水沢岳〜鎌尾根〜鎌ヶ岳 ビビった。


- GPS
- 06:29
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 887m
- 下り
- 864m
コースタイム
天候 | 晴れたかと思えば曇ったり。昼頃には黒雲立ち込め、雲間から時折り陽射しがありました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲートの横を通って林道を歩きます。 登山口から少々荒れた谷を登ります。シカが2頭逃げていきます。崖に垂れ下がったツララが落ち、乾いた金属音が聞こえます。これでも暖ったかくなってるのかな。 谷筋を登り詰め、水沢峠に到着です。水沢峠は風の通り道、寒いので休まず登り続けます。 水沢峠からは変化に富んだ尾根を登ります。少し雪も積もっています。気持ちの良い尾根登り、登山道にはタヌキの足跡が続き、それを追って登ります。鈴鹿南部は花崗岩の山、ご他聞に漏れず水沢岳を目前にズリズリ登りもあります。 水沢岳から、目指す鎌ヶ岳を眺めながら下ります。でも眺めを楽しみながら下ることはできません、花崗岩の上に中途半端に積もった雪の急な下りはおっかない。 いくつもの尖った峰を登ったり下ったり。枝を掴んだりロープを握ったりしてよいしょヨイショ、身体を持ち上げます。オットト・・・、鎖は凍っていて、手袋が滑ります。やっとの事で岳峠に降り立ちました。 岳峠から見上げる鎌ヶ岳は岩の重なり合った鋭鋒、これが最後の登りです。岩を掴んで登り、ようやく鎌ヶ岳頂上に到着しました。 鎌ヶ岳から岳峠までの下りは要注意です。花崗岩に薄っすら積もった雪、斜めになった岩は避け、足場を探しながら下ります。 岳峠からカズラ谷に入ります。谷と云っても尾根筋のしっかりした登山道です。所々崩壊のため巻き道が出来ています。落ち葉のふかふか積もった場所では滑って尻餅をつきます。尾骶骨が痛って〜。 途中一度休憩を挟んで、無事、駐車場に戻る事が出来ました。 アイゼン持参しましたが、使う機会はありませんでした。 |
写真
感想
クラブ岳葛谷代表からお誘いを受け、行くことになりました。鎌ヶ岳は以前、湯の山温泉から登り、武平峠を経て下ったことがあるだけです。ご一緒頂いたのは、山県市のFさんと一宮市のYさん、いずれも顔なじみの方です。今年2度目の寒波襲来、岐阜県では平野部も雪マークですが、三重県は晴れマークがついています。一応アイゼンも持参していますが、果たして今日はどうなることやら。
宮妻峡の駐車場では青空が広がっていて、雪は全く見当たりません。水沢峠手前で、単独行の男性が下ってきました。イワクラ尾根から来たが、稜線は風が強いのでこれから下るつもりだそうです。わたし達が峠に登り、振り返るとその男性も登り返して来ます。聞くとブラジルから来たそうで、一緒に行くと云います。かくて一行は5名となりました。
登るにつれ登山道も白くなって来ましたが、気になるほどの積雪ではありません。鎌尾根はその名の通りの尾根、風化浸食の進んだ花崗岩の鋭鋒を乗り越え乗り越え。時にビビリ、お尻をついて下ったり、両手を使って登ったり。いつしか青空は消え、黒雲が低くたれ込め、手袋してても指先が凍えます。
鎌ヶ岳頂上、今季初の霧氷を見ることが出来ました。ささやかなものでしたが、これからが期待されます。風も無いので、暫く山頂からの展望を楽しみました。広い鈴鹿の山々、おおよその山座同定が出来ますが、まだ行ったことが無い所が山ほどあります、ん? 鈴鹿は奥深い。
鎌尾根、迷うことは無さそうですが、わたし一人では恐らく引き返してきた事でしょう。緊張連続、ビビリ捲りの鎌尾根でした。お誘い頂いた葛谷代表、ご一緒頂いたFさん、Yさん、有難うございました。ご迷惑をお掛けしましたが、これに懲りずにまた宜しく。今年の鈴鹿はこれでおしま〜い、です。
コメント
この記録に関連する登山ルート

こんばんは、onisan。
私も昨年の初冠雪時に同じルートを単独で登りました。onisanのレコほど雪はありませんでしたが、水沢岳前後のザレ場が怖かった記憶があります。
鎌尾根は鈴鹿山系でもアルプスの岩尾根を疑似体験できる数少ないルートではないでしょうか?恐・楽しい!
shige1966さん、おはようございます。
鎌尾根に行かれたんですね。
北アルプスも怖いところがありますが、鎌尾根はそれとは違った怖さでした。
終わってみれば思い出としてしっかり残ると思いますが、もう一度登る事はないでしょう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する