若山〜向谷山〜十方山〜天王山
- GPS
- 08:40
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,199m
- 下り
- 1,184m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:40
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■高槻駅〜金龍寺跡〜若山〜若山神社 山道区間は太閤道として親しまれています。 特に危険な箇所はありませんが、路面が滑りやすい箇所が少なくないとの印象。 雨後などは特に注意して進みたいですね。 今回は部分的に太閤道から逸れて、寄り道しています。 ■若山神社〜尺代〜向谷山〜ギロバチ峠 尺代までは歩きやすい山道で、その後は水無瀬渓谷沿いの林道になります。 写真22の先は通行止めとなっており、一定の危険はありそう。 写真25からは沢沿いの道がしばらく続き、やや高度感のある箇所もあります。 2018年9月の台風21号でひどく荒れていたはずですが、倒木は処理済みで昨年の山行では特に問題のない状態でした。 今回の山行では、写真27の箇所で右岸側の斜面が崩落しており、ここは沢に降りて対処する必要があると思われます。 谷を離れると歩きやすい道が続き、一般のルートから逸れ、向谷山の山頂へ。 こちらも以前は倒木が多かったのだけど、処理済みで歩きやすくなっています。 ギロバチ峠までも特に問題ないでしょう。 ■ギロバチ峠〜十方山〜天王山〜山崎駅 ギロバチ峠からはおおさか環状自然歩道を辿ります。 少し下ると林道に出合い、沢沿いを進んで行くと、舗装路に合流。 この林道区間では、崩落箇所や落石が見られ、大雨後などの通行は避けるのが良さそう。 水無瀬の滝に寄り、はっきりとした道を辿ると、十方山山頂へ至ります。 縦走路に合流し、コースタイム把握のため、小倉神社分岐へ寄っています。 縦走路を辿り、天王山山頂へ。 宝積寺までの道も特に問題はなく、その後は住宅地を歩き、山崎駅へ。 |
写真
感想
5月2日に比良山系を歩いた際に右膝に不具合が生じ、その後は患部に負荷がかかり過ぎないように心がけた山行を続けていたけれど、ほぼ不安感がなくなったと判断し、通常の山行に戻してみます。
ならば、比良山系へと考えていたのだけど、日曜の山行となったし、平日の疲れもあって早めに山行を終えたく、近場の山を歩く事にします。
この山域で見かけ、気になっていたランの葉はコクランの可能性が高そうで、そろそろ花期を迎えるはずだし、このタイミングで訪れておきたくもあるので。
高槻駅からスタートし、駅前の高架の道を過ぎると、しばらくは舗装路歩き。
この日は暑くなるとの予報だけど、まだ大丈夫。
磐手橋バス停を過ぎると、すぐに太閤道の登山口に到着。
少し進むと、三好大明神の石碑があり、その横の小滝は前日の雨を反映して水量が多く、いつもよりも見応えがある。
その先は金龍寺の丁石がある程度で、この時期は気を紛らわせてくれる要素は少ない。
金龍寺跡の小さな池には、モリアオガエルの卵塊がぶら下がっているのが見える。
いつかは成体を見てみたいと思う。
この日は跡地をうろうろせず、先へ。
さらに登って行くと、少しガスが出ていて、この先の展望所での見晴らしは良くないのかも知れない。
分岐で太閤道から逸れ、展望所へ。
ヤマモモの実が地面に大量に落ちており、木を見てみる。
残念ながら、低い位置に実は残っていないよう。
展望所に着いてみると、思っていたよりも眼下の風景はきれいに見えている。
引き返して行き、先程のヤマモモの木を見直してみると、手の届く位置に実を発見、口へ運んでみる。
甘味と酸味が微妙な割合で舌に届き、こういう味なのかという感じ。
手放しでおいしいとは言いにくいけど、自然の味という感じで、まずまずかな。
この日の北摂一番見晴所からの展望はあまり良くない。
緩やかな道をもう少し辿り、若山山頂に到着です。
三川合流地点の見える展望所を経て、四ツ辻に到着。
この日も三方向に通じる道しか見えず、一安心?
しばらくはゴルフ場に近い辺りに道は続き、その後はツブラジイのエリアへ。
本格的に下り出すと、この辺りでもヤマモモの実が所々で大量に転がっている。
若山神社に到着し、お詣り後に軽く休憩を。
暑さに苦しんでいれば、予定を短縮して十方山へというのも考えていたのだけど、まだ8時半にもなっておらず、予定通りに向谷山方面へ向かう事にする。
尺代への道に入ると、ユキノシタはもう咲き終わっていて、がっくり。
尺代の集落では、井戸端会議っぽく話しておられる地元の方々にご挨拶し、水無瀬渓谷へと続く林道へ。
こちらでは、何とか咲き残っているユキノシタを発見、見られて良かった。
水無瀬渓谷も水量がやや多めで、支流である乙女の滝もいつもよりは水量が多いようだけど、樹木越しに部分的に見えるだけでもあり、残念な状態が続いている。
その上流にも滝はあり、普段は気に留めていないのだけど、この日は乙女の滝に負けないぐらいの存在感です。
この辺りは高度感があり、どうも落ち着かない。
写真22の通行止め地点は以前のままで、この日も通過させてもらいます。
確かに小規模な斜面崩落箇所がいくつかあり、一定の危険はあると思われる。
最後に水無瀬川の川沿いの様子を見て、登り口に到着。
ここからの谷沿いのルートは2018年9月の台風でかなり荒れてしまい、一時期は相当にひどい状態だったようだけど、昨年の山行で通った際には、荒れている箇所は処理済みで通行しやすいようになっていました。
という事で、進み始めたのだけど、写真27の地点で右岸の斜面が崩れ、登山道が失われている状況で、見た感じだと沢に下りて進むしか選択肢はなさそう。
この日は水量がやや多めで、微妙に進みにくいけれど、過去に経験した倒木関連による難所に比べると、普通に対処できる範囲かな。
その後も水量の多さによる影響がそれなりにあり、昨年に比べると難易度は少し上がっているものの、これぐらいの刺激は逆に歓迎かも?
