【あおもり110山】大岳
- GPS
- 07:18
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 702m
- 下り
- 714m
コースタイム
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 7:17
天候 | がすがす |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ガスガスで駐車場内も見通しが悪いくらいでしたので、 駐車スペースはスッカスカ。 インフォメーションセンターと公衆トイレがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険だと思われる箇所はありませんでしたが、 雪渓が3箇所残っていますので、足元には気をつけてください。 仙人岱から大岳に登る場合、雪渓の左側に登山道が出てきますので、 右側には行かないようにしてください。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は 「あすなろ温泉」を利用しました。 家族風呂 1時間1600円 新品の湯、個室の和室 ぐうたらするのに最適です |
写真
装備
MYアイテム | |
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個人装備 |
スパイク長靴
雨具
防寒着
帽子・バンダナ
タオル・手拭い
手袋
ザックカバー
ヘッドランプ
ナイフ・スコップ(小)
サバイバルブランケット
笛・鈴
カットバン・包帯・テーピング
トイレットペーパー・ティッシュ
携帯トイレ
身分証明書・保険証
ハンディー無線機
予備電池
地形図・コンパス
筆記用具
時計
デジカメ
携帯電話
コッヘル
ガスストーブ
ガスカートリッジ
水分
おやつ(非常食)
食事
ツェルト
GPS
スリング
カラビナ
インリーチ
|
感想
大岳も当然ながら「あおもり110山」の一つ。
何回も登っているけど、最近の流れで記録のタイトルに書いておこう。
今回の主目的は、去年仙人岱小屋に運んだ灯油ポリタンクの回収。
最近「あおもり110山」に興味を持ったので、冬季限定の山々に行っていて、
結局冬シーズンは仙人岱小屋には行かなかった。
でも、まあ良し。
誰かの役には立っていたでしょう。
空になったポリタンクは、仙人岱小屋の地下倉庫にありますので、回収される方はソチラへ。
地下倉庫入口の板は、板の上部にある板固定用木材2つを、くるっと回すと外れます。
その固定木材は、中心にあるピンを反時計回りに回すと緩みますので、ある程度緩める事により、固定板が外れやすくなります。
終わって戻す時は、入口の板をできるだけ建物と隙間が無いように奥に寄せ、上部の固定木材で板を固定し、ピンを時計方向に回し、ピタッと板を固定してください。
さて、今回の山行の様子は、スタート前からアプローチの道路でもガスガスで視界不良。
車のヘッドライトとフォグランプを点灯させて、ソロリソロリと登山口まで車を走らせて行きました。
まあ、人は出てこないと思うけど、動物は出るかもしれないですからね。
酸ヶ湯に着いても、道路から酸ヶ湯の建物が見えないくらいのガスガス。
こんな天気でも数人の登山者はいるようで、何台かの登山者らしき車が駐車場にはありました。
さすが百名山と言ったところでしょうね。
今朝はコマが職場にチョット立ち寄ったので、スタートはゆっくり。
ま、ポリタンク回収が主目的なので、特に問題なし。
幸い、雨は降っていないので、ウインドブレーカーを羽織って出発する。
実は初めて使った(笑)
買ってからザックの雨蓋の中で、何年過ごしたんだろう?
気温は低くないので、体の濡れ防止で使ってみることにした。
山頂付近では風が強くなってきたが、さすがウインドブレーカー
シッカリ風を遮ってくれる。
それでいて生地が薄いので、そんなに体が蒸れないし暑くもない。
これから、こんな時は積極的に使ってみよう。
仙人岱小屋まで、チラホラと咲いているお花を見たりして、完璧に刈払いされた登山道をユルユルと登る。
今年の刈払は、道の山側斜面の刈払が広く、とても快適です。
作業を行ってくれた方々に、感謝申し上げます。
仙人岱小屋に着くと、冬季用入口は無事に冬を越したようだけど、
その下の窓のガラスが無いようだ。
ガラスを支える下部の木材が腐っていたから、ついに落ちたかな?
内部から見てみると、やはりそんな感じでした。
さらに、小屋内部の窓の下の壁にも大きな穴が空いていて、落ちて割れたガラスが引っかかっていました。
窓の部分の木材が腐って痩せて行き、壁内部に雨や雪がバンバン入り込み、その周辺の構造物が腐り果ててボロボロでスッカスカ。
床板もブワブワたわんでいたけど、それはどなたかが下から補強してくれたようで、たわみはなくなりましたね。
とりあえず昼食を食べ、小屋で休む人が少なくなってから、コマと二人で補修作業開始。
まずは外れて落ちて割れた、壁の中のガラスを片付ける。
普段はいている軍手が大活躍(笑)。
その後で壁の大きな穴を、以前運んだ板で塞いだ。
ちょっと釘が少なくなっていたので、釘は少なめだけど。
問題のガラスが落ちた窓。
ガラスをガードする金物の柵があり、ちょっと作業がしにくいが、外すのも面倒(^^ゞ
色々と考えてみたけど、そのままでツーツーよりは、いくらかマシかな?
と思って、トイレットペーパーが入っていたビニール袋を張ってみる事にする。
トイレットペーパーを整理し、一袋の空きを作り、持ち歩いているツールのハサミで丁寧に切り広げたら、ちょうど折り返して二重に張れそう。
しかーし、ちょっと縦の長さが足りなかった。。。。。
とりあえず、塞ぎきれなかった隙間に板を立て掛けてカバー。
でも、ビニールを画鋲と釘で止めたので、風でそのうち外れるでしょうね。
うーん・・・・・
ま、とりあえず無いよりはマシ!
