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記録ID: 560296
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

高尾山−景信山−陣馬山(徹夜縦走)

2014年12月13日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
20.3km
登り
1,152m
下り
1,137m

コースタイム

高尾山口駅     0:10
稲荷山コース入り口 0:20
東屋        0:50
高尾山長直下階段  1:20
もみじ台      1:40
城山        2:30
小仏峠       3:00
景信山       3:40
堂所山       4:40
底沢峠       5:00
明王峠       5:10
和田分岐      5:40
栃谷尾根      5:50
陣馬山頂      6:00
(日の出を待つ)
山頂出発      7:00
明王峠       7:30
石投げ地蔵     7:40
大平小屋      8:00
与瀬神社      8:40
相模湖駅      8:50
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
日中の歩行であれば、標識が多く存在しているのでそれを忠実に守る限り道迷いの心配はないと思いますが、日没後は視界がライトの投光範囲に限定されるので見落としに気をつけてください。特に茶屋のある開けた箇所、たとえば城山、小仏峠、景信山頂などは、丁寧に探さないと標識を見つけそこなうことがあります。

夜間のライトをつけての歩行の場合、足元が平面的に見え、突起物を見落としてつまづくことがあります。特に下りの場合にその傾向が強いようです。

高尾山稲荷山コースは赤土の斜面がぬれると滑りやすくなります。

途中木道、木の階段を通るところがあり、そこが滑りやすくなってます。特にこれからの時期は凍結していることが多いと思いますのでご用心ください。

明王峠の急斜面に設けられているコンクリート製の人工丸太の階段も大変滑りやすく、特に下りの際は危険です。脚は階段の丸太部分ではなく土部分に着くほうが安全です。

深夜0時に高尾山口に到着した。登山者の下山はもとより一般の乗客もほとんどいなかった。午後のにわか雨でぬれた屋外ホームが、登山道のぬかるみ化について心配させるとともに、わびしさを誘った。
深夜0時に高尾山口に到着した。登山者の下山はもとより一般の乗客もほとんどいなかった。午後のにわか雨でぬれた屋外ホームが、登山道のぬかるみ化について心配させるとともに、わびしさを誘った。
1時間半ほどかけて稲荷山コースで高尾山山頂に到着。ここから陣馬山方面の登山口を探すのに少し時間がかかった。広いところの一箇所を見つけるのは夜間は大変。同様のことは、霧や吹雪の状態にも当てはまる。今回の縦走の往路で、高尾山頂で一人だけ他のハイカーに会った。
1時間半ほどかけて稲荷山コースで高尾山山頂に到着。ここから陣馬山方面の登山口を探すのに少し時間がかかった。広いところの一箇所を見つけるのは夜間は大変。同様のことは、霧や吹雪の状態にも当てはまる。今回の縦走の往路で、高尾山頂で一人だけ他のハイカーに会った。
城山のお茶屋さん。日中はにぎわうお茶屋さんも、深夜には廃屋同然の気味悪さであった。一方、城山展望台は地面がすっかり霜に覆われて、月明かりに銀色の光を放っていた。
城山のお茶屋さん。日中はにぎわうお茶屋さんも、深夜には廃屋同然の気味悪さであった。一方、城山展望台は地面がすっかり霜に覆われて、月明かりに銀色の光を放っていた。
小仏峠へ下る途中。前方から明かりが見えた。自分と同様のハイカーかと思ったが、峠では誰にも会わなかった。明かりが動いていなかったので、町の明かりであったかもしれない。
小仏峠へ下る途中。前方から明かりが見えた。自分と同様のハイカーかと思ったが、峠では誰にも会わなかった。明かりが動いていなかったので、町の明かりであったかもしれない。
