雪を堪能の八ヶ岳。縦走断念も編笠・権現・西岳を周遊。
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,005m
- 下り
- 2,006m
コースタイム
09:30 信濃境駅
11:22 富士見高原入口
12:52 不動清水
16:33 西岳
17:00 某所ビバーク
12/28(日)
07:40 某所
08:16 青年小屋
08:55 のろし場
10:22 権現岳 10:30
12:10 青年小屋 12:30
13:00 編笠山 13:50
16:00 某所ビバーク
12/29(月)
10:00 某所
10:30 信玄の棒道
11:53 信濃境駅
天候 | 12/27 快晴 無風 気温:−10℃(西岳山頂付近) 12/28 快晴 稜線風あり 未明から雪 気温:4℃(西岳麓付近) 12/29 雪のち午後から晴れ(富士見〜下諏訪) ※28〜29日は、一晩で20cm積雪(麓) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR 新宿→小淵沢→信濃境 07:00 新宿 JR特急スーパーあずさ1号(10番線) 09:02 小淵沢 JR中央本線・松本行き 09:05 信濃境 運賃:5,510円(特急自由席含む) ▼復路 JR 信濃境駅→上諏訪駅 運賃:410円 高速バス 上諏訪駅→新宿 ※茅野駅は本数少ない 10:46/13:55 11:40/15:25 13:26/16:35 14:16/17:25 14:56/18:05 15:56/19:05 16:50/20:35 18:26/21:35 19:26/22:35 運賃:3,200円 販売:茅野駅前案内所(ベルビア1階)、上諏訪駅前案内所(スワプラザ1階) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【信濃境〜富士見高原】 舗装路凍結あり。 線路を渡ってから、工事による迂回あり。 信玄の棒道は、凍結。轍は危険。 【富士見高原〜西岳】 積雪あるも、柔かく歩きやすい。 トレース明瞭。 ひたすら真っ直ぐ登る道。 展望なし、飽きる。 【西岳〜青年小屋】 積雪深いも、歩きやすい。 トレース明瞭。 【青年小屋〜権現】 トレース明瞭。 ギボシのトラバースは鎖出ている。 トラバースは、普段より上部に切られていた。 【権現〜キレット小屋】 源氏梯子は埋まっていない。 梯子下のトラバース、変なところに一本切ってあるので、赤岳から来る場合は間違えないように注意。 トレース明瞭。 【編笠山】 トレース明瞭。 山頂付近、岩が雪で埋まりきっていなく、アイゼンだと歩きにくい。 |
その他周辺情報 | ▼立ち寄り湯 片倉館 上諏訪駅より徒歩8分 営業時間 10:00〜21:00 料金 650円(大人) http://www.katakurakan.or.jp/index.php |
写真
感想
八ヶ岳全山のつもりで装備を整えて家を出るも、29日が天気悪いとのことで、はじめからヤル気低調モード。スーパーあずさ1号から見える景色は、南アルプスも八ヶ岳も素晴らしい。甲斐駒ケ岳はやや雪少な目か。
信濃境駅を下りるや否や、路面凍結。ここから富士見高原入口までが今回の山行の最難所であった。アイゼンつけたかった…。でも、地元のおばあちゃんは普通に歩いてる、凄い!富士見高原内は、登山口までが長い。何気にこの舗装路が一番の急登ではないかと思うほど。温泉の看板や蕎麦屋の看板に後ろ髪引かれながら、なんとか登山口へ。
いつもは編笠山からだが、時間的にも厳しいので、今回はまだ行ったことのない西岳経由を選択。歩きやすいのだが、ただひたすら真っ直ぐ登るだけなので、単調過ぎて、返って精神的にきつい。山頂に着いたころは、すでに日没間近。景色の良いところを探してビバーク。
テント内は暖めていても、気温は氷点下7℃を下回った。木から落ちてきた雪で濡れていたアウターは、脱いだそのままの形で凍っていた。持って行った生の食材も、冷食に変わっていた。ビールが歯に凍みる!贅沢にもプレモル3本空けてしまった。
夜明け前に目が覚めるも、グズグズして出発が7時半を過ぎた。天気は快晴。一応は縦走を目指すも、気分は乗らない。閉まっている青年小屋脇を通過し、権現へ向かう。
気温はやや高めか、ツララがないので水分補給に苦労する。のろし場に着くと、展望が拓け、しばし楽しむ。ギボシにへばり付いている先行者のルートを確認。鎖は出ている模様。本当は鎖が埋まるくらいに雪がついていた方が歩きやすいのだが。
全体的に雪がまだ締まっていないのか、歩きにくい。ハイマツも頭が出ているところがあるし。大雪のあと、まだ気温があがっていないのか。
「雨降って雪固まる」
なんだか積雪量はあるのだが、根雪に成りきっていないような…
そんなこんなでギボシのトラバース。なぜにそんな上にあるの?ほぼ天辺?
