高室山・陣尾山・高畑山【古い道と鉄塔巡視路を使って周回】
- GPS
- 08:20
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 934m
- 下り
- 926m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:19
天候 | 薄曇り 【気温】駐車地:21℃ 林道分岐の登山口:21℃ 陣尾山:23℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【古い道】 草に覆われた植林の平坦地や低い丘のような尾根下を北西へ向かうと、 ピンクのリボンが要所要所で目に留まり、時折道型?らしき踏み跡が 現れますが、概ね道は消えています。 |
写真
感想
ベニバナヤマシャクヤクの鑑賞と併せて周回する目論見だったが
残念ながら一週間遅かったようだ。
集合場所の佐目自然公園駐車場は閑散としていた。
誰ともすれ違う事無く、展望の無い急な尾根を登って行く。
植林ゾーンが途切れたり再び現れたり、尾根から尾根下に絡んだりと
初めて歩く道の変化を楽しみながら高度を稼いで行くと、やがて平坦な
浅い谷を抜け、合流した車が通れそうな林道を緩やかに登って行くと
鬼灯の群落が現れ、大きく左へカーブする先で登山道が右へ派生する。
雨が降ると泥濘が酷そうな広い斜面を登って行くとあちこちに現れる
山芍薬は、どれも花びらを散らし白玉の季節を終えていたが、
新鮮な野アザミや足の踏み場に悩むほどのトキワハゼが迎えてくれた。
我々以外誰も居ない高室山の山頂で山座同定やカルスト台地の雰囲気を
楽しんでいると別のグループが上がって来たので挨拶を交わし、
そのままピストンで林道分岐へ戻り、丸山へ向かう。
ここまでは地図を見る事も無く安心して歩けたが、この先しばらくは
コンパスの出番だ。
林道の脇で見つけた目印から茂り始めた夏草を踏んで北向きに高みを
目指すと、しばらくしてカルスト台地に変わり山芍薬の群落の奥に
「丸山」の山頂プレートが付けられていた。
ここでも山芍薬の花びらを見る事も出来ず下山にかかる。
再びコンパスを片手に、鉄塔を目指して斜面のような広尾根を下ると
防火線なのだろう、広く切り開かれた草原が広がっていた。
鉄塔から防火線の中に延びる踏み跡を見送り、古い道に入り陣尾山へ
向かうと植林の平坦地ですぐに道が消えてしまった。
コンパスを頼りに、GPS、リボン、踏み跡などに注意しながら
変化の無い植林の台地を目指す北西へ向かい、浅い谷に降りると
信頼できる梱包紐の目印が目に留まり、左側の植林に目を凝らすと
やや西を向いた尾根地形が見て取れた。
念のためコンパス、GPSで現在地や方向を確認しシダが茂る尾根へ
踏み込むとこれがまた意地悪な尾根だった。
茂ったシダが倒木を覆い、至る所で仕掛けられた落とし穴のトラップを
避け乍らやっと陣尾山の頂上に出ると、北側からしっかりした踏み跡が
上がってきていた。
展望の無い山頂で昼食を摂り、南下する尾根で下りにかかるが相変わらず
倒木だらけ、やっと落ち着いたと思ったら今度は激下り。転がるように
下ると石積の台座に建てられた立派な鉄塔(No,186)が現れ、好展望が
広がった。送電線路の先に高畑山、その奥に連なるのは県境稜線前衛の
山並みだろうか。
No,186鉄塔を過ぎれば高畑山までは、関電の巡視路となり歩きやすく
自然林の気持ちの良い尾根歩きが続く。
プレートが無ければ気付かないような高畑山山頂から、東側のNo,189鉄塔へ出て南東へ下る支尾根をアップダウンすると、新しい鹿除けネットが
現れ、ネットに沿って小さなコブを一つ越えると尾根は南を向き佐目山に
到着するが、プレートが付けられたピークの手前で支尾根が派生するので
分岐目印を見逃さず東へ下ると、急な尾根の末端は佐目集落の高台に
造られた佐目霊園の裏側だった。
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