくない。 山頂から小屋までは下り坂なので、軽くジョギングする。道などはわからずだだっ広い下り坂で、地図上のルートからしばしば外れる。地図を見ると、右側に林道が走っていたので、迷うことはないだろうが、大回りしたり、下ったり登ったりすることになるのは嫌なので、できるだけ地図上のルート上を進むように努める。 右側の視界が開け、下に林道が見える。数十m高い位置に出るので、勢い余って落下しないようにしているのだろうか、砂が盛ってある。景色がいいので写真を撮る。進行方向にはすでに建物が見えていて、建物の前の方へ行くと、広場になっている。崩土で林道が通行止めになっていなければ、ここまで自動車で来れたはずだ。小屋の隣にはトイレがある。小屋の中に入ると広くてキレイで驚く。左側に座いすがあり、パンフレットやノートが置いてある。パンフレットを3枚もらい、ノートに一言書く。右奥に布団があるので、先着1名、何も持たずあたたかく一晩過ごせる。ただ、こういうところに置いてある布団はダニがわいていたりすることがあるので、緊急時以外はシュラフを持ってきて一晩過ごした方がいいだろう。入口から入って左側には扉があり、トイレの方へ行ける。お金をかけていると思うが、出入り口から出ればいいという人もいるかもしれない。トイレへ行く以外にこの扉は意味はあるのだろうか。小屋を出て、トイレを済ませ、周辺の散策をして、林道を使ってジョギングをして帰る。左側の景色が良くて気分がいい。時々携帯電話会社の立て札があり、ソフトバンクだけ×印がついている。docomo、auは林道では電話が使えそうだが、ソフトバンクはダメみたいだ。工事現場の建物や車、重機の横を通り、花を眺めたりして進む。蕎麦粒山の登山口や北尾根の登山口を過ぎ、林道情報の看板に、規制内容・通行注意とあり、いや、天文台ですでに車両通行止めじゃん!と突っ込み、もしかして、他にここへ来る道があるのかと疑問に思う。 肩登山口付近はトイレや広場、休憩スペースがある。おじいさんはここに自転車を置いていたのだろう。地図を見るとこの辺りに水場があるようだが、トイレ脇の雨水の手洗い場のことだったら、飲めないと思う。三ツ星山へ行く道標があるが、もうそこまで行く余裕はない。天文台の方へ向かう。道の脇に、歩行者も通行止めで登山口から大札山に登って戻るようなことが書かれた看板が置いてある。おじいさんが電話で確認して自転車で来ていいと言われているので、歩いて帰っても問題ないと判断する。何も知らずに、これを見た人は、この指示通りに山を登ってしまう可能性があるので、わきによけるのではなく、伏せて置いてほしいものだ。 林道を進んでいくと、左側に土砂が崩れた跡があるが、車は普通に通れる。右側のガードレールは折れ曲がっていて、土砂で埋もれている。 左側にピンクのツツジや白い小さめの細めの花びらの形をした花を見て、金属製の階段を見つける。今は使われていないようだが、昔はここから登っていたのだろうか。地図を見ると足跡がついていないので、のぼり道ではなさそうだ。 右の脇にショベルカーが停めてあり、土砂が右側に盛られている。車一台は通れるが、こういう状態なら通行止めにするのは仕方ないかもしれない。つづらおりの道を降りていくと白い自動車に抜かされる。工事現場の建物の近くに置いてあった車だ。建物の中に人の気配はなかったのだが、運転手はどこにいたのだろう。「奥大井県立自然公園入口 山犬段・大札山」と書かれた柱の横を通り、登山口へ戻って来る。こっちから歩いてくると左側に階段があり、尾根の道を見つけることができる。正面からも見えるようにしてほしいものだ。 行きには通行止めの柵があったが、今は脇によけてある。運転手たちがよけたのだろうけれど、そのままにしてよいのだろうか。 車両通行止めのチェーン、こいのぼりを通り、分岐に戻ると、白い車が分岐のところで止まっている。中には若いカップルが入て、道を調べているようだ。ここからは、白羽山展望台の方へ行くくらいだと思うが、夕焼けの展望を期待してここまできたなら、なかなかセンスがいい彼氏だ。今日はそれほど余裕がないので、そっちの方へ行くのはやめよう。 ウッドハウスの駐車場に車が数台停めてあり、そのうちの一台は練馬ナンバーだ。この人たちは東京に住んでいながら、かなり大井川流域を知っている人かもしれない。夜、天文台で星を見られるし、もしかして、天文学を専攻している人たちだろうか。 駐車場に戻ると、私のスクーターと浜松ナンバー2台しかない。川口ナンバーはおじいさんだから、横浜ナンバーは30代の男性の車だろう。おじいさんの話では、横浜の人は大札山で一泊して、高塚山の方へ行ったと言っていて、山頂にテントを張ったのかな?と思っていたら、その後、車中泊で行ったと言ったので、意味がわからなくなったが、横浜の人は大札山、おじいさんは天文台で一泊して、高塚山へ向かったということを伝えたかったのなら納得ができる。 帰る準備をして、ナビを仕掛けようとしたが、電波が入らないのでオフラインモードの状態で進む。この周辺の集落の人たちはスマホが使えないのだろうか。そういえば、林道でソフトバングは×と書かれていたので、docomoかauと契約をしていたら使えるかもしれない。 しばらく圏外のまま進み、急に電波がしっかり入るようになる。ナビを設定し直して進む。 杉尾はなのき休憩所で鐘を鳴らそうとすると、眼鏡をかけた細身の20代くらいの青年がバイクが鐘の斜め前に停めて写真を撮っている。しばらく待っているが、一向に終わる気配がない。愛車をアピールしたい気持ちはわからなくはないが、時間をかけすぎだ。申し訳なさそうに動画を撮り、スクーターを走らせる。少し離れたところで停めて、日が落ちてきて寒くなってきたので、レインコートの上下を羽織る。バイク数台が通り過ぎる。一人でバイクの写真を撮っている青年が、なんだかかわいそうになってくる。
18時5分 帰宅
近くのスーパーで100g98円の冷しゃぶの肉を買ってサラダと一緒に食べる。大けがをしてから、肉を食べるようになったが、もうよくなってきたし、太ももやふくらはぎの筋肉がかなり太くなってきたので、野菜と大豆だけの食生活に戻してもいいかもしれない。
了
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