赤城山(オフミ)
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.4km
- 登り
- 456m
- 下り
- 455m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2006年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
【移動 : さいたま市〜高崎で合流】
<さいたま市> 午前6時42分発の電車へ。朝焼けのグラデーションが綺麗。これまた雲ひとつ無い空だ。
<電車の旅> 合流地点のJR新前橋へ向かう為に、JR大宮駅からJR高崎線を北へ80km北上する。普通電車約1時間半ちょっとの旅。
乗車率はざっと70%くらい。中にはスキーやボードを持った乗客がちらほら。休日も朝から人々は動いている。
電車の窓、流れる住宅やビルの間隙に空はなんとも云えない透明度で地平線からの一連の朝のグラデーションが綺麗だ。
奥多摩の山並みは山肌をクッキリ見せている。富士山もちらほら顔を出す。
土曜日の登山は次の日が休みと云うゆとりの気持ちがいい。
山行への期待も膨らむ。寒波が入り群馬県の天気予報は不安な予報だったけれど・・・予報が外れる事を期待。
真っ青な透明な空、しかし定規で線を引いた様に遠く北方は白く霞んでいる。雪が降っている?
【登山か撤退か】
<赤城山> JR新前橋駅で横浜の皆さんと合流しそこからは車で更に北上。標高400mくらいから道路に雪が付き始める。夏タイヤの為、チェーンをフロントに装着。
<赤城公園> 登山口を確認するが風も出ている。この状況の中、登るのは得策ではないと直感的にわかる状況。リーダーの田中さんも気持ちは撤退に傾いている様だ。時間は午前11時過ぎ、一旦引いて駐車場のある「赤城公園」へ。
<みろく山の会メンバーの紹介> 皆、「山」好きのメンバー、ベテランの猛者揃い。
○田中氏(リーダー) 本名:田中 弘士さん。
山の事なら何でもお任せの「山の達人」である。日本400、500、600名山を作った方だ。(2005/1ヤマケイP75 掲載)。
○森田さん(百名山は着々とこなし95座)。 気配り心配りの女性、絶妙のタイミングで大福やみかん、更には手作り弁当まで出て来ます。まるで心を読んでいるかの様。ムードメーカー的存在。
○小野寺さん(百名山は87座)。みろくの山の会の女性ドライバー屈指の腕前。帰りの横浜へのハンドルを握る 。
「とりあえず昼ごはんにしよう、どっちにしろ食べるんだから」と田中氏。
4人、車で食事を取りながら空模様をうかがう。視程の無かった山は徐々に視界が利いてくる・・・
食事が終わる頃、「よし大丈夫、行こう」と田中氏。そして防寒等の装備を整える。登山口へー。
【赤城山:黒檜岳】
<黒檜登山口> 天気はー・・・。若干吹雪いている。しかしながら天気は回復傾向と感じ取れる。
<黒檜岳登山道> 赤城山最高峰へ。当初30分栄太郎が先行。
トレースがあるものの足場はしっかりしていない。足の踏み場をしっかり作る必要性を感じる。
「足場作りが任務」と言われなくても、その様に理解。しかし努力するも無念、軽アイゼン6本(つま先に爪なし)では自分の行 く道を開拓するのが精一杯・・・歩幅も大きくなってしまう・・・。パーティーの役には立てないまま30分でお役御免・交代。
山頂まで最後尾を前進。・・・誠に申し訳ない気分。今後の課題と気持ちを切り替え後に続く。
後方では話をしたり、写真を撮ったりと割と自由に行動しました。
<樹林帯から猫岩> 山全体が霧氷の景観。
しばらく行くと稜線上の道となる。南側が切り立っている為、黒檜岳の霧氷の山肌、大沼そして赤城神社方面が迫まる。
ここが赤城登山道の見せ場の一つなのだろう・・・。猫岩は巨岩のごろごろした急登だけれども遥か雪の下。
<山頂> 到着!マイナス16度。霧氷が美しい。
少しの風雪、自然の厳しさの中にある美しさと霧氷が言葉には代え難い姿がある。視界は2〜300m程。
積雪はざっと見た感じ1mくらい。黒檜岳から南への縦走路は人の入った形跡はまったく無し。
記念撮影・風景撮影そして森田さんの大福で全員糖分補給。血糖値を上げ体力回復。田中氏はシュリンゲ、ザイルの準備だ。
<無線430> グループ行動故、無線をする了解を得て早速電波を飛ばす。神奈川県横浜市と59でクリアに交信。少々の混信は気にしない。簡単な自己紹介の後、カード交換をを約束。
【下 山】
<初ピッケル> 胴体にシュリンゲを装着、ザイルでパーティを繋ぎ再び記念撮影、そして下山だ。訓練も兼ねる。
まず田中さん先行。 田中氏−小野寺さん−森田さん−栄太郎 と続く。10分程経ち、前後を入れ替え、栄太郎−森田さん−小野寺さん−田中氏の順。
先行する時はザイルを装着している為にスピードコントロールが意外と難しいのだけれど直ぐに慣れる。木枝をくぐる前後や足場の固い場所、柔らかい場所等は速度をパーティー単位で考える必要 がある。どんどん下り、時にはトレースをわざと外して新雪を楽しんだりと「膝」や「腰」まで埋まったり「わーわー」言いながら登山口へ。自分を含めて全員満足の山行でした。
【その後】
<登山その後>
途中、大沼の湖上ではワカサギ釣りのテントが「わんさか!」テント村状態。
下山後は麓の温泉「富士見温泉 見晴らしの湯 ふれあい館」へ。高台にある為、関東平野をほぼ一望する、ドライブにもお勧めだ。
露天風呂からは南、西へ視界が開けている。赤城山の手前となる地蔵岳は雲が取れてその姿を現した。南西にある榛名山、妙義山がお目見え。
そして「ビール」でご苦労さん会。名月「赤城山」も。そして飲む飲む。
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