和佐又山登山口からの大普賢岳


- GPS
- 10:01
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,409m
- 下り
- 1,413m
コースタイム
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:58
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今回たまたま帰り支度してる時に実際バスが入ってきたのを見てるとコンクリート敷きの所にお尻から入って時間待ち、転回していたので、このコンクリート敷きの場所は絶対駐車してはいけないと思った。 となると駐めれるのはえらく傾斜があって駐めにくいがトイレ前に2台と、コンクリート敷きの奥にまだ少し地面の場所が空いてるので谷に落ちないよう注意してそこに2〜3台くらいが限度か。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険というほどの所は無かったが、迷いやすそうな所は笙ノ窟尾根から一般道へ逃げるトラバース道への入り口のテープと、岩本新道を上る場合の踏み跡の薄さから来る分かりにくさ。 そして沢沿いコースキャンプ場跡から下り始めが踏み跡が落ち葉と枯れ枝に埋もれてるのと、後半ケルンに導かれるのを見落とさないのが肝心か。 |
写真
やむなくトイレ前に駐めた。
帰りにたまたまバスの時間と重なって転回するところを見たが、道を少し上まで行ってお尻をコンクリート敷きの転回場に入れて待機し、時間になったら頭から出ていった。
これを見ると奥のちょっと狭くなった地面剥き出しのところなら駐めても大丈夫かもしれないが、少なくともコンクリート敷きの所は駐めてはいけない。
屋根や椅子はまだしっかりしてるのに、なぜか床や階段などがボロボロ。
ただやはりもう通る人も少ないせいか木が密集した場所では蜘蛛の巣かぶりまくった。
もう次からは汗止めにヘアバンではなく帽子かぶってこないと。
今回初めて通った上りのメイン登山道までと、帰りの旧和佐又ヒュッテからの沢沿いコースには至る所にこれと同じ仕様の立派な標識があり、雪の季節以外のためにヒュッテが精力的に周辺の道を整備していたことがうかがえる。
しかし今はおそらく通る人もほとんどいないこのあたりは落ち葉や枯れ枝に埋もれて踏み跡も分かりにくくなっており、ここから尾根までの少しの間は右往左往して時々出会う踏み跡探しながら上った。
見つけた時飛ばされてたようで裏返ってたのでここに方向正しくして置き直して来た。
ここも結構悪いようなレポもあったが、確かによくこんな所見つけたなと思うような場所ではあるが今では悪そうな所全てにロープが付けられ、梅雨の合間で下が濡れて緩い所もあったが不安や分かりにくさは特に無かった。
一説にはこの上の岩壁は100メートルもあるそう。
もう50年以上も前、日本の岩場がクライマーに開拓されまくった時代、ここも上ろうとするような人間もいたんだろうか。
結論としてはミッドカットよりマシだがそれでもつま先を不安無く掛けて上れるような岩稜用というほどの硬さは無いことがはっきりしてちょっとがっかり。
ただ、それは最初からサロモンもこれはハイキングシューズですと売っているわけで仕方ないし、逆にこのシリーズのメイン機能である足首が内側に曲がって外側の靱帯を痛める捻挫を防ぐ機能はミッドカットでもしっかり感じたがこのハイカットはより強力で、最近疲れた下りでガレ場だった場合などグキッといきかけてヤバっとなることも多かったので、新しい靴探し出した元々の目的にはとても良いものであるのも分かった。
また、底はある程度厚みがあるけど柔らかめでクッション性もあってガレ場でも歩きやすく、テン泊装備担いだ時など最適な靴ではないかと思うのでとりあえずミッドカットと使い分けながら使い込んでみることに。
その方達は無双洞への周回コースを行かれるようで先に七曜岳方向に下って行かれたが、自分は軽く飯を食べて来ましたよを撮って来た道を下りる。
後ろは稲村ヶ岳と大日山の特徴あるピーク。
やはりもう結構年月経つためか少し横に傾いたものも幾つもあり、上りはともかく下りはちょっと気を付けないと怖かった。
それにテープも適度に、あれっと思った時に見回すとどこかに見つかるくらいにはある。
ここは風が通っていつも寒いが、この後通る沢沿いコースというのがどんなところか、どのくらいかかるか分からないのでちょっと飯。