作業を終えると、その空間の温度は確実に上がったようです。
その後、時間も時間なので、そのまま酸ヶ湯に下山する事も考えたけど、
とりあえず、お花畑の様子を見に行ってみる事にした。
仙人岱の水場を過ぎると花の数が増えていく。
その段階で足が止まる止まる。
小桜沼を超えると、たっぷり残った雪渓が現れる。
まだココのお花畑は雪の下でした。
さて、どうしましょ?
ま、時間は遅いけど、日が長くなって7時ころまでは明るいだろうし、
もし暗くなっても、ココなら問題なく歩く自信もあり。
と言うことで、そのまま大岳を越えて下山する事にしました。
森林限界を過ぎると風も強くなり、久しぶりの山行と言うのもありヘロヘロ。
でも、ココでウインドブレーカー本来の使用目的を体感する。
なーんだ、暑がりの私としては、結構イイ感じの物だったのね。
今まで使わないでごめんなさい! と言った感じでした。
何とか山頂に着き、記念撮影と三角点タッチをしただけで、サッサと本格的に下山開始。
こうなると下り番長の二人は早い(笑)。
スタコラサッサと若干ガレぎみの登山道を下り、二箇所の雪渓もスルスル降りる。
あっという間の大岳鞍部避難小屋前で小休止。
ここから先は、まだ刈払がされていなかったが、やろうとしているのはわかった。
よろしくお願いします。
毛無岱に出ると、ガスで景色は真っ白。
ワタスゲが良さげな感じではあったけど、水分を含んでべちゃべちゃ。
でも、階段下のミツガシワが相変わらず見事だった。
誰も来る気配が無いので、木道にゴロンとしてジックリ撮影することができた。
その後、休憩所で最後の小休止を取り、足腰が悲鳴を上げてきたのでペースを落としてユルリと下山した。
1955年(昭和30年)建造の 仙人岱ヒュッテ
今年で68年
前々から感じているし書いているけど
かなりヤバイ状況になってますよ〜
青森県知事、青森市長
どちらも変わりましたね
なんとか、なんとか一つ
国と一緒になるのかな?考えてもらいたいところですね
宜しくお願い致します。
と、まずはココで言っておきますか。
積雪期は「あおもり110山」の藪山めぐりで忙しく、ついつい八甲田に足が向かない日々が続いております
でもやらなきゃいけない仕事がある。八甲田の仙人岱小屋のポリタンク回収。
(実はすっかり忘れてた。今年も捧げものになりましたね、あはは)
ガスガスだけど、雨ざんざん、ではない予報だってので「可」ってことで
駐車場もガスガス、登山口もガスガス。
車道横切るのもちょっとドキドキな位。
刈り払いがしっかりの登山道を仙人岱まで進みます。
途中、以前崩落したところが大丈夫なのを確認しつつ進みます。
今日は調子が良くないから止めようと思っていたのに、気づけば道の真ん中の邪魔な石を手に取って、崩れかけの道の段差に詰めてました。
こんなんだから、ちっとも進まないんですよね。
沢の渡渉点は水量多めで水没ぎみでしたが、大きく困る感じには崩れておらず一安心。(ここの補修はかなりの力仕事だから、、、時間もかかるしね)
仙人岱に近づくと花が迎えてくれます
そうそう、花の時期です
仙人岱はまだチングルマも咲いていたし、イワイチョウも。チドリさんもおり、キンバイも霧に濡れてました。
さてと、小屋です。ヒュッテです。
ああー、やっぱり、以前の補修した外壁は浮き気味
あ、風除室というか、玄関ホールの窓ガラスがない!
南の窓ガラスのサッシの一枚は完全に外れ、下に割れたガラスが立ててあるのは変わりなし。さらなる崩壊を止めるためか、長い木材で窓枠を打ってくれています。
まずは床下収納へ。小型のポリタンはこっちに収納してありましたので、我が家のものを探します。よしよし、あった。
そして室内へ。お、結構先客あり。
少量残っていたポリタンの灯油をストーブに移して、ポリタンをしまいます。
玄関ホールの小窓のガラスは、、、外壁と内壁の間に落ち込んで割れています。
ガラスを支えていた窓の枠の下部分が崩壊して抜け落ちたようです。内壁はその下縦20僂曚匹侶蠅開いた状態、そこから割れたガラスを回収。南側のサッシ下にあった割れたガラスと一緒に片づけました。
このままでは雨が入り放題、雪も吹き込み放題、、、
少しでも入りにくくするために内外の壁の間に細めの補修木材を滑り込ませて固定。これで外壁側に多少なりとも水が流れるか?
そしてガラスの代わりに、とりあえずのビニール袋を開いたものを釘やら画鋲やらで固定。内壁も以前持ってきた補修用の木材でふさぎます。
でも、強めの嵐が来ればこんなビニールじゃ保つはずがないんですよね
窓枠も周囲の木材が腐っているため、きっちり再生させるのにはかなりの大がかりな工事(外壁引っぺがして、根太の張り直し、中柱の立て直し、そのあとで窓枠設置、、、脚立で済むレベルじゃないなあ)が必要なのでとりあえずの雨風しのげれば、で納得するしかなし。
さて、清水の味見をして大岳越えて帰ることに。
さすがに時間が遅いのでほとんど人はおりません。
ちょっとピリッとする久々のいい風でした。
雪渓もまだあるし。
毛無岱は端境でしたが、お目当てのミツガシワは元気!
花のある時期はいいですね
はてさて、今度はいつに行かれるのでしょうか?(かなり先だろうなあ)
釘、ストックを使い切っちゃったので次回は持って行かないと