無事に谷を辿り終え、やがて尾根道へ。
特に何かがある訳ではないけれど、一人で山歩きをし始めた頃の気分が蘇るルートでもあり、ここを歩くのは気分が良い。
分岐で左折、もぞもぞと登って行き、向谷山山頂に到着です。
この後、適地はしばらくなさそうなので、ここで昼食にします。
それなりの傾斜のコンクリート舗装の道は濡れていて、いかにも滑りやすそう。
いつもの地点で山道に戻り、トラバース道を辿って行き、ギロバチ峠に到着。
峠のエゴノキはすでに結実しており、可愛らしい実を付けている。
下って行くと林道に出合い、道は沢沿いに続いて行く。
野鳥の撮影か、カメラで狙っている人が何人かいらっしゃる。
前回にはなかったような気がする落石や崩落箇所があり、通行止めになっている水無瀬渓谷沿いの道の区間よりも、こちらの方が危険なのではという気もする。
写真40の撮影後に足元をふと見ると、大きなハサミを持ったサワガニがこちらを激しく威嚇しています。
踏んづけてしまわずに良かったというぐらいの位置にいて、身の危険を感じたのでしょうね、きっと。
地面をきっちりと見ていなくて、申し訳ない。
僕はそのまま立ち去ったので、この対峙はサワガニの勝利でしょうか。
程なくして、一般道に合流です。
再びの舗装路歩きで、朝よりはやはり暑い。
しばらく歩き、名神高速が近づいて来ると、河原では小さな子連れの家族が水遊びをしており、夏の週末の平和な風景という感じですね。
この辺りから右足の裏の痛みがはっきりし始め、どうやら水ぶくれができているよう。
久しぶりに履いた靴下のせいでしょうね。
水無瀬の滝はやや水量が多めで、良い感じです。
展望の良い登山口から登って行くと、道中では何組かの登山者とすれ違う。
夏場の低山歩き、ご苦労様です。
好展望の岩場に寄ってみると、この日の見所は眼下の風景ではなく、ナナフシでした。
ふと何かが落下するのが見え、目を凝らしてみると、久々のナナフシさん。
本当にナナフシか確認するために触ってみた際に少し動いたのだけど、その後は木の枝と化す事に決めたようで、微動だにしなくなり、良いもんを見させてもらいました。
十方山山頂のピークハンターさんのプレートは健在でした。
好きな尾根道をゆっくりと進んで行き、縦走路に合流、小倉神社分岐へ。
気温を確認してみると、31℃との事だけど、もう少し低いように感じる。
つまり、この日は思っていたほどには暑さに苦しまなかったと言えそう。
縦走路を辿って行くと、大人数の女性の団体さんが前を歩いておられる。
天王山の山頂が近づいているので、道を譲ってもらわず、そのままの位置で。
確認すべき事を処理し、天王山山頂に到着です。
先程の団体さんもおられ、人気の山らしい賑わいとなっています。
椎尾神社へと至る谷ルートを通っての下山としたいのだけど、早く帰宅したいとの思いの方が強く、最も一般的なルートへ。
酒解神社のアジサイはまだ見頃で、好ましい色合いの花が目を引きます。
旗立松展望台、青木葉谷展望広場からの展望を足早に確認、先を急ぐ。
とは言っても、歩くペースは普通ではあるけれど。
宝積寺に到着すると、その先は舗装路歩きとなり、山崎駅にてゴールです。
2023年も下半期に突入、しばらくは暑さに対処しつつの山行となるはずで、この日も気を付けながら歩いたのだけど、思っていたほどには暑さに苦しめられず。
今後も無理をせず、十分にケアをして歩くようにしたいと思う。
この日の主題であったコクランの確認については、写真に示した通り、やはりコクランだったようで、まずは課題を解決できました。
でも、思っていたよりも開花が進んでおらず、ちょっと残念な結果に。
咲いている間に再訪できるかは微妙な感じ。
掲載した写真以外の株では、花茎が食べられたように見える物もあったりで、今後も気にかけて観察するようにしたいと思う。
他では、写真59のミヤマウズラを見た時には、思わず声が漏れてしまうぐらいにうれしかったですね。
このまま無事に開花し、結実してくれるように願っています。
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