比叡山ー雲母坂(きらら坂)ピストンで今年の登納め
- GPS
- 06:51
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,459m
- 下り
- 1,459m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:52
天候 | 晴れのち曇り時々小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(復路)「京都造形芸大前」BSから京都駅までバス(京都市バス、230円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
修学院離宮道からの雲母坂(きらら坂)コースは、特段危険を感じる箇所もなく、基本的に緩斜面で歩きやすい。 標高700m以上は凍結しているが、昨晩の雪が2,3cm上に積もっており滑り難いのでアイゼンも不要。 山頂周辺は観光道路が多数走っており、地図での確認が肝要。(私は一度ミスコースしてロープウエー上乗り場まで行ってしまいUターン) 大比叡(山頂)は山頂駐車場の西の丘の上。 延暦寺へは大比叡から東へ約5分の分岐を左手に下ると延暦寺・東塔エリアの裏に出る。 延暦寺から下りは銀閣寺道まで1/2.5万地図とGPSで下降点を探索したが、尾根を一本間違えて約150m下降地点で渓流に出たが急斜面で下れずあきらめて登り返し、修学院離宮道のピストンとした。 |
写真
感想
奈良の実家に帰省の機会をとらえ、学生時代を過ごした京都の山、比叡山に登ってきました。当時毎日のように見上げていた比叡山。車では何度も上がりましたが、下から登山は初めてです。
晴れの予報でしたが到着時、山頂は雲隠れ。
登山口に向かう頃には晴れ間から山頂が綺麗にみえてきます。
ほぼ26年ぶりの再会に感動です。
修学院離宮道から川沿いに歩き、道なりに橋を渡って坂道をあがり100mほどすぐ左が登山口です。
雲母坂と書いて「きらら坂」と読ませるあたりも京都風な気がします。
ルートはすぐV字溝になり、落葉ザクザクですが基本的に歩き難いところはありません。しばらく登ると、緩斜面で落葉ザクザクのんびり歩き。
この先で京都一周トレールに合流。この辺から左手が開ける場所があり、北山、岩倉方面が綺麗にみえます。
自分が学生時代を過ごした街をこういう形で眺めるのは特別な思いがありますね。当時のことを思い出したり、その後のことを重ねあわせて今に至るまでの時間が走馬灯のように出てきます。
途中3グループに先を譲ってもらい、しばらくいくと雪がでてきます。木階段のところは次第に白くなり標高600mあたりから真っ白。昨晩2,3cm降雪したようで、凍結した路面の上に積もって滑りにくくなっていい具合。踏み跡は1,2人分のみ。
と、2人男女と男性単独が下山してきます。早朝から登った方々かな。
ここから踏み跡が3人分増えます。
元スキー場を横切り、しばらく車道歩き。少し前はアイスバーンだったとレコ記録みてたので、スパイクと軽アイゼンを持参しましたが、積雪のおかげで滑ることなくサクサク歩きが楽しめました。
その先で標識に従い右折。上がった車道で左右どちらに行くか迷いましたが、踏み跡に従い若干登りの右へ。その先はロープウエーの駅に出てしまったのでUターン。
さっきのところは左折が正解。
しばらくで山頂駐車場。ここも凍結は皆無。
大比叡の山頂は、この駐車場の東側の丘の上。
山頂に到着。
意外と狭いですが標識や三角点があります。
一段下がった広場でランチタイム。
といってもアルコールストーブでお湯を沸かし、スープでオニギリ2個を流し込みます。
ついでにコーヒーでまったりし、先を東に進みます。
山頂で小一時間の間に男性単独2名が到着。
延暦寺へは大比叡から東に少し歩き、下り始めた標識を左折。
その辺から延暦寺の鐘の音が聞こえてきます。
ジグザグを下ると延暦寺・東塔が鮮やかな色で見えてきます。
ほどなく東塔、阿弥陀堂の広場。その下の大講堂と根本中道(本堂)にて、安全登山などなど祈願したあと、車道を少し歩かせてもらいます。
国土地理院1/2.5万地図で銀閣寺道まで尾根伝いにルートがあるのでそれを目指します。しかし似たような尾根が近場に二つあり、どちらか迷ったあげく、意を決して西側の尾根を下ると、薄いながら踏み跡あり。
