まだまだ楽しめる残雪期の山歩き 会津駒ケ岳
- GPS
- 25:03
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,266m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:17
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
復帰登山として今度は小屋泊まりで会津駒ヶ岳を目指すことにした。標高差も荷の重さも最近では一番大きい。これで問題なければきっと大丈夫だ。
会津駒が初めてというT氏を駅で拾って登山口までやってくる。いつもはすぐ埋まる駐車地も昼頃になると空いてくるので駐車が楽だ。小屋泊まりのため、ゆっくり登山はこんな恩恵もある。通りだ。
さあ出発。久しぶりの雪山で気分はウキウキ。しかし自炊のため、ザックが重い。歩荷訓練と思いゆっくりと歩いていく。このコースの途中に水場がある事は分かっていたが、どこにあるのかがよくわからない。会う人ごとに水場の位置を聞くがまだもう少し先だねーなどと言われがっくりしながら進んでいく。そしてやっと着いた水場は雪解け水が流れて、少し足元が悪い。ここで3分の2位かなあ。水場過ぎてすぐに雪が出始めたのでアイゼンをつける。これも久しぶりだ。調子はいいとはいえ、最近登った4-500メートルの山ではなく1000メートル近い山というのは、やはり体に堪えてくる。足がつりそうになってきて、いつもの薬を飲みながら進む。ようやく周囲が開けると、会津駒ヶ岳がその姿を現す。左手には燧ケ岳がいやおうなく、目に飛び込んでくる。雪が少ないと言われているこの頃ではあるが、この時期にしてはたっぷりの雪がある感じだ。小屋に近づくと駒ヶ岳の後方から走ってくる人がいて泊りですかと挨拶される。小屋の客人なのだが常連さんのようで感じがいい。日曜の夜の宿泊客はそんな人も含めて全部で6人。男性は我々2人だけのようだ。後はみな自分よりずっと若い。こんなこともあるんだ。チェックインをすませすぐに会津駒ケ岳に向かう。明日の天気予報を考えるととりあえず今日行っておかなくては。緩やかな稜線をゆるゆる行けばすぐに登頂。何度もきた場所ではあるが、T氏にとっては始めての場所。自分にとっても久方振りに高い山に登れてうれしい。遠くの山はあまりはっきりしないが燧ケ岳は嫌でも目に付く。そして明日行くであろう。中門岳方面を少し眺める。
そして小屋にもどると、時間もいい頃なので夕飯の準備だ。炊事場に降りるとすでに女性4人と小屋の主人が楽しそうに談笑しており、その中に入れていただく。特に自己紹介をするわけではないが、いつの間にか仲間入りをしてしまった。T氏は非常に饒舌で、山小屋の情報を持っていることもあり自然に輪の中に入っていく。自分は学生時代の登山の話をして驚かれる。若い人は黄色い三角テントを知らないのだ。年齢差を感じるものの山という共通点があり楽しい一時を過ごす。
翌朝は起きると雨風が強いが天気予報によると、今朝は9時ごろから天気が一時的に回復するらしい。それを待っていこうとゆっくりと8時過ぎに小屋を出発する。まずは会津駒ケ岳だが、まだまだガスっているので方向を見定めながら行く。そこから中門岳まで歩くのだが、だんだんとガスが切れ青空が見え始めると今まで見えなかった尾根筋がはっきり見え、遠くの山も見渡せるようになってきた。天気予報どおりだ。嬉しくなって思わず両手を上げて万歳の格好をする。そして中門岳に到着。道標の3分の2は出ているが、まだ多くの雪があり大きな池は完全に雪の下だ。
今回は予報通りに晴れてほんとラッキーだ。気分良くあちこちの写真を撮りまくる。小屋に戻ってくるとオーナーが晴れてよかったねーと労わってくれる。ほんとに嬉しい。
さぁ、帰ろう。下りはいつものように速い。駒の小屋からの急斜面を一気に下る。そのまま行けば上りにはあんなにも遠かった水場までを難なく到着する。そしてここでアイゼンを脱ぎ軽く昼食をとってそのまま行けば次の休憩値は既に下山口だった。なんと楽なことだろう。
足の状態は最後の方で少し痛みが出たかなぁと思うが、歩くのに支障はなかった。下界は暑くて体は汗でぐっしょり。さぁ、後は温泉に入って帰るだけだ。雨にも降られず想定通りの山行となった。
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