北穂高岳 [至福の絶景を]
- GPS
- 18:31
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 1,847m
- 下り
- 1,862m
コースタイム
- 山行
- 3:06
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 3:41
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:00
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
首都圏から那須に転居をして半年が過ぎ、栃木や福島の山々に多く登るようになりました。それらの山の雰囲気もとても好きなのですが、本格的な夏の到来を迎えて、やはりアルプスの岩峰を歩いて見たくなりました。
幸い時間の自由度も増え、天候を見ながら山行計画を立てることも可能になっています。
思うのはやはり聖地、上高地であり、その中では未踏の北穂高岳を目指すこととしました。
青春18切符を利用し那須から松本まで普通列車で移動します。途中で用事があったため、松本着が深夜となってしまったため、初日は無理をせず、横尾山荘泊まりとしました。
午前9時頃ゆっくりと松本を出発し、11時ころに上高地に到着。やはりここは特別な地であり、山々の懐に帰ってきたという感覚になります。
時間はあるので岳沢湿原を散策しながら横尾を目指します。観光客も多いですが、美しい水と緑の景観はやはり他にはないものであり、ここにいること自体の幸福感を味わいながら歩を進めます。
横尾には3時前には到着。山荘の風呂に入って英気を養いました。
翌日も快晴。まずは涸沢まで歩を進めます。涸沢で給水できることがわかっているので、持参する水も最小限にできます。行く手には登るべき北穂高岳が見えてきて気持ちも高まってきます。
涸沢小屋から先はいよいよ北穂高岳への本格的な登りになります。南稜取り付きからは岩場の連続になるので気が抜けませんし、一直線の急な登りですのでとにかく一歩一歩、上にあがることだけを考えて進んでいきます。
どうにかこうにかほぼ予定の時間で山頂には到着しました。山頂についた瞬間に槍ヶ岳とご対面。思い描いた景色と出会うことができました。
ただ到着した瞬間には360度の大展望だったのですが、あれよあれよという間にガスが湧いてきて飛騨側の展望はなくなってしまいました。人も多くなってきましたので一旦山頂からは立ち去って小屋でゆっくりすることにしました。
翌朝も快晴。小屋のすぐ外から夜明け前の槍ヶ岳のシルエットが美しく見えます。山頂と小屋の間はほんの1,2分なので、朝食を挟んで何度も足を運ぶことができました。宿泊の皆さんは出発準備をしているのか、山頂には私一人しかいない時間もあり、大展望を独り占めして、心ゆくまで山座同定を楽しみました。
南側には奥穂高岳、北側には槍ヶ岳。日が昇る東側には常念岳。槍の左は薬師岳、鷲羽岳、水晶岳。槍の右には後立山連峰。中央アルプスや、南アルプス、八ヶ岳もみんなみんな見えています。
まさに至福の絶景を堪能しました。
名残を惜しみながらも下山を開始。慎重に岩場をこなし、上高地までの長い長い道のりを歩きに歩いて帰路につきました。
小屋泊まりではあるものの、難所もあるコースを単独でほぼ予定通りに歩き通すことができて安心しました。上りも下りもそれなりにつらいものですが、素晴らしいご褒美が待っていて、やっぱり山は最高です。これからも末永く山と付き合っていきたいものです。
ぜひ行ってみてください。
絶景と北アルプスのきれいな登山道、そして山小屋の美味しい食事が待っています!
正に『至福の絶景』ですね。遠出が難しくなってる身としては、ホント羨ましい限りです。
ここ北穂は槍穂は勿論、名立たる北アの山々が一望できるポイントですね。私も3回(うち2回は20世紀)登りましたが、幾度でも訪れたくなる場所、北穂の小屋に泊まって朝夕過ごせるなら猶更です。
“ダイヤの5”を撮ってから早や6年、あー、また行きたくなってきた!
これまでの山行の中でも最大級の絶景でした。
Papibanさんの6年前のレコも改めてじっくり読ませていただきました。
また山でお会いできたらと思います。
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