いくら何でもここに一軒家はないだろうから、もしかしてバンガローか。
以前のような山小屋風はやめて、バンガローやテントでみんな個別に泊まるスタイルになるんだろうか。
この後この白い石のケルンが特に渡渉点などで確実に導いてくれる。
おかげで一瞬渡渉を心配したがそこはまたケルンが導いてくれた。
人があまり通ってなくて落ち葉など積もりっぱなしで濡れてるとズルズルの所もあるから、登山靴ならともかくスニーカーなどで入った人はとてもありがたいと思う。
この写真は道路側から出てきた所を撮ったが、左奥から出てきて右下が谷。
よく見ると谷は何か設備があるのか全体にフェンスで囲われていてどうも通れなくなっており、これを巻くために右岸中腹をトラバースしてきたと分かる。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
ここしばらく靴に悩んでおり、一つ買ってみたものの微妙だったのでまた一つ買ってしまい、同じ所で比べたかったので大普賢岳に行くことに。
ただ、いつも同じような周回ルートでは面白くないので今回は初めての和佐又山登山口から。
調べると和佐又ヒュッテが無くなって周辺をハイキングする人もいなくなりバスの本数もほとんど無く、大普賢岳目的で車で来る人はヒュッテ跡地近くの駐車地から上ることが多いだろうからおそらくあまり人が入っていないことは想像出来てた。
しかし歩いてみると元々がよほどしっかり作り込まれた道だったようで、落ち葉や枯れ枝は積もり放題で倒木もそのまま放置されているにもかかわらずはっきりしていて歩きやすさは驚くほど。
ただやはり登山としては物足りないが、途中から笙ノ窟尾根に乗って一気にテープ類も無くなるルートに繋ぐアプローチと考えるとたっぷり歩きたい人には勧められるかも。
その笙ノ窟尾根もほんとは核心部である孫普賢岳だったかのロープを持っていくべきとされる場所を通れれば最高だったろうが、残念ながらそこまでの力量も無く、1人でもあるので手前で一般コースに逃げなければならなかったのは正しかったとは思うが残念。
窟あたりから大普賢までの往復は靴比べのため日本岳に上ったのも含めていつも通り。
その後今回は岩本新道を下ったが、途中標識類は無くテープが適度にあるだけで、踏み跡も薄いせいで以前上りに使った時は下からだとその踏み跡が分かりにくい所もあって獣道に誘い込まれたりもしたが、下りだと薄い踏み跡もある程度見え、緩い傾斜になるようブナの疎林の広い斜面いっぱい使って大きくジグザクに切られた道は唸らされるほど快適。
ちなみにこの新道を下りきって周回路と合流したあたりは晴れた日は陽が当たってそこらの岩が暖められ、北や西からの風も遮られているので休憩するのにいいかも。
そして最後の沢沿いコース。
実は今回ここが一番楽しかった。
最初は和佐又山登山口からの整備されたハイキングコースと同じくここも以前は和佐又ヒュッテが中心となってしっかり整備した道で通りやすいだろうと思ってたらさにあらず。
やはり尾根道より谷筋の方が雨などで荒れやすいせいか、厳しくはないけど分かりにくさはほどほどにあり、後半テープや道標よりケルンに導かれていく感じはハイキングコースというよりは普通に山道っぽくてこの日の最後を疲れより興味を持って下ることが出来た。
総じて感じたのはそもそもこの一帯がこれだけ開発されたのは和佐又ヒュッテが開業するって時にスキー以外の季節を考えて行政含めて観光地開拓でそれなりの投資をし、道も整備され、それをその後もヒュッテが責任を持って管理整備してきたのではないかということ。
この度めでたく和佐又ヒュッテがキャンプ場メインで再開との話も見たが、そうなるとやはり責任問題もあるからまたしっかり整備も進むかもしれず、そうなる前にちょっと朽ちた道を歩いてみるのも一興かもしれない。
最後に、駐車地に帰り着いて帰り支度する時、トイレ横の小屋からホースが出してあってさも靴を洗いなさいというように側溝に流しっぱなしになっていたのでこれ幸いと靴を履いたまま簡単にジャブジャブしたが、その後スパッツをはずそうとしたらその表を這い上がってくるヒルを発見。
慌てて脱ぎ捨ててまだこちらを探して細く長く伸びて尺取り虫のように動いてるのを速攻でジョニーで退治。
山の上はハエが増えてきてたのも含め、やはりこのあたりももうそういう季節になったかと感じたので、これからは虫除けや虫刺され、ヒル退治などの各種も忘れないように。
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