景信山頂から見る夜景。ここにも茶屋があるが、簡単には陣馬山へのルートが見つからず。たまたま関東ふれあいの道の撮影スポットを追っていったところ、標識を発見した。
景信山頂から見る夜景。ここにも茶屋があるが、簡単には陣馬山へのルートが見つからず。たまたま関東ふれあいの道の撮影スポットを追っていったところ、標識を発見した。
関東ふれあいの道、景信山の撮影スポット。この柱と一緒に自撮りして、コース踏破をの証拠にしていく。自分は全ルート制覇は目指していないが、関東ふれあいの道とか、東海自然歩道とかいう標識を見ると、なんかわくわくしてしまう。
関東ふれあいの道、景信山の撮影スポット。この柱と一緒に自撮りして、コース踏破をの証拠にしていく。自分は全ルート制覇は目指していないが、関東ふれあいの道とか、東海自然歩道とかいう標識を見ると、なんかわくわくしてしまう。
堂所山、733メートル。ルートから外れているのであるが、せっかくなのでピークを踏んでおこうということで歩いてみた。夜間縦走なので写真は味気のないくらいものばかりであるが、肉眼ではいくばくかの趣もある。ことにこの晩は半月ながら月も出ており、木にさえぎられさえしなければヘッドランプを消していても歩くことができた。星座は月明かりにおされ気味であったが、オリオン座と北斗七星には方角の決定でお世話にもなった。
堂所山、733メートル。ルートから外れているのであるが、せっかくなのでピークを踏んでおこうということで歩いてみた。夜間縦走なので写真は味気のないくらいものばかりであるが、肉眼ではいくばくかの趣もある。ことにこの晩は半月ながら月も出ており、木にさえぎられさえしなければヘッドランプを消していても歩くことができた。星座は月明かりにおされ気味であったが、オリオン座と北斗七星には方角の決定でお世話にもなった。
底沢峠まで到着。真っ暗闇で撮影すると。本当に底へ向かって降りていくような感じさえするが、現実的には相模湖駅方面へ降りていく大事なルートのひとつ。
底沢峠まで到着。真っ暗闇で撮影すると。本当に底へ向かって降りていくような感じさえするが、現実的には相模湖駅方面へ降りていく大事なルートのひとつ。
明王峠到着。明という漢字が入っているだけで気持ちもいくらか明るくなる。このあたりから標識の一部にアルファベットが入ってくるが、茶屋の方が外国人ハイカーへ気を使っていらっしゃるのかもしれない。
明王峠到着。明という漢字が入っているだけで気持ちもいくらか明るくなる。このあたりから標識の一部にアルファベットが入ってくるが、茶屋の方が外国人ハイカーへ気を使っていらっしゃるのかもしれない。
さらに歩くこと小一時間。陣馬山山頂に到着。
さらに歩くこと小一時間。陣馬山山頂に到着。
山頂到着時刻は6時。まだ日の出はしばらく先のようである。当初の予定では、このまますぐに下山のつもりであった。しかしよく考えてみるとここからならきっと富士山が見えるはず。そう思って富士山を探すと、確かにその方角にワインレッドの富士山が見える。ワインレッドといっても肉眼でかすかにわかる程度で、とても自分のカメラで撮影できるほどのものではないのであったが。ということはここで日の出を待てば富士山のモルゲンローとを見えるであろうということで、日の出まで粘ることにした。
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山頂到着時刻は6時。まだ日の出はしばらく先のようである。当初の予定では、このまますぐに下山のつもりであった。しかしよく考えてみるとここからならきっと富士山が見えるはず。そう思って富士山を探すと、確かにその方角にワインレッドの富士山が見える。ワインレッドといっても肉眼でかすかにわかる程度で、とても自分のカメラで撮影できるほどのものではないのであったが。ということはここで日の出を待てば富士山のモルゲンローとを見えるであろうということで、日の出まで粘ることにした。
日の出の時刻は思いのほか遅く30分ほど待ってようやく日が出始めた。
