高峰高原(七千尺コース、池の平、高峯山)
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- GPS
- 05:26
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 870m
- 下り
- 866m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:22
天候 | 晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道標等完備で歩き易く危険箇所などは特に見当たらなかった。各所で高山植物が咲いていた。 |
写真
感想
車坂峠の駐車場には3:23に到着。外気温11度で長袖シャツ一枚では寒いくらい。さすがに標高2000メートル近いだけあって気温が低い。食事と支度をして3:47に歩き出すも方角を間違えてスキー場へ向かってしまった。地図をよく見て正しい方角に進む。日の出の早い時期だが4時前ではさすがに真っ暗なのでヘッドライトの灯りが頼り。とは言え4時を回るとあたりはぼんやりだが明るくなってきた。ダートの林道をしばらく歩いて水ノ塔山の登山口に到着。クルマは駐まっていたが人の姿はなし。黙々と登り始める。歩き出しは寒いくらいだったが林道を時折ペースを上げて歩いたりジョギングしたので体は十分暖まっていた。昨日までの雨のせいか登山道は所々ぬかるんでいたり岩が湿っていたので慎重に進む。朝露のたっぷりついた草を分けて進むと念のため巻いてきたスパッツがびっしょりになる。そしてなぜかゴアテックスのシューズの中も一撃で湿ってしまう。しかも両足共に。何故だろう。どこか穴でも空いてるのだろうか。樹林帯歩きで展望はないが、徐々に明るくなりライトは要らなくなった。4:35に割と呆気なく水ノ塔山に到着。七千尺コース最初のピークだ。歩き出して間もないので写真だけで通過する。ザレ場を通過しアップダウンをこなしつつ進むと二番目のピークである東篭ノ登山に到着。ここからは池の平がよく見えた。このピークは以前積雪期に一度来たことがあるが、無雪期は初めて。ここも割とあっと言う間だった。さらに進んで西篭ノ登山を目指す。途中にはしゃくなげやコマクサが咲いていた。コマクサを見ると夏が来たと感じる。西篭ノ登山には5:23に到着。お隣と言ってもいい湯の丸山や、その向こうに北アルプスがよく見えた。山頂の岩場で水分補給したら元来た道を戻る。東篭ノ登山まで戻り分岐を下って池の平の駐車場まで行く。相変わらず誰もいない、無人の登山道を進む。6:08に駐車場到着。林道が利用できるのは7時からなので、この時間はしんとして静かだった。あずまやに座ってクラッカーを食べる。この池の平は積雪期には何度も来ていて、特に降雪直後であればパウダーを滑れるゲレンデになるのだが、雪のない時期は初めて。とは言っても何度も来ているだけあって、積雪が全くなくても周囲の景色はさすがに見覚えがある。スキーで進むと藪が鬱陶しいが、今回はハイキングなのでそれもない。そして左手には湿原が見えてきた。冬だと雪原になるのだが、7月の今の時期だと草が青々としていた。6:30に雲上の丘に到着。日差しが出てきたが無風なので暑い。スキーの時はこの辺りでシールを剥いで滑るのだが、今の時期はロープが張ってあって湿原の方向には降りられない。見晴岳まで進むとなにやら柵が出てきた。何のための柵かと思ったが、その向こうにたくさんのコマクサが咲いていた。なかなかすごい景色。コマクサ畑のようになっていた。先に進むことを忘れて写真を撮る。これだけの数のコマクサを見たのは久し振り。更に進んで三方ヶ峰を過ぎるともう1箇所コマクサ畑が出てきた。どちらにいたときも無人。写真を撮るのだが、柵があって今ひとつ撮りづらい。でもこれくらい頑丈に保護しないと守れないのかもしれない。ひとしきりコマクサを鑑賞した後はいよいよ湿原へ降りて行く。あちこちにレンゲツツジが咲いていて、色が鮮やかだった。木道を使って湿原へ降りる。池塘もあって雰囲気がとてもよい。何より人が少なくてほぼ貸し切りなのが良かった。木道を歩き冬の間はゲレンデになる斜面を見る。こうしてみると短いというか、標高差は決して大きくないが、あたりの雪質の日に来ると、登ったり滑ったりして半日たっぷり楽しめる。湿原の後半は樹林帯歩きになった。木道歩きのほうが良かったかもしれないが、日差しが強く無風だったので、樹林帯のほうが涼しく進むことができた。湿原の入口のあずまやには7:30頃に到着。ここからはしばらく林道歩きになる。もちろん七千尺コースを早朝とは反対方向に歩いても良いのだが、楽して林道歩きにした。あまりひっきりなしにクルマが通過すると嫌だなと思ったが、日曜日の朝で数分に1台程度で、特別交通量が多いとは思わなかった。ただしダートの林道なので、雨が降らない日が続くと砂埃が舞うことになりそう。また案外日陰が多かったのは助かった。ずっと炎天下歩きだと、夏の時期は結構体力を消耗しそう。40分ほど林道を歩いたら高峯山の入口に到着。スルーしても良かったがまだ8時台だしもう1つピークを踏んでおくことにした。登山口からずっと樹林帯の登りが続く。隣はスキー場のゲレンデなので、斜度が案外きつい。しかも高山植物はあまり見られなくて、花目当てならパスしても良かったかもしれない。8:32に高峯山に到着。無人。今日はどこへ行っても無人だった。滞在数分で写真のみ撮って下山開始。下り始めると車坂峠からのハイカーとすれ違うようになる。これから登る人が多いようだ。朝3時台から行動する人はやはり少数派か。笹の道を下り9時ちょうどに駐車場到着。朝はガラガラだったがこの時間では既に満車になっていた。次々クルマは来るものの、空きがないので諦めてスキー場へ向かっているようだった。ビジターセンター前の水道をお借りして泥汚れを落とす。帰宅前に洗えるのはとても助かる。
車坂峠は何度も来ていたがいつも黒斑山とか浅間山外輪山を訪問していて、高峰高原を歩くことはなかった。花は多いし七千尺コースも展望が良いので、また花の時期に再訪してみたい。
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