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Yamareco

記録ID: 566881
全員に公開
山滑走
志賀・草津・四阿山・浅間

根子岳

2011年01月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
miaomiao その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:43
距離
8.6km
登り
733m
下り
734m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:13
休憩
0:30
合計
4:43
9:20
63
奥ダボススキー場駐車場
10:23
10:23
138
避難小屋
12:41
13:11
52
根子岳下2187m
14:03
奥ダボススキー場駐車場
09:20 奥ダボススキー場駐車場 -> シール登行
12:41-13:11 山頂直下2187m -> スキー滑降
14:03 奥ダボススキー場駐車場
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2011年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥ダボススキー場より
 駐車場:無料
 リフトは整備中だったため未使用
その他周辺情報 【風呂】真田温泉ふれあい真田館 \500
リフトはまだ稼働していなかったのでゲレンデ内を歩く
2011年01月16日 09:34撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/16 9:34
リフトはまだ稼働していなかったのでゲレンデ内を歩く
ゲレンデトップに到着
2011年01月16日 09:45撮影 by  DSC-TX5, SONY
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ゲレンデトップに到着
菅平牧場内を歩く。さいわいトレースがある
2011年01月16日 09:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
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菅平牧場内を歩く。さいわいトレースがある
牧場内は傾斜がほとんどない
2011年01月16日 09:58撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/16 9:58
牧場内は傾斜がほとんどない
牧場を越え、切り開きの登山道へ
2011年01月16日 10:14撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/16 10:14
牧場を越え、切り開きの登山道へ
避難小屋が見えてきた
2011年01月16日 10:22撮影 by  DSC-TX5, SONY
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避難小屋が見えてきた
トレースは避難小屋まで。ラッセルが厳しい
2011年01月16日 10:55撮影 by  DSC-TX5, SONY
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トレースは避難小屋まで。ラッセルが厳しい
ツアー用のスノーキャットが整備を始める。これ幸いとピステされた跡をついていく
2011年01月16日 11:04撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/16 11:04
ツアー用のスノーキャットが整備を始める。これ幸いとピステされた跡をついていく
スノーキャットはすぐに引き返し、再びラッセル。ガスが濃くなってきた
2011年01月16日 11:28撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/16 11:28
スノーキャットはすぐに引き返し、再びラッセル。ガスが濃くなってきた
稜線上2141m。人が溜まってきたが、先頭に立つのは一部の人のみ
2011年01月16日 12:00撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/16 12:00
稜線上2141m。人が溜まってきたが、先頭に立つのは一部の人のみ
山頂直下の急登。シールが剥がれてスキーに張り付かなくなり、この上で断念
2011年01月16日 12:26撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/16 12:26
山頂直下の急登。シールが剥がれてスキーに張り付かなくなり、この上で断念
雪が多すぎほとんど滑らない。あまりの低温にカメラのバッテリーも切れる
2011年01月16日 13:12撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/16 13:12
雪が多すぎほとんど滑らない。あまりの低温にカメラのバッテリーも切れる

装備

個人装備
[スキー板/ビンディング/靴] Black Diamond:Cult/22 Designs:LiteDog/Scarpa: T2 '05モデル

感想

今週末はどこも大雪とのことで、悪天時でも気軽に登れる根子岳に行くことにしました。
この山は晴天率が高い代わりにクラストしていることが多く、その上天気が良ければスノーキャットのツアーが運行され、山頂近くまでゲレンデスキーヤーがやってきます。なので我々には悪天時のほうがちょうど良かったりするのです。
ところが想定以上に雪が深く、ラッセルで一苦労。おまけにシールトラブルがあり、山頂まで行き着くことができませんでした。
肝心の滑りのほうもいまひとつ。全般的に傾斜の緩いコースのため、新雪が多すぎて途中で止まってしまうのです。
ラッセルの苦労に見合わない山行になってしまいました。

09:23 1427m 奥ダボススキー場駐車場発。リフトは点検中とのことで、ゲレンデ最下部からシール登行。ゲレンデの端を歩き、20分程でゲレンデトップへ出る。
ここからオフピステだが、先行者がいたためトレースを使わせてもらう。

