湯元から日光白根山〜トレースなしラッセル三昧


- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 1,370m
コースタイム
天候 | 二日間快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高2050m辺りから日光白根山までトレースなし。スキー場から前白根山まで、五色沼避難小屋から奥白根山までは積雪深く、処によってスノーシューで太腿まで潜った。 |
写真
感想
ラッセルが期待できる山というので、将棋頭山、杣添尾根と三カ所候補にしていたが、土曜朝早く出られないので一番楽だと思われた日光白根にした筈であったが・・・・
12/27第3リフト1本乗り、スノーシュー履きゲレンデを登る。第2ペアリフト終点から登山道に取付く。ツボ足トレースに従ってみる。いきなり急だ。日帰りの4人パーティを追い越す。するとソロが下ってきた。またすぐに2人パーティが下る。いずれも日帰りで雪深く2000〜2100M辺りで撤退だそうだ。もう先行者はいないらしい。腰の深さだと、不安が募る。1人が追い抜いて行ったが、引き返してきて明日登ると。2050M辺りでトレースなくなった。痕跡もない、赤テープだけが頼り。急坂になってきてスノーシューでも腿まで潜る。ようやく外山との稜線に上がる。風が強いところは固いが殆どは雪深く膝丈まで潜る。
2200Mあたり、14時前、100m登るのに1時間以上かかった。ここから避難小屋まで一人ラッセルで行けるだろうか? このままの雪が続くと辿り着かない感じだ。ツェルトはあるがビバークは避けたい。いよいよ撤退しようと決意し大休止、水は捨てた。さて下ろうとして1分、ソロ男性が来た。「どこまで行きました」「そこまで、深いです」「どうします」「行くなら行きます」ということで即席パーティ組成(後でヤマレコユーザーのt-kinjouさんとわかった)。ここから登りがスノーシューで膝上まで潜るも交替で(彼の方が頑張ってくれた)。天狗平の手前で4人パーティが来て「トレースありがとうございました。ここから替わります。」ラッキー、後は任せた。学生さんだと後でわかる。前白根からは奥白根が圧倒の存在感。日暮れ前にようやく避難小屋に辿りついた。小屋はマイナス15度だったが、ダブルシュラフで温かく、10時間熟睡。
12/28ゆっくり出発準備していると、昨日撤退した若いソロがもう登ってきた。彼と4人パーティと6人でまたラッセルする。私は最後尾で楽々、申し訳なかったが、若い皆さんに任せてしまった。頂上稜線までラッセルは続き、稜線に出て初めてアイゼンの効く固さとなった。頂上からはまさに360度の眺望で、大好きな飯豊がくっきり。越後中ノ岳から巻機への稜線も。知る限りの山が見えた。
避難小屋への帰りは30分。小屋からスキー場へは3時間。2日とも天気よく、いつもと違って山を下りたくない感情が湧いた。ご一緒してラッセルしてくださった方々に感謝です。
nagaさん、こんにちわ(^-^)/
前回の杣添尾根尾根も今回もラッセル山行が続いていますね。今年の雪の多い季節を存分に満喫されていますね
撤退してくる人たちとすれ違いながらも登って行くnagaさんは凄いなあ〜!
山に登っている途中で即席パーティーを組んで協力してラッセルできるのも楽しいですね
小屋内がマイナス15度でもぐっすり眠れるんですね。ダブルシュフって冬用のシュラフがダブルですか?
私はまだ厳冬期のテント泊をしてみたいと思っていますが寒さ対策が一番の難関です。
お天気に恵まれて360度の素晴らしい展望ですね。ラッセルをがんばった甲斐があり冬山を満喫されましたね〜*\(^o^)/*お疲れ様でした
*/
mipoさん、こんばんわ。
ラッセルしたいと言いながら、いざ一人でラッセルすると標高差150mくらいで撤退決意ですから大したことはありません。山では臆病です、よく撤退します。後から来て一緒に行ってくれた方に本当に感謝です。今回接した方達は皆20代、30代ですから、若い人に助けられました。
小屋は中にツェルト張ろうかと思っていたのですが不要でした。シュラフはモンベルの三季用#3と#5のダブルです。合わせて1KGくらい。GWの涸沢・北沢峠・雷鳥平でも#5シングルでしたので寒さには少し強いかもしれません。あと、ナルゲンボトルに1ℓお湯入れて湯たんぽにした効果があったと思います。初めてでしたがお勧めですよ。
今まで経験した感じでは、避難小屋よりテントの方が下さえ遮断すれば温かいですね。
さあ、これからも雪を満喫しようと思います。
ラッセルを御一緒したソロの登山者です。お疲れ様でした。
日光白根山はラッセルが期待できる山だったんですね。
もしかしたらラッセルもあるかな位の気持ちで行ったので、
交代で登ることにとは思いませんでした。
将棋頭山も杣添尾根も大変そうですね。いいですね(笑)
どちらも、そのうち行ってみたいルートだったので、
自分も積雪期にチャレンジしてみたいと思います(今度こそビバーク?)。
t-kinjouさん、お世話になりました。
もし、お会いしたのが引き返した直後でなかったら、kinjouさんが進む素振りがなかったら、きっとそのまま下山していたと思います。天狗平への急登も殆どkinjouさんに助けられました。ありがとうございました。
奥白根は、湯元からは余り登山者いないだろう、ラッセルだろうと踏んでいました。しかし結構いましたね。雪山では、多数踏み入れて明確なトレースがあるところは、夏山と変わらない感じがしてあまり好きではないのです。
kinjouさんの今年のレコ拝見しましたら、びっくりです。読売新道、栂海新道、奥大日は私も今年行きましたよ。時期は違いましたが。また、山でお会いするのを楽しみにしています。
初日の皆様の努力を2日目早朝奪い去った、ボッチ登山の
若者(?)です。
その節はありがとうございました。
お陰様で素晴らしい天気の中、年末山行を堪能できました。
写真にも写っている飯豊は、山頂でのnagaさんのお話を聞いて、
行ってみたい気持ちがさらに膨らみました。
色々計画練って、今年の夏行ってみたいと思います。
また、いずこかの山でお会いできたら幸いです。
ありがとうございました。
mini305さん、お世話になりました。
二日目早朝の到着は驚きました。早足ですね。
避難小屋から誰も出る様子がないので、最初に踏み出したところ、miniさんが今度は私がと先行してラッセルしてくれたので助かりました。
飯豊はいいで(笑)。夏もいいですが、miniさんほど雪山経験あれば、5~6月、楽に行けるのは6月がいいですよ。混まなくてテント要らないし、陽は長いし、残雪はたっぷりだし、ビールがすぐ冷えて旨いし。私は多分8回のうち5回が5~6月ですね。今年もまた行くかもです。
因みに、私のユーザー写真も5月の種蒔山からの飯豊です。
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