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Yamareco

記録ID: 5714332
全員に公開
ハイキング
伊豆・愛鷹

玄岳・丹那断層公園

2023年07月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:47
距離
9.2km
登り
634m
下り
576m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:00
休憩
0:46
合計
3:46
距離 9.2km 登り 642m 下り 576m
11:33
31
12:04
31
12:56
13:18
16
13:34
13:40
20
14:00
14:05
44
14:49
14:56
15
15:11
新山バス停
天候 晴れ一時曇り
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路;東海バスひばりヶ丘線で玄岳ハイクコース入口BS下車。一時間に2〜3便出ているが、一部途中で折り返すものもある。
帰路;東海バスダイヤランド線新山BSから函南駅へ。1日4便、熱函道路間はノンストップ。
コース状況/
危険箇所等
バス停からハイクコース入口までは舗装路、正面に玄岳を見据えながら和田山の集落を抜けてゆく。登山道に入ると視界こそ樹林に遮られるが、同じような一本調子の上り行程が続く。熱海新道の陸橋を越えるとゆったりとした折り返しが始まり、足元は火山らしい赤土の道に変わる。インターへの分岐のあたりから笹薮が目立ってくるがピーク一帯はすっきりと刈り払われて、岳の字がついてるわりに丸っこい頂上の様子がよく分かる。山頂は好展望地だが、ゆっくりできるベンチや東屋などの設備は見当たらなかった。
山頂から西丹那駐車場まではお助けロープもある急降下。最後に伊豆スカイラインを横断する箇所があり、結構なスピードで飛ばしてくる輩もいるので気を付けたいところ。氷ヶ池付近は完全な薮道で長袖推奨、グローブやアイウエアなどもあったほうが良いと思われる。函南方面への下山路もしばらく笹薮が続くが、徐々に幅が広がり歩きやすくなってくる。往路の逆再生のように赤土の道から植林地を抜けた先が新山の集落になっていた。
朝からうだるような暑さの中で迎えた七月盆、来宮神社の神幸祭に連れ立ってスタート。先導の猿田彦が煎り麦粉を辺りに撒き散らしながら街を巡行するので、こがし祭りの異名を持つらしい。
2023年07月16日 09:50撮影 by  DSC-QX100, SONY
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7/16 9:50
朝からうだるような暑さの中で迎えた七月盆、来宮神社の神幸祭に連れ立ってスタート。先導の猿田彦が煎り麦粉を辺りに撒き散らしながら街を巡行するので、こがし祭りの異名を持つらしい。
続く神輿の行列はこの後海に下り、浜降りの神事を行うという。自分は反対に山を目指すことになるが、さっき風向きのせいで麦粉の直撃をしこたま受けたので、きっとご利益があることだろう。
2023年07月16日 09:51撮影 by  DSC-QX100, SONY
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7/16 9:51
続く神輿の行列はこの後海に下り、浜降りの神事を行うという。自分は反対に山を目指すことになるが、さっき風向きのせいで麦粉の直撃をしこたま受けたので、きっとご利益があることだろう。
祭りの規制のせいかバスの遅延で大分やきもきしたが、なんとかハイクコースに取り付くことが出来た。登山道はむせ返るような緑の気配が淀む谷合を進み、路面を照らす木漏れ日も目がくらみそうな夏の眩しさ。
2023年07月16日 11:53撮影 by  DSC-QX100, SONY
3
7/16 11:53
祭りの規制のせいかバスの遅延で大分やきもきしたが、なんとかハイクコースに取り付くことが出来た。登山道はむせ返るような緑の気配が淀む谷合を進み、路面を照らす木漏れ日も目がくらみそうな夏の眩しさ。
滝のような汗をかきながら粛々と標高を稼いでいくと、山頂前の見通しの開けるカヤト原に出た。眼下の廃墟となった玄岳ドライブインを、現役の十国峠レストハウスが稜線上から無情に見下ろしている。
2023年07月16日 12:54撮影 by  DSC-QX100, SONY
4
7/16 12:54
滝のような汗をかきながら粛々と標高を稼いでいくと、山頂前の見通しの開けるカヤト原に出た。眼下の廃墟となった玄岳ドライブインを、現役の十国峠レストハウスが稜線上から無情に見下ろしている。
玄岳山頂に到着。いつの間にか上空は早雲が流れて日差しを遮り、それを富士山が堰き止め続けているようだった。きっと道中暑い暑いと不平を漏らしていたので、さっそく神様が望みを叶えてくれたと思うことにしよう。
2023年07月16日 12:56撮影 by  DSC-QX100, SONY
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7/16 12:56
玄岳山頂に到着。いつの間にか上空は早雲が流れて日差しを遮り、それを富士山が堰き止め続けているようだった。きっと道中暑い暑いと不平を漏らしていたので、さっそく神様が望みを叶えてくれたと思うことにしよう。
今しがた登ってきた東の方向は晴れ渡ったままだったので、熱海・湯河原や真鶴の街並み、その奥に薄くたなびく三浦・房総半島などを遠望することが出来た。
2023年07月16日 12:57撮影 by  DSC-QX100, SONY
6
7/16 12:57
今しがた登ってきた東の方向は晴れ渡ったままだったので、熱海・湯河原や真鶴の街並み、その奥に薄くたなびく三浦・房総半島などを遠望することが出来た。
山頂一帯は風衝地となっているらしく、低山には似つかぬ涼しさを感じた。背の高い笹藪が強風に靡いて行先を覆い隠すなか、沼津アルプスの稜線や弧を描く田子の浦を手繰り寄せるように下山の途に着く。
2023年07月16日 13:18撮影 by  DSC-QX100, SONY
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7/16 13:18
山頂一帯は風衝地となっているらしく、低山には似つかぬ涼しさを感じた。背の高い笹藪が強風に靡いて行先を覆い隠すなか、沼津アルプスの稜線や弧を描く田子の浦を手繰り寄せるように下山の途に着く。
しかし伊豆スカイラインを越えても笹やススキの勢いは衰えず、ついには腰を屈めて潜り掻き分けて行くような藪道となった。逆さ富士で有名らしい氷ケ池も、風にざわめいて静まるところもない。
2023年07月16日 14:05撮影 by  DSC-QX100, SONY
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7/16 14:05
しかし伊豆スカイラインを越えても笹やススキの勢いは衰えず、ついには腰を屈めて潜り掻き分けて行くような藪道となった。逆さ富士で有名らしい氷ケ池も、風にざわめいて静まるところもない。
藪漕ぎに思いの外時間を取られてしまい、スケジュールにやや不安が生じ始めた。丹那側に駆け下っているうちにようやく植林帯に入ったが、足元は浮き石が多くてなかなかペースが上がらない。
2023年07月16日 14:19撮影 by  DSC-QX100, SONY
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7/16 14:19
藪漕ぎに思いの外時間を取られてしまい、スケジュールにやや不安が生じ始めた。丹那側に駆け下っているうちにようやく植林帯に入ったが、足元は浮き石が多くてなかなかペースが上がらない。
急いだ甲斐あって、最後に丹那断層公園を見学する余裕が出来た。意味もなく断層部分を跨いで仁王立ちしながら、汗が引き息が鎮まるのを待ってバス停に向かう事にしよう。お疲れさまでした。
2023年07月16日 14:51撮影 by  DSC-QX100, SONY
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7/16 14:51
急いだ甲斐あって、最後に丹那断層公園を見学する余裕が出来た。意味もなく断層部分を跨いで仁王立ちしながら、汗が引き息が鎮まるのを待ってバス停に向かう事にしよう。お疲れさまでした。
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