利尻山北峰
- GPS
- 07:45
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,568m
- 下り
- 1,566m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:39
天候 | 晴れ、すこぶる風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八合目辺りから上は、砂走様のガレ状態。コース脇が崩れて危険箇所も若干。強風のため落石注意。 |
その他周辺情報 | 下山後宿からもらった割引チケットにて300円で、近くの観光ホテル内温泉。 |
写真
感想
最北の百名山は1月の入院中のベッドで計画を始めました。
前日利尻島に渡るフェリーから初めて目にした時には青空をバックに、山頂には笠雲を被って美しく聳え立つ山容でした。よく富士に例えられて「利尻富士」とも表されますが、どちらかといえばその尖った頂きから「槍」か「劔」を思わせたのは私だけだったでしょうか。
朝4時半登山口より、歩き始めは林の中の石畳を歩く。1km程進んだ場所に唯一の水場の「甘露泉」、この旨い水をこの後の険しい山行のためにたっぷり補給。
この日は終始隣を歩く人の声も掻き消されるような北西から吹きつける強風の中の山行となりました。歩を進める毎に徐々に急勾配が始まり、ゴロゴロとした道が続きます。四合目くらいから頂上まではほとんど休みなく急勾配が続きます。しかも七合目を過ぎる頃から始まるガレ場は、疲労がピークとなる身体に鞭打ちのように辛くイバラの道。加えて九合目付近の高度感が高まるあたりには、道の僅か脇が崩れている恐怖が我が心を怖気づかせます。しかしそれらの「艱難辛苦」を励ましてくれて余りあるのは、山肌の其処此処に顔を出す可愛らしい花々です。山頂からサハリンを眺められると期待していましたが、残念ながら遥か海上は雲に霞んで眺めることは叶いません、微かにお隣の礼文島の島影が見える程度でした。
頂上で30分ほどそこでお会いした100名山3巡目という猛者や、下山後は屋久島の民宿に住み込みで2〜3年住み込みで滞在する予定だという女性などと会話をはずませた後の下山です。ガレ場や火山岩の小石がゴロゴロの道は登りよりはるかに怖いのは降りです。トレッキングポールを駆使しながらの慎重な下山となります。そして大腿四頭筋が悲鳴を上げる急斜面の降りです。
予定していたコースタイムより1時間半ほど早目の下山となりました。
下山後、「利尻ふれあい温泉」にて疲れた身体をゆっくり癒やします。泉質は茶色、源泉はやや温めで長湯をするには最高でした。
この日の夕食は宿に予約しておいたもの、ご主人が釣ってきたホッケのちゃんちゃん焼き(新鮮なことと、味噌ダレが絶妙でその美味しさにビックリ!)と、これまたご主人の知り合いが島内で養殖している大きな帆立貝も今回の山行の思い出に残る味となりました。
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