しばらく急降下すると踏み跡は左右に乱れ更に薄くなり、トラバースも一足分で狭く、落ちたらアウトな場面に。バランスを取りながら慎重に進むといったん渓流沿いに出ます。薄い踏み跡を追うと5mくらいの崖のうえ。左からまいて下ろうとしましたが、あと3mが崖になっている。足場も悪く、ここをクリアしても先で詰まるだろう。
あきらめて登り返し。いくつかの薄い踏み跡を追ってトラバース路をトライしてみましたが、いずれもその先で消えてしまい急な崖などの様相。年末に無理をするのも何なので、この辺であきらめて登り返すことに。さっきの分け入口まで標高差150mほどを登り返しました。ふぅ〜。一個東側の尾根だったのかな?また次回トライしてみましょう。
山頂駐車場はすぐ。
車3台くらいがきており、琵琶湖北部の向こうの白い山は伊吹山だろうか。
武奈ヶ岳方面は少しガスがかかっているが綺麗にみえています。
時間の関係で銀閣寺道はあきらめ、修学院離宮道(雲母坂)で下ることに。
登りで使ったコースだから安心感があるし、居場所も分かりやすい。
後半、下山ルートと書かれた尾根コースに入る。途中、コース整備をされている方がいました。滑りやすい斜面にクワで段をつくったり、出っ張った枝葉をカットしたり手入れしてくださっている。その先で登りルートと合流。例のV字溝をいくと登山口に到着。しばらく車道歩きで白川通り。
懐かしの修学院離宮道BSの写真を撮って、天下一品(ラーメン屋)本店のある北大路まで白川通り下ってみましょう。
学生時代とはさすがに内装は変わっていたが、懐かしい味が楽しめました。
その後、バスに揺られ、周囲の風景を愛でながら、京都駅経由で奈良の帰省先へ。
今年の登り納め、比叡山も無事終了。
6年間過ごした京都の下宿先(修学院離宮道)の目と鼻の先に登山口があったとは当時は山に全く興味なかったとはいえ知らなかったが、懐かしの京都の山で、ほんとうに久々に懐かしい景色などなどに出会えたのはよかった
(追記)
登山前に修学院離宮BSすぐのところにある、学生時代の下宿先にも25年ぶりに寄ってきました。大家さんは84歳で足が不自由とのことで面会できませんでしたが、まだご健在とのこと。出てこられた娘さん(当時20前後)も私のことを覚えていてくれたことにも感動し、しばし懐かしい思い出話で歓談させて頂きました。
私は今日の午後から帰省です。
南岸低気圧の雪が心配でしたが大過なさそう。
新年は5日まで実家です。
一応登山用具は持って帰り20数年ぶりに金剛山登山を目論んでいますが腰痛がどうなるやら。
何はともあれ良いお年を!!
matchさん、メッセージありがとうございます。
こちらは一足先に実家でのんびり中。
いいですねー、金剛山。
私も登りたかったんですが、今回は時間なく京都の比叡山を歩きました。
そのうち葛城山・金剛山の稜線を歩いてみたいです。
腰痛を押して、あっちこっちがんばってますね 。
よいお年を
ShuMaeさん ご実家でのんびり中ですね
今年は何度かのニアミスがあって
そのうち会えるような予感がしてきました。
神社仏閣のある山に登ることが多かった今年。
(相方さんが厄歳だったので )
日本の文化の素晴らしさを思う一年でもありました。
キララ〜かわいい名前ですね。
京都のラーメンらしからぬ天下一品 結構好きです❤
良いお年をお迎えください。
clioneさん、メッセージありがとうございます。
実家でのんびり食べて飲んで寝て、ばっかりで体重計に乗るのが怖くなりそう
そうなんですよね、ここんとこニアミス続き。
近いうちにどこかで出会えそうですね
七面山もそうですが、京都の山も歴史を感じられる場所ですね。
いつもアイデア満載のcli&masaさんのルートに感化され、
金冠山や、七面山、小金沢山など当方が真似っこ登山させてもらい大変ありがとうございました 低山専門と言われるものの、色んなエッセンス取り入れられて素晴らしいと思います
キララ〜、って最初別名かと思ったのですが、よく考えるとそう読むのですね。
天下一品は、私の同僚が社長が屋台の頃から知ってるらしいのですが、今や大豪邸に住んだり凄いことになってますね。
clioneさんも、よいお年をお迎えください
下宿先も訪ねられたりで、懐かしの山行だったのですね