ギボシを超えて、源氏梯子を確認。
え?
梯子の数メートル下に、トレースが切ってある!?一瞬目を疑う。正規の場所のトラバースも見えはするが、明らかに間違っているトレースの方が明瞭だ。
みんな、足が長いのね…
手足の長さに自信のない私は、ここで断念。
そもそも天気が悪くなるのが分かってて突っ込むのはイヤだし、キレット小屋まで行ってしまうと、どうにもつまらなくなってしまう。キレット小屋沈殿は避けたかった。
一応、源氏梯子を覗く。あ、しっかり正規のトレースあるじゃん!しかも全く危なげなし。あの誤ったトレース、おそらく赤岳方面から来たのだろうけど、必死にトラバース切り開いて、見上げたら梯子ははるか上…絶望的だったろうに。でもあれ、何人か釣られて進入しているのだろうね、あの明瞭さは。気をつけなはれや!
権現をあとにして、青年小屋前まで下りてきて休憩。帰りのルートを模索。信濃境駅までの歩き時間を考えると、麓で一泊が無難か。まだ“毎日宴会”装備もたんまりと残っているので、消費をしないといけない。どこでビバークするか、歩きながら考える。編笠山山頂では、絶景の展望を楽しみながら、上からビバークポイントを模索。
少しバリりながら絶好のポイントを発見。
景色を堪能しながら、鍋に入るだけの野菜と肉を投入!持ってきたプレモルと純米酒を、腹に入るだけ投入!
未明に意識が回復。すでに雪が降っていて、テントが埋まっている模様。テントを叩いて雪を落とす。落ちるくらいの雪で良かった…。気温は氷点下には及ばない。なんだか暑いので靴下を脱ぎ、結局、Tシャツとステテコだけで再び就寝。
翌朝、目覚めると、雪がたんまり!思わずやってしまうのが、
裸で大の字!
しかも、裏表の両面!
テントに戻って朝食。朝から鍋。鍋に入るだけの野菜と海鮮を投入。そして〆にうどん。朝からかなり重い。カロリーを少しは消費しないといけないと思い、気温は低くなく、テンションも高くなってきたので、思わず裸でそこら辺を駆け回る。足が痺れてきたのでテントに戻る。
冷静になり、今の行動を反省。反省を踏まえ、朝日に向かって拝む。
今年もいろいろありましたが、ありがとうございました。原点に立ち返るためにも、生まれたままの姿で、こうやって拝んでるのであります…
完全に壊れた。壊れたよ、私。
撤収後、ゴルフ場脇の凍結道路を尻セード!ツルンツルンなので制御不能!めっちゃ楽しい!富士見高原をあとにして、信玄の棒道に入ると、そそる雪道に。
てってれっててー♪
MSRライトニングアッセント・ロング〜!
スノーシューを装着して、信濃境駅を目指す。めっちゃ楽しい!
信濃境駅で達磨ストーブに温まり、上諏訪駅に移動。2時間後の高速バスを取り、片倉館で温泉を満喫。コンビニでビールとじゃがりこを仕入れ、高速バスでひっそりと一人宴会。
雪を大いに楽しんだ山行でした。
コメント
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おはようございます
久しぶりにレコを上げたと思ったら・・グラビアに負けないショットですね
ザックにも不明のキャラついてるし・・
八ヶ岳入山禁止第一号になりますよ
それにしても二泊三日・・いいですねぇ〜
自由気ままに歩いてみたいです・・うらやましい・・
天候に恵まれて最高ですね
でわでわ
anbyさん、山行お疲れ様でした。
初日の天候はすんばらしい風景をプレゼントして頂きましたね。おちゃめなスノーシューカバーも見せて頂きましたけど、一番の醍醐味は最後のサービスカットかぁ
サウナかお風呂上りが一番気持ちが良いのですが・・・・
では、良いお年を
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