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日の出の時刻は思いのほか遅く30分ほど待ってようやく日が出始めた。
というわけで、富士山のモルゲンロートである。茨城に住んでいるとこういう富士はかなり珍しいのであるが、富士山の近くの町はもとより、東京・神奈川・埼玉あたりでもよく見られる景色なのであろう。
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というわけで、富士山のモルゲンロートである。茨城に住んでいるとこういう富士はかなり珍しいのであるが、富士山の近くの町はもとより、東京・神奈川・埼玉あたりでもよく見られる景色なのであろう。
和田峠から、檜原村方面。やまなみがつらなっていると、ずっとたどって歩いてみたいという願望にかられてくる。
和田峠から、檜原村方面。やまなみがつらなっていると、ずっとたどって歩いてみたいという願望にかられてくる。
1時間ほど山頂にたたずんで下山した。気温はマイナス2度ほど。冬山の気温としては暖かいというべきなのであろうが、やはり寒かった。無人の陣馬山山頂独り占め、これにておしまいということで、下山する。
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1時間ほど山頂にたたずんで下山した。気温はマイナス2度ほど。冬山の気温としては暖かいというべきなのであろうが、やはり寒かった。無人の陣馬山山頂独り占め、これにておしまいということで、下山する。
日の出後の下山は快調で、あまりの心地よさに思わず走り出してしまうような場所もあった。往路では頭を抱えた分岐点も、日の光の下で見てみれば合流点まで一望できたりとおもわず「なーんだ」と笑ってしまう場面もあった。一気に明王峠まで戻った。もちろん茶屋はまだ開いていない。
日の出後の下山は快調で、あまりの心地よさに思わず走り出してしまうような場所もあった。往路では頭を抱えた分岐点も、日の光の下で見てみれば合流点まで一望できたりとおもわず「なーんだ」と笑ってしまう場面もあった。一気に明王峠まで戻った。もちろん茶屋はまだ開いていない。
明王峠は急斜面が何箇所かあり、面白かった。この写真はふもと近くにあった階段、コンクリートの人工丸太を使っているのであるが、これが滑りやすくあわや転倒の場面があった、足を着かないように用心して下山を継続。明王峠は訓練にはよさげなので、こんどは相模湖駅を出発点にして明王峠を登るルートで歩いてみたい。
明王峠は急斜面が何箇所かあり、面白かった。この写真はふもと近くにあった階段、コンクリートの人工丸太を使っているのであるが、これが滑りやすくあわや転倒の場面があった、足を着かないように用心して下山を継続。明王峠は訓練にはよさげなので、こんどは相模湖駅を出発点にして明王峠を登るルートで歩いてみたい。
ゴールの与瀬神社で、無事の下山に感謝して、徹夜縦走完了。
ゴールの与瀬神社で、無事の下山に感謝して、徹夜縦走完了。

装備

個人装備
ハイキング道具一式 オーバーグローブ 目だし帽 ダウンジャケット 滑り止め ヘッドランプ
備考 歩行中は頭にタオルを巻いて汗を吸わせた。止まると急に冷えるので、ウールキャップ、襟巻き、ダウンジャケットで防寒。
滑り止めは、山用でなく、スパイクが出ていて足に巻くタイプ。今回は出番なし。
地図は高尾山(景信山, 陣馬山)登山詳細図(吉備人出版)を利用
軽量化のため, 温かい飲み物はコーヒーを魔法瓶(300ml)に持ち, ストーブ等は持たず。

感想

夜間は足元に注意しつつ、ヘッドランプの照明の向こうの闇に飛び込む感じの連続だったので、夜が明けた後の下山中に自分は実はこんな楽しい山道を歩いていたのかとびっくりしてしまった。訓練のつもりでやっているから仕方がないが、景色を楽しむということからは程遠かった。

とはいえ、月明かりに輝く霜を見たり、冠雪の質を足で感じ分けたり、そして夜明けの山頂を独り占めしたりと、夜通し歩いたことで若干のごほうびはいただけたかなと思うのであった。

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