比叡山は、京都側からも滋賀側からもケーブルカーがつながり、また山上までハイウェイも走ってますから、登山の対象として考え難い時代になってしまったような・・・。
でも、先達たちは修行のために歩いて登ったのですからね
銀閣寺道までの下りでは、随分と格闘されましたね。
結果として150mも登り返したとは、体力的にはともかく、精神的には堪えますね、サラッと書かれてはいますが。
天下一品はまだ食べたことはないので、今度、試してみます。
テレビCMに出るほど有名な社長さんになってしまって、ビックリ なんでしょうね
隊長
隊長、メッセージありがとうございます
比叡山は車やケーブルなど使えば楽々なのですが、やはり下から歩くと見えるものが違いますよね。先達らが修行で登ったであろうルートをトレースするだけでも感慨深いものがありました。
銀閣寺道までの急降下は途中でGPSをきちんと確認していればすぐミスコースに気付いたんでしょうが、踏み跡があったので安心して下ってしまいました。下で渓流沿いに出れたんですが、どこへ行っても崖になってて、下るなら尾根筋を、と身をもって再認識しました。後で地図みると一本東の尾根だと分かったんですが、1/2.5万地図でも細かい部分は見分けがむつかしいですね。もう少し時間あれば、東側の尾根をトライしたかったんですが、年末なので無理せずピストンとしました。まあ登り返しは生き返った心地がして、あっという間でしたが敗退した原因が単純に自分のミスなので何故、を反芻してました。
隊長も年末山納めだったのですね。
来年もよいお年をお迎え下さい‼️
珍しいところに行かれているなと思ったら、地元に帰られての登山だったのですね。
アイゼンとか、どうやら山道具一式の帰省だったようですね。
家族とかから冷たい目でみられませんでしたか
大比叡まではほぼ同じコ−スを歩いたので懐かしい感じで読ませていきました。
比叡山は双耳峰なので、こっそりと閉園中の園地に入ったのですが、もうひとつの頂きの四明岳の位置がわかりませんでした
迷ったり、いろいろあった山行のようですが、充実した山行のようで、お疲れ様でした(迷った時は引き返すは山の鉄則ですね。とは言っても自分も多少は無茶しますが )
今年もまたいろいろと参考にさせて頂きます。宜しくお願いします。
momohiro先輩、あけましておめでとうございます。
こっちにもメッセージありがとうございます。
そうなんです、帰省の機会に比叡山。
たしかによく見たら四明岳と双耳峰なんですね、でも地図からするとなんたらガーデンの中の様子。あ、先輩そのなかも調査された、ってことですか、すばらしいです。
迷ったら引き返すは鉄則ですよね。私も普通に山登りするだけでは飽き足らず妙なコースを組み込みがちなのですが、迷ったり時間無くなってきたら今回のように深追いせず撤退ですね。
今年も先輩の心意気を学びたいと思いますので、よろしくお願いします!
帰省途中に寄られてたんですね
私も先日東京出張の際に高校時代にバイトしてた店に数十年ぶりに立ち寄って懐かしい気分に浸ってました
日常で中々思いだせない事も当時の場所に立つと色々思い出してきたり…
なんかイイなぁ…と思ってレコ拝見しました
当日は9枚目に見える岩倉の写真の屋根の下で大掃除に明け暮れてました
utaotoさん、こっちにもコメントありがとうございます
そうなんです、正月帰省にかこつけて懐かしの比叡山へ。といっても下から登るのは初めてだったので妙にワクワク気分でした
想い出の詰まった土地の山に登るのは格別の思いがありますね。
今回ひしひしとそれを感じていました。登山前に下宿先で懐かしい顔に会えたのもそんな気分を冗長していたのかもしれません。
utaotoさんは関東・関西が逆パターンなのですね。その場に行くと色んなことが走馬灯のように蘇って、とても懐かしい気分になれますよね って私も歳を取ったってことなのかな
あ、岩倉の写真はやっぱりそうでしたか
いや撮りながら右端の方に見えてたので手を振ってたんですよ <うそ
京都の地図を見てたら、武奈ヶ岳は朽木村からも登れるみたいですね。学生時代に自動車部で夜の林道をかっ飛ばしてたので、今度地ならしを兼ねて(?)訪れたいと思っています
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