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Yamareco

記録ID: 560359
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
御在所・鎌ヶ岳

水沢岳〜鎌尾根〜鎌ヶ岳 ビビった。

2014年12月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
onisan その他3人
GPS
06:29
距離
8.2km
登り
887m
下り
864m

コースタイム

8:06林道ゲート―8:41登山口―9:52水沢峠―10:15水沢岳―11:40昼食12:05―12:25岳峠―12:40鎌ヶ岳13:00―14:35駐車場
天候 晴れたかと思えば曇ったり。昼頃には黒雲立ち込め、雲間から時折り陽射しがありました。
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
クラブ岳の車で長良川右岸を南下。多度から巡見街道を経て、県道44号線。モミジ台を過ぎると細い林道となります。宮妻峡の奥、林道進入禁止ゲートの手前に駐車スペースがあり、すでに2台の車が停まっていました。
コース状況/
危険箇所等
 ゲートの横を通って林道を歩きます。
 登山口から少々荒れた谷を登ります。シカが2頭逃げていきます。崖に垂れ下がったツララが落ち、乾いた金属音が聞こえます。これでも暖ったかくなってるのかな。
 谷筋を登り詰め、水沢峠に到着です。水沢峠は風の通り道、寒いので休まず登り続けます。
 水沢峠からは変化に富んだ尾根を登ります。少し雪も積もっています。気持ちの良い尾根登り、登山道にはタヌキの足跡が続き、それを追って登ります。鈴鹿南部は花崗岩の山、ご他聞に漏れず水沢岳を目前にズリズリ登りもあります。
 水沢岳から、目指す鎌ヶ岳を眺めながら下ります。でも眺めを楽しみながら下ることはできません、花崗岩の上に中途半端に積もった雪の急な下りはおっかない。
 いくつもの尖った峰を登ったり下ったり。枝を掴んだりロープを握ったりしてよいしょヨイショ、身体を持ち上げます。オットト・・・、鎖は凍っていて、手袋が滑ります。やっとの事で岳峠に降り立ちました。
 岳峠から見上げる鎌ヶ岳は岩の重なり合った鋭鋒、これが最後の登りです。岩を掴んで登り、ようやく鎌ヶ岳頂上に到着しました。
 鎌ヶ岳から岳峠までの下りは要注意です。花崗岩に薄っすら積もった雪、斜めになった岩は避け、足場を探しながら下ります。
 岳峠からカズラ谷に入ります。谷と云っても尾根筋のしっかりした登山道です。所々崩壊のため巻き道が出来ています。落ち葉のふかふか積もった場所では滑って尻餅をつきます。尾骶骨が痛って〜。
 途中一度休憩を挟んで、無事、駐車場に戻る事が出来ました。
 アイゼン持参しましたが、使う機会はありませんでした。
ゲートの横にありました。昔、鎌ヶ岳は冠ヶ嶽と呼ばれていたようです。
2014年12月13日 14:35撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 14:35
ゲートの横にありました。昔、鎌ヶ岳は冠ヶ嶽と呼ばれていたようです。
しばらく林道歩きです。
2014年12月13日 08:23撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 8:23
しばらく林道歩きです。
登山口です。
2014年12月13日 08:41撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 8:41
登山口です。
崖から垂れた水がツララになっています。
2014年12月13日 09:42撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 9:42
崖から垂れた水がツララになっています。
水沢峠に登りつきました。
2014年12月13日 09:52撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 9:52
水沢峠に登りつきました。
花崗岩の尾根、滑りながら登ります。
2014年12月13日 10:05撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 10:05
花崗岩の尾根、滑りながら登ります。
水沢岳に到着です。
2014年12月13日 10:15撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 10:15
水沢岳に到着です。
記念撮影です。
2014年12月13日 10:15撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 10:15
記念撮影です。
目指す鎌ケ岳はまだまだ遠い。
2014年12月13日 10:28撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 10:28
目指す鎌ケ岳はまだまだ遠い。
振り返ってみると、水沢岳からの下りはこんな所でした。
2014年12月13日 10:31撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 10:31
振り返ってみると、水沢岳からの下りはこんな所でした。
雲母峰の向こうに伊勢平野、その向こうに伊勢湾が広がっています。
2014年12月13日 10:35撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 10:35
雲母峰の向こうに伊勢平野、その向こうに伊勢湾が広がっています。
いくつもの鋭鋒を越えていきます。
2014年12月13日 11:02撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 11:02
いくつもの鋭鋒を越えていきます。
下ったり、
2014年12月13日 11:06撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 11:06
下ったり、
登ったり。
2014年12月13日 11:11撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 11:11
登ったり。
鎌ケ岳、大分近づいて来ました。
2014年12月13日 11:25撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 11:25
鎌ケ岳、大分近づいて来ました。
左から、綿向、雨乞、イブネ・クラシです。
2014年12月13日 12:04撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 12:04
左から、綿向、雨乞、イブネ・クラシです。
もうすぐです。
2014年12月13日 12:15撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 12:15
もうすぐです。
岳峠に向かって下ります。
2014年12月13日 12:18撮影 by  NEX-3N, SONY
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岳峠に向かって下ります。
最後の登りです。
2014年12月13日 12:27撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 12:27
最後の登りです。
鎌ケ岳頂上です。
2014年12月13日 12:40撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 12:40
鎌ケ岳頂上です。
頂上で記念撮影。
2014年12月13日 12:42撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 12:42
頂上で記念撮影。
御在所岳です。
2014年12月13日 12:43撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 12:43
御在所岳です。
入道ヶ岳、宮指路岳、野登山、仙ヶ岳etc、鈴鹿南部の峰々です。
2014年12月13日 12:50撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 12:50
入道ヶ岳、宮指路岳、野登山、仙ヶ岳etc、鈴鹿南部の峰々です。
頂上には霧氷も出来ています。奥の山はイブネ・クラシです。
2014年12月13日 13:00撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 13:00
頂上には霧氷も出来ています。奥の山はイブネ・クラシです。
辿ってきた鎌尾根を眺めながら下ります。
2014年12月13日 13:09撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 13:09
辿ってきた鎌尾根を眺めながら下ります。
岳峠からカズラ谷に入ります。
2014年12月13日 13:12撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 13:12
岳峠からカズラ谷に入ります。
ちょっとした渡渉です。
2014年12月13日 14:28撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 14:28
ちょっとした渡渉です。
成程、沢の真ん中にカズラが何本も。
2014年12月13日 14:30撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 14:30
成程、沢の真ん中にカズラが何本も。
無事帰り着きました。
2014年12月13日 14:35撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/13 14:35
無事帰り着きました。
撮影機器:

