北信五岳を登るその1〔西岳 - 戸隠山〕

2023年07月16日(日) [日帰り]

• GPS: 10:28
• 距離: 11.8km
• 登り: 1,482m
• 下り: 1,429m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:20
• 休憩: 1:06
• 合計: 10:26

3:52 どんぐりハウス
5:36 5:36 望岳台
7:08 7:18 無念の峰
7:46 7:46 第一峰
8:19 8:28 西岳
9:02 9:17 本院岳
11:24 11:36 八方睨
11:45 11:48 戸隠山
11:59 12:07 八方睨
12:23 12:30 蟻の塔渡・剣の刃渡
13:03 13:04 百間長屋
13:12 13:12 五十間長屋
13:55 13:55 戸隠神社奥社
14:17 14:18 随神門
14:18 ゴール地点

天候

曇時々晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鏡池駐車場（汲み取り水洗トイレあり・綺麗）

コース状況／危険箇所等

難路です。鎖場多数。草で覆われて足元が見えづらい痩せ尾根やトラバース路を進むため要注意。落ちたらアウトが多い。

写真

7/15 14:54

前日夕方の鏡池

7/15 14:59

トイレはめちゃくちゃ綺麗
汲み取り水洗

7/15 15:05

登山口、ポストあり

7/16 4:37

くらいうちにスタートし、3回ほど渡渉
渡渉すぎてしばらくして崩落箇所あり

7/16 4:56

牧草地

7/16 5:03

登山道の表示は多数あり

7/16 5:12

このあたりはダケカンバの美しい森

7/16 5:35

山容がよく見える
急登が続く

7/16 5:35

それにしても複雑で面白いな地形と地質

7/16 5:36

7/16 6:12

最初の鎖場

7/16 6:13

2個目の鎖
良く整備されているなぁと感心

7/16 6:14

翌日登山予定の飯縄山も見える

7/16 6:14

まだまだ急登続く

7/16 6:31

可愛い白い花

7/16 6:33

凄い形状の岩壁

7/16 6:36

クマの遊び場の意味はよく分かりませんでした

7/16 6:37

次々と鎖場が出てきます

7/16 6:44

イブキジャコウソウ
かな

7/16 6:45

鎖の連続です

7/16 6:49

トラバースやルンゼの通過も多い

7/16 7:08

無念の峰到着
ゴゼンタチバナ群生
あちこちで見られました

7/16 7:09

あの辺が西岳の蟻の塔渡りっぽい

7/16 7:10

下ります

7/16 7:16

蟻の塔渡り
西岳の方は普通に歩けます

7/16 7:17

でも、こちらも落ちたらヤバい

7/16 7:17

渡ったらほぼ垂直に上がる

7/16 7:32

そろそろ西岳1峰が近づいてきた

7/16 7:33

7/16 7:34

ウスユキソウもよく見られました

7/16 7:35

シモツケもたくさん咲いてました

7/16 7:36

マツムシソウがもう咲いてました

7/16 7:44

あれが西岳本峰かな

7/16 7:48

ニッコウキスゲは盛りでした

7/16 7:50

オオバギボウシも多数

7/16 7:50

カラマツソウ

7/16 7:57

グンナイフウロ　だろうか

7/16 8:02

凄い岩尾根だ

7/16 8:03

西岳への尾根道は花がたくさんでした

7/16 8:09

テガタチドリ

7/16 8:25

西岳
このときはガスが上がってきてあまり展望が臨めなかった

7/16 8:32

ギザギザな稜線

7/16 8:34

激しくアップダウン繰り返す

7/16 8:36

ヨツバシオガマ

7/16 8:38

本院岳まであと一息

7/16 9:02

本院岳とうちゃく！

7/16 9:48

目指すは八方睨・戸隠山
