米子大瀑布と根子岳
- GPS
- 06:54
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 1,146m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 6:44
天候 | 晴れ後曇り ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・米子大瀑布の遊歩道はほぼ登山道なので、しっかりとした装備が適切と思う。雨後のせいだったかもしれないが、滑り易い箇所が多くスリップ注意。 ・米子不動尊分岐から浦倉山へのルートは、入口が塞いであって進入できなかった。 ・米子不動尊分岐から根子岳は、やはり滑り易い箇所が多くスリップ注意。何度も沢を渡るがいずれにも橋が架けてあり渡渉に問題なし。またこの区間登山者の姿はほとんど見掛けず、往復で見掛けたのは1名のみだった。 |
写真
感想
米子大瀑布の駐車場には4時頃に到着。途中誤ってダートの林道に入ったりして色々大変だったが、駐車場にはクルマが2台しかなくてガランとしていた。外気温は13度で涼しい。水場はないが建てたばかりと思われるきれいなトイレがあった。食事と支度をして4:35に行動開始。この間新たなクルマは1台も来なかった。日の出の早い時期なのでヘッドライトを使わずに歩き出すも、樹林帯なのであたりはまだ薄暗い。登山口に何やら光る物体が立て掛けてあるのが遠目に見えた。近付いて見るとスキー用のストックだった。それもすごい数。須坂市が設置しているようで、恐らく滝見物に訪れる観光客向けと思われる。今日はZさんがストックを忘れてきたので有り難く使わせてもらうことに。歩きだしは沢沿い進む。各所に立派な橋が架けてあった。少し進み右手を見るといきなり立派な滝が目に入った。唐突だったので驚く。早朝でまだ誰もいない時間帯なので周囲に観光客の姿もない。滝に近付いて写真を撮る。Zさんは借り物のストックが使いにくいらしくペースが悪く歩きにくそう。この先も長いので、仕方なく自分の登山用のストックを貸し、自分がスキー用のストックを使うことに。忘れ物厳禁。米子不動尊を過ぎ鉱山跡地に至ると2つの立派な滝が見える。白い花が満開に咲いていて、お花畑のようになっていた。ここも誰もいないのでしばし滝見物。大瀑布と聞いていたが、名前負けしていない。ここまで写真を撮りつつ進み、滝見物もしていたのでペースはかなり遅かった。登山口へ向かいようやく本格的に登山を始める。しばし進むと浦倉山と根子岳の分岐に至る。今日は浦倉山へ上がり四阿山根子岳を周回して元に戻るルートを考えていたが、浦倉山へのコースは塞がれていた。周回コースは取れそうもない。しばし呆然とするが、入口にテープが貼ってあったりして登山者が入るのを禁じているようにしか見えないので、さすがにこれを見て見ぬふりで進むことはできなかった。Zさんとも相談し、四阿山か根子岳までの山頂往復に予定を変更。分岐を根子岳方面に進む。するといきなり急登が待っていた。しかも滑り易いので慎重に歩かなければならない。帰りもここを下ると思うと気が滅入るが、周回できないので仕方ない。嫌ならここで帰るしかない。急登が終わると緩い坂がしばらく続く。樹林帯で風がなく、急坂で汗をかいたがここで息をつくことができた。途中適当な河原で座って大休止。虫はこの季節なので例によって多いが、ネットがなくても何とかなるレベル。休憩後行動再開。再び急坂をこなす。途中からレンゲツツジの赤が目立つようになる。6月も後半なのにあちこちで満開に咲いていてきれいだった。稜線に近付くとイワカガミやハクサンチドリも見えるように。さすが花の百名山。天気は青空も見えるも曇りがちで、ガスが湧いているようだった。予報では雨はないのでその点は安心だが、遠くまでの展望は得られそうになかった。小根子岳北肩には7:30に到着。無人。ほぼ無風だが樹林帯は既に抜けたので時折通る風が涼しく心地よかった。ここでも座って大休止。Zさんはあちこちに咲いている花の撮影に忙しそう。休憩後根子岳へ向けて移動開始。稜線はところによって笹が人の背丈よりも高くなっていて、そのような場所では風も通らず蒸し暑かった。足下にはすずらんなども見られ都度足が止まってしまう。根子岳は牧場から上がってくるとあっと言う間に登れるが、小根子岳方面まで歩く人は少ないと見えて、すれ違う人もほとんどいなかった。7:57に小根子岳到着。雲は多いが展望はある。ここでも座って休憩。根子岳は山スキーで何度も訪れているが、小根子岳は今回が初めて。ここから少し足を伸ばしたら根子岳の山頂。雪のある時に何度も訪れていて、その時とは雰囲気がだいぶ異なるが何度も来ている山なので、何となく見覚えはあった。8:25に根子岳到着。先客多数。山頂に着く頃になって周囲がガスで包まれてしまい、山頂からの展望が全くない状態になってしまった。何度も来ているけどせっかく来たので残念。しばらく粘るもガスは取れそうにないので諦めて下山開始。四阿山はここから往復3時間程度かかるので、それも諦めることに。
帰りは来た道を戻るだけ。面白味には欠けるがこれしかないので致し方ない。稜線の花を見つつ下る。帰りも北肩に寄って休憩する。しかし朝に寄った時よりも雲が多くて展望は効かなかった。稜線ではハイカーの姿はところどこで見たものの、大瀑布へ向けて下り始めると人の姿は皆無になった。根子岳や四阿山はやはり牧場側から登る人が圧倒的に多いようだ。誰もいないのですれ違いなどに気を使う必要はないが、その代わり熊など野生生物との遭遇が怖くて、熊鈴をチリチリ意識的に鳴らしながら歩いた。行きに急登だった区間は帰りもやはり急登で、しかも湿っていて滑り易いので慎重に通過する必要があった。登山道が狭いところもあったので、そういった場所は特に気を付けて通過した。とは言えZさんは一度盛大に滑っていた。分岐を過ぎて米子大瀑布の周遊ルートに入ると、滝目当ての観光客やハイカーの姿が見えるようになってきた。ここから根子岳まで訪れる人はかなり少数派で、滝の周囲を歩く人のほうが多いようだった。最後にもう一度立派な滝を眺めてから樹林帯歩き。登ってくるハイカーや観光客とすれ違いつつ進み11:20に駐車場に戻る。途中登山口にストックを置いてきた。これがなければ急登の登下降は結構大変だったに違いない。感謝。駐車場は朝はガラガラだったけど、この時間は8割程度埋まっていた。細い林道をしばらく運転しないとたどり着けないけれど、それでも訪れる人は多いようだ。トイレの外に靴の洗い場があり、そこを使わせてもらう。後片付けをしていてもこれから滝へ向かう人は多かった。
目指していた周回は事前のリサーチ不足でできなかったが、次回訪問するなら、是非四阿山と根子岳を周回で歩いてみたい。秋が一番混む時期のようなので、それよりは空いている花の時期がよいと思う。
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