感想

 クラブ岳葛谷代表からお誘いを受け、行くことになりました。鎌ヶ岳は以前、湯の山温泉から登り、武平峠を経て下ったことがあるだけです。ご一緒頂いたのは、山県市のFさんと一宮市のYさん、いずれも顔なじみの方です。今年2度目の寒波襲来、岐阜県では平野部も雪マークですが、三重県は晴れマークがついています。一応アイゼンも持参していますが、果たして今日はどうなることやら。
 宮妻峡の駐車場では青空が広がっていて、雪は全く見当たりません。水沢峠手前で、単独行の男性が下ってきました。イワクラ尾根から来たが、稜線は風が強いのでこれから下るつもりだそうです。わたし達が峠に登り、振り返るとその男性も登り返して来ます。聞くとブラジルから来たそうで、一緒に行くと云います。かくて一行は5名となりました。
 登るにつれ登山道も白くなって来ましたが、気になるほどの積雪ではありません。鎌尾根はその名の通りの尾根、風化浸食の進んだ花崗岩の鋭鋒を乗り越え乗り越え。時にビビリ、お尻をついて下ったり、両手を使って登ったり。いつしか青空は消え、黒雲が低くたれ込め、手袋してても指先が凍えます。
 鎌ヶ岳頂上、今季初の霧氷を見ることが出来ました。ささやかなものでしたが、これからが期待されます。風も無いので、暫く山頂からの展望を楽しみました。広い鈴鹿の山々、おおよその山座同定が出来ますが、まだ行ったことが無い所が山ほどあります、ん? 鈴鹿は奥深い。
 鎌尾根、迷うことは無さそうですが、わたし一人では恐らく引き返してきた事でしょう。緊張連続、ビビリ捲りの鎌尾根でした。お誘い頂いた葛谷代表、ご一緒頂いたFさん、Yさん、有難うございました。ご迷惑をお掛けしましたが、これに懲りずにまた宜しく。今年の鈴鹿はこれでおしま〜い、です。

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コメント

お疲れ様でした。
こんばんは、onisan。
私も昨年の初冠雪時に同じルートを単独で登りました。onisanのレコほど雪はありませんでしたが、水沢岳前後のザレ場が怖かった記憶があります。
鎌尾根は鈴鹿山系でもアルプスの岩尾根を疑似体験できる数少ないルートではないでしょうか?恐・楽しい!
2014/12/14 22:39
Re: お疲れ様でした。
shige1966さん、おはようございます。
鎌尾根に行かれたんですね。
北アルプスも怖いところがありますが、鎌尾根はそれとは違った怖さでした。
終わってみれば思い出としてしっかり残ると思いますが、もう一度登る事はないでしょう。
2014/12/15 5:59
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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