蟻の塔渡りに人が見えた
ここからまた大下りしてからの登り返し

7/16 9:59

激下り

7/16 10:07

右は切れ落ちてるし、草かぶって足元見えないトラバース

7/16 10:21

まだまだ遠い

7/16 11:01

だいぶ近づいてきた

7/16 11:16

西岳を振り返る
楽しくもしんどいルートでした

7/16 11:21

八方睨

7/16 11:45

戸隠山

7/16 11:57

蟻の塔渡り

7/16 12:17

蟻の塔渡り

7/16 12:20

蟻の塔渡りの足元
ほぼ垂直に切れています

7/16 12:21

7/16 12:27

胸突岩を下ります

7/16 12:29

7/16 12:38

こちらもたくさんの鎖場

7/16 12:49

岩窟に登る

7/16 12:54

岩窟内から見下ろす

7/16 13:03

百間長屋

7/16 13:08

五十間長屋

7/16 13:08

五十間長屋の奥

7/16 13:54

戸隠神社奥社
参拝の方の長蛇の列が出来ていました

7/16 14:17

雰囲気のある参道

7/16 14:17

杉の巨木

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ヘルメット 携帯トイレ ハーネス ロックカラビナ スリング

共同装備

ロープ ロックカラビナ カラビナ スリング

感想

fujitac_ettoARUKU

友人に誘われて戸隠連峰西岳へ。
北信五岳を登りたいと、今回は広島から二泊三日の行程。
初日は移動のみで戸隠神社中社近くの民宿に泊まり、翌日「戸隠山」、最終日に「飯縄山」に登った後、広島まで帰る予定です。
ちなみに北信五岳は他に「斑尾山」「妙高山」「黒姫山」があります。

「戸隠山」と言えばまず奥社に上がって、難所「蟻の塔渡り・剣の刃渡り」を通って八方睨へ。その後、戸隠山から九頭龍山を経由して周回するのが一般的なルートです。
今回は友人のたっての希望で、鏡池から出発し、「西岳」「本院岳」「八方睨」、そこから「戸隠山」を往復して奥社へ降りる、より難度の高いルートに行ってみました。なかなかの難路で何本鎖場があるか数えきれません。鎖好きにはたまらんでしょう(笑)

綺麗なトイレもある鏡池駐車場からは、ひとまず100mあまり下り、途中沢の渡渉が3箇所ほど。増水してると厳しいです。その後、牧草地を抜けてしばらくは、ダケカンバやブナなどの美しい森を緩やかに登っていきます。
徐々に急登となり、やがて大きな岩壁と鎖が現れます。何度も鎖場を通過して、西岳1峰でようやく一息。
そこから西岳、本院岳、そして八方睨・戸隠山と縦走していきます。
鏡池からのギザギザな見た目通り、激しくアップダウンを繰り返すので、体力・精神力ともにすり減ります。落ちたら助かりそうもない切れ落ちた尾根やトラバースも多数あり、足元に草がかぶって見えにくいこともあって慎重に進む必要があります。
本院岳から八方睨の間が、疲れてきた頃の大下りからの登り返しで、体力的にも精神的にもきつくなってきます。
八方睨まで来れば一般的な戸隠山のルートに合流です。戸隠山まで往復して、鎖を下って剣の刃渡り・蟻の塔渡りからの下山です。下りの方がやはり難易度が高いので慎重に行きます。その後も胸突岩の下り他、鎖場多数。下って下って奥社に着いた頃にはヘトヘトです(笑)
今回、緊急時を考え、念のためロープを持って行きましたがメンバー全員岩場は得意なので結局使いませんでした。パーティーの力量に応じて装備の検討が必要です。
ルート的にはバリエーションではなく登山道難路です。整備状況は非常に良いと思いました。もちろん簡単ではないし、落ちたら助からない箇所が多数。エスケープもありませんので、行かれる際は慎重にご判断ください。

道中は夏の花がたくさん咲いていました。特に西岳あたりの稜線にはニッコウキスゲが多数咲いていて夏らしい花畑が見られました。花の山としても楽しめました。

※ログが随神門で切れていますが、そこから南下して鏡池まで戻れます。