富士山
- GPS
- 14:22
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,467m
- 下り
- 2,436m
コースタイム
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 5:03
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 7:43
天候 | 初日曇り、二日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
御殿場口七合四勺・わらじ館
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
サングラス
カメラ
ヘルメット
|
---|
感想
小中高生を含む自然学級メンバー総勢26名での富士山アタック企画。
富士宮五合目からトラバースで宝永山を経由して御殿場ルートに合流するプリンスルート。
七号五尺の砂走館にて夜中1時の山頂に向けての出発まで一時休息を取る。ここまでは全員が大きな問題もなくたどり着いたが、緊張の糸が解けたのか、ここで高度障害の症状があらわれ、登頂を断念し待機する子ども達が何人か出始める。自分の娘もその一人。私自身は先月の弾丸富士登山で登頂していて今回は強い執着はなかったため、小学生の時以来の富士登山だという妻に登頂アタックの権利を譲り、自分は娘とともに居残ることにする。私の富士アタックも、ここで終わった
。。。かと思われた。
明け方になると、娘の体調も戻り、砂走館の前でご来光を一緒に望む。
さて、山頂アタック組が戻ってくるまで、まだしばらく時間があるから、もう一眠りしようかと布団に入りかけたのだが、んん? ちょっと待てよ。娘の体調は良くなっているし、途中まで登って引き返してきた大人のメンバーも何人か居て、必ずしも今ここに自分がいる必要はないことに気づく。今から大急ぎで登り始めたら、頂上付近で山頂アタック組と合流できるかもしれない!と思い立ち布団を飛び出る。なるべく早いペースで歩きたかったので、飲み物以外はほぼ手ブラの身軽な状態で、5時10分頃に山小屋を発って山頂を目指し始める。とは言え、さすがは富士山、身軽ではあってもペースを上げるのは容易くなく、休み休み頂上を目指すことに。それでも6時30分前には山頂に着いたので、それなりにハイペースではあったようだ。
山頂で、剣ヶ峰まで登って戻ってきたばかりの夜中出発組と会うことができ、その後、大急ぎで剣ヶ峰まで登って「日本一の男」になった証拠写真を撮って(執着がないと言っておきながら、やっぱり登りたかったんだねw)戻ってきたら、まだ下山口付近にいたので合流して以降は行動を共に。
砂走館まで降りてきて朝食を摂りつつ、待機組を拾って下山開始。下山は登ってきたのと同じ宝永山を経由して富士宮口に戻るグループと、大砂走りを駆け降りて新御殿場口まで降りるグループに分かれる。自分は大砂走り担当だったが、初日と違って二日目は天気が良かったので、さぞかし壮大な宝永山の姿が望めたことだろう、と若干別コースに後ろ髪を引かれる思いもしつつ。
さて、今回のメンバーで登頂できたのは大人(体調悪化した子どもに付き添った者は除く)と高校生3人全員、中学生3人中1人、小学生8人中4人。大人のなかには全員が登頂できなかったことについて残念がる声もあったが、個人的な感想としては、今回、こうしたサバイバルゲーム的な結果に終わったのは、参加した子ども達にとっては、むしろ、ものすごく貴重な体験になったのではないかと思っている。これぞ、The Mt.Fuji! これぞ The 人生! ある一人の子が下山後の振り返りの会で「正直、富士山を舐めていました」と発するにいたった経験がどれだけ今後の宝になることか。逆に全員がそつなく登頂して、「まぁ富士山といっても僕たちの手にかかればチョロいもんよ」という印象を抱いてしまうことが仮にあったとしたら、どれだけ今後の人生において害毒であることか。入念に備えても(状況によっては)達成できないこともある。ましてや備えすらせずに達成できることがあろうか。
実際に、頂上まで行けずに、帰宅してから号泣して、早くもリベンジを誓っている子もいると聞いている。親子のイベントとしては大成功だろう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する