蓮華温泉・五輪山ツアー初日（白馬乗鞍〜蓮華温泉）

2012年05月04日(金) [日帰り]

• GPS: 04:22
• 距離: 7.9km
• 登り: 655m
• 下り: 1,005m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:40
• 休憩: 0:42
• 合計: 4:22

11:40 栂池ロープウェイ自然園駅
12:38 12:58 天狗原の祠
13:52 14:03 乗鞍岳
14:33 14:44 天狗ノ庭尾根2380m
15:13 15:13 天狗ノ庭
16:02 蓮華温泉

11:40　栂池ロープウェイ自然園駅 -> シール登行
13:52　白馬乗鞍岳 -> シートラーゲン（登山道雪なし）
14:16　白馬大池東2400m -> シール登行
14:33　天狗ノ庭尾根2380m -> スキー滑降
16:02　蓮華温泉

天候

曇のち雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■行き（初日）　栂池ロープウェイ自然園駅より
　駐車場：栂池高原第2駐車場　無料
　栂池ゴンドラ＋栂池ロープウェイ　計\1720
■帰り（3日目）　木地屋よりタクシーで栂池高原第2駐車場へ

写真

5/4 11:39

栂池ロープウェイ自然園駅より出発

5/4 12:15

天狗原への登り

5/4 12:56

天狗原。ガスが酷かったのでこのまま振子沢を滑ろうと考えていたが、晴れたので白馬乗鞍へ登りましょう

5/4 13:14

白馬乗鞍への登り

5/4 13:45

白馬乗鞍岳東端。広い山頂を横切って白馬大池へ向かう

5/4 13:59

中央付近に聳えるケルン

5/4 14:17

白馬大池を横断

5/4 14:24

白馬大池北側より小蓮華山。この後ここで6人が遭難死するとは、残念極まりない

5/4 14:45

白馬大池を過ぎたら2469点を西から巻き、天狗ノ庭尾根まで出たら滑降開始

5/4 14:54

狭くて木の濃い尾根だと思い込んでいたが、滑りやすい斜面が続く

5/4 14:55

2308点は西側を滑る

5/4 15:07

天狗ノ庭上部。尾根の中央は地表が露出しており、雪のついた東側を滑る

5/4 15:11

天狗ノ庭より蓮華温泉を望む

5/4 15:16

天狗ノ庭下部の大斜面

5/4 15:29

尾根上は滑りにくくなってきた。ここで尾根を下りましょう

5/4 15:55

尾根を下り、露天風呂の点在する広い谷底を滑って蓮華温泉へ向かう

撮影機器：

サイバーショット DSC-TX5 SONY

装備

個人装備

[スキー板/ビンディング/靴] KARHU:XCD 10TH MOUNTAIN/22 Designs:TeleBulldog/Scarpa: T2 '05モデル

感想

miaomiao

[b]■総括[/b]
GWは月山・鳥海山に行くつもりだったのですが、東北地方はずっと天気が悪いとのことで、急遽2泊3日の白馬蓮華温泉ツアーに変更しました。こちらも決して天気が良いとは言えないのですが、少なくとも土曜は晴れるとのことで、それならメインの中日を丸々楽しめます。
初日は栂池高原スキー場より蓮華温泉まで。定番の振子沢ではなく、乗鞍岳を越えて天狗の庭コースを滑ってみました。
途中から雨に降られましたが、コース自体は想像以上に面白く、移動程度に考えていた初日も存分に楽しむことができました。

[b]■記録[/b]
11:40 1826m　ロープウェイ山麓駅駅発。昨年同様、今年も残雪は多い。天狗原から上は深いガス。現時点で雨は降っていないが、夕方から降り出すらしい。
まずは天狗原まで。今シーズンは体力不足気味だが、すぐそこなのでほとんど苦労せずに登ることができる。

12:39 2200m　天狗原。ガスが深く視界はほとんどない。このコンディションでは乗鞍岳まで登る気になれず、このまま振子沢を滑ってさっさと蓮華温泉でくつろぐことにする。
となれば急ぐことはあるまいとゆっくり食事休憩。
すると、その間にだんだんとガスが切れ、乗鞍岳が姿を現す。こうなると俄然やる気が出て、一転、乗鞍岳まで登ることにする。

12:58　休憩終了。目の前の乗鞍岳へ向かう。
やはりガスが切れたためか、数パーティーが同様に登り始めている。

13:40 2430m　乗鞍岳東端2436点。天気はまだまだ持ちそう。せっかくなので、このまま白馬大池を越えて天狗の庭コースを滑ることにする。
広い山頂一体はほとんど雪が溶けていて一面のハイマツ帯。雪の残っている南側から回り込むが、裏側までは雪が繋がっておらず、途中でハイマツ帯に阻まれる。傷つけないよう注意してハイマツ帯の中を歩く。始めから素直に板を担いで登山道を歩いておけば良かった。

13:52 2450m　ケルン。ここで登山道に合流し、板を背負って歩く。乗鞍山頂は広いと頭ではわかっていたが、想像以上に横断に手間がかかる。
5分ほど歩くと眼下に白馬大池の平原が見え、池まで雪が繋がるようになる。登山道上はこの先も雪がついていない。ここでスキーを履いて大池経由で滑降地点に向かうことにしましょう。

14:16 2378m　白馬大池東端。池を横断し、2469m点北西尾根に出るべく西斜面をトラバースする。傾斜はほとんどない。
空は再び厚い雲に覆われ、いつの間にかポツポツと雨が降り出す。

14:33-14:45 2378m　乗鞍岳2469m点北尾根。ここから滑降開始。
当初予想していたイメージだと、尾根は細いし傾斜は急だし、おまけに木も濃そうなので結構滑りづらいような気がしていた。が、予想外に木はまばら。いい感じに滑り降りられる。
2308点の小ピークは左からトラバースし、北西尾根の右端に出る。眼下に湯気の立つ蓮華温泉の源泉、そして蓮華温泉ロッジが見下ろせるようになる。

15:12 2050m　天狗の庭。いよいよ尾根は狭く、傾斜もきつくなるが、完全な無木立。ジャンプターン気味に調子よく滑っていく。
1715mで右手の谷にドロップ。もっと手前に簡単に降りられる場所があったのだが、もう少し尾根上を滑れるのではないかと思い、先に進みすぎてしまった。その結果かなりの急斜面をトラバースすることになり、D君は途中で滑落し雑木帯に突っ込む羽目に。怪我はなさそうだが、木に板が引っかかり、急傾斜ということもあって身動きできない様子。かなり手間取っているので助けに行く。
その間に雨はいよいよ本降りに。時間ももう16時近く、天気のせいで辺りはもう薄暗く気は焦る。が、ここを切り抜ければ後はすぐそこだ。

15:51 1670m　20分ほどでようやく脱出。あとは広くなだらかな谷底を滑るだけ。10分ほどで登山道に合流し、板を履いたまま3分ほど歩けば蓮華温泉である。
連休中のため混雑はしているが、雨の日の山小屋、しかも温泉までつかれるというのはありがたいものだ。