北股沢+ホン石転ビ沢


- GPS
- 10:59
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,387m
- 下り
- 2,387m
コースタイム
天候 | 晴れのち薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
梅雨入り前の清々しい6月。頂上から長く滑れる山は殆ど残っていない。石転ビ沢は貴重なエリアだ。板納めにも相応しい。寡雪にもいいところがある。雪解けによる浸食の影響が少なく、雪面が比較的きれいなことが多い。ホン石転ビ沢が繋がっているかは怪しかったが、梅花皮小屋までのメインの雪渓は間違いなく滑れるだろうという算段だ。
倉手山登山口は平日にも関わらずほぼ満車。飯豊山荘まではアスファルト歩き。往復+6繊きょうの午後5時に解除らしい。行きは元気なので問題ない。温身平からはホン石転び沢が遥か遠くに見える。トップが繋がっているかは微妙な感じ。玉川に沿って森の中を突き進む。登山道はよく整備されていて快適だ。
いつもミスってる気がするが、雪渓末端に取り付く直前に登山道を見失ってゴーゴー流れる沢沿いに入ってしまう。湿地を抜けて沢が見えてから再び森に入るのが正解。アプローチシューズをデポして、シール登行を始める。背中が軽い。1か所だけ短く雪切れがあったが問題ない。
石転ビの出合いから梅花皮小屋までの全行程が目の前に現れる。文字通りスーツケース大の石が転んでいるが、土砂の流入は少ない。スプーンカットは多少出ているが、まともに滑れないということもなさそうだ。人影のようなものがポツポツと5つくらい見えるが、何分小さすぎて動いているのかどうかも判然としない。ここからが長く感じた。門内沢方面もしばらく滑れそうな雪量だった。
改造クトーを駆使すれば、最後の急登もシール直登で大丈夫だ。人影のようなものは人だった。スキーはいなかった。今回は北股沢から降り、雪渓を登り返して梅花皮岳を目指す。雪はギリギリで、門内沢方面に少し下った場所から真っすぐ落ちるルンゼ状の地形を滑った。斜度感はホン石転ビ沢と変わらないが、狭くてクラックもあるので緊張した。歩きの体力は十分残っていたが、スキーの体力を使い切った感がありヘトヘトに。
すぐに登り返し始めると、やっぱり使う筋肉は違うようで快適に進む。大日岳の美しいゼブラ模様を眺めながら最後の稜線登りを詰める。梅花皮岳の山頂直下は雪切れだ。傾斜がありすぎてロープがないと降りられないし、降りたところでスキーも履けないだろう。山頂手前になんとか雪面まで降りられそうな場所があったので、今回はそこからエントリー。雪面と斜面の隙間(シュルンド)は雪解けで口を開けており、乗っかるのには緊張した。崩れた拍子にバランスを崩せば下まで止まらないだろう。なるべく下支えのある場所を選んだ。
気を抜いたときにガリってしまうくらいの石があるが快適。さすがに面ツルとまではいかないが、この高度感である。下部のスキーヤーズレフトに滝壺のような空間が開き始めており、かなり危険。落ちたら死ぬだろう。本流に合流し、雪渓末端までノンストップ。後は担ぎで2時間。余力はあった。昨年より標高差を増やしたが、問題なかった。登り返しのバリエーション的には門内沢や烏帽子岳の滝沢があり、また計画したい。
最後の担ぎアスファルト3舛牢える。
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