ところで今日はゲッコ製シールのデビュー。ノリを使わずシリコンで板に粘着させるというもので、使い物になるかどうか、この難易度の低い山で試す目的もあった。
すると、歩き始めてさっそく、リベットで留めた個所からテールストラップが千切れてしまう。接着力は心配だったが、まさか千切れるとは思わなかった。シール自体の強度がだいぶ弱いようだ。まあ張り流しタイプのシールになったと思えばよい。なくてもなんとかなるだろう。

10:23 1785m 避難小屋。先行者は小屋の中で休んでいるようで、トレースはここまで。
ここからラッセルが始まるが、思った以上に激しい。板を履いてなお膝上まで潜り、この細板では先端を雪面に上げるだけで大変な労力を要する。
沢沿いにある避難小屋に寄ったのがまた間違いで、吹き溜まりの中、登山道のある尾根までほんの300m登るだけで30分近くかかってしまった。

おまけに懸念していた通りにシールが途中で剥がれてしまう。トレース上を歩いていれば大丈夫だが、ラッセルに耐えられるほどの粘着力はない様子。
幸いこのシリコンシールは低温下でも張り直すことができたが(これは評価してやらねばなるまい)、以降、貼って剥がれてを繰り返すことになる。簡単に「貼って」と書いたが、この低温下で貼り直すのは手間も時間も非常にかかるのだ。

悪戦苦闘している間にスノーキャットがやってくる。本日はスノーキャットのツアーは開催していないが、コース整備を行っているようだ。
バックカントリーなのにピステコースがあるなんてと常々バカにしていたものだが、今日のところはありがたくスノーキャットが通った跡を歩かせてもらう。
しかしそれも束の間、キャットマシーンは途中で引き返し、再びラッセル地獄が始まる。

やがてたくさんのパーティーが追いついてくるが、交代でラッセルするような協調性は我々含め誰も持ち合わせていないようで、各パーティーてんでバラバラにラッセル。
山頂近くになるとルートが限られ、みんな一列に並ぶようになるが、それでも先頭に立つのは一部のパーティーに限られている。

12:30 2170m ここから山頂台地までわずか数mながらも急登。しかしこの手前でシールが剥がれたのを最後に、もはやいくら頑張っても再び板に張り付かなくなる。しょうがない、あと少しだし、板を担いで急斜面を登りましょう。
この雪でツボ足ではだいぶ厳しいが、シール登行の苦手なD君はそれ以上に苦労している。後続のすべてのパーティーに抜かされていく中、ちょっと登ったとか思えばすぐに滑り落ち、コントのような動きをしている。

急斜面を登ったら山頂まであと僅かだが、もはやツボ足では胸まで潜ってしまい、これ以上進む気力が萎える。他の2人はとうに先に行ってしまっているが、そのうち戻ってくるだろうと、ここで2人を待つことにする。

13:10 2187m 2人が降りてきたところで下山開始。これまでのラッセルが報われるときだ。
しかし新雪が多すぎ、この程度の傾斜ではほとんど滑れない。いくら後傾姿勢を保とうが、板が雪に埋まってしまうのだ。
しょうがないので登りのトレースに乗り、ターンも何もせずにそのまま直滑降で下る。これでは何のために苦労してラッセルしてきたのかわからない。

この頃になるとガスが切れはじめ、晴れ間が見えるようになる。滑りが楽しめないならせめて青空の下で真っ白に輝く樹氷原でも撮ろうと思いきや、あまりの低温でバッテリーも切れ、もはや写真を撮る楽しみすらない。

13:51 1678m 避難小屋を過ぎたところでスノーキャットのピステコースに到着。相変わらず新雪上はまったく滑らないので、しょうがないのでピステ上を滑る。これではゲレンデと変わらない。おまけに新板のBD Cultが軽すぎ、スピードを出すと抑えが効かない。まったくもって面白くない。

そのままピステコースを滑り、ほどなくゲレンデトップに到着。あとはゲレンデを滑るだけだが、コースの端っこはまだ整備されておらず、斜度もそこそこあって短いながら実に楽しむことができた。それだけが唯一の救いか。